【簡単に解説】ヒアルロン酸とは何?美容分野で使われるヒアルロン酸の効果も紹介
ヒアルロン酸は多くの化粧品に含まれています。しかし、成分は何でできているのか知らない人は多いでしょう。
この記事ではヒアルロン酸について簡単にわかりやすく解説。美容における必要性や効果についても紹介します。
ヒアルロン酸とは?
ヒアルロン酸とは、体内にもともとある保水成分です。
ねばねばとしたゼリー状のヒアルロン酸は細胞と細胞の間を満たしており、水分の保持だけでなくクッションのような役割を果たします。肌や軟骨、目の水晶体などに存在していますが、体内のヒアルロン酸のうち約50%は肌に集まっています。
肌のみずみずしさが保たれているのはヒアルロン酸の働きによるもの。シミやたるみを予防するためにも欠かせない成分といえるでしょう。
ヒアルロン酸の成分は「ムコ多糖」
ヒアルロン酸の成分はムコ多糖と呼ばれる物質の一種です。
ヒアルロン酸はムコ多糖のなかでも保水力に優れており、わずか1gのヒアルロン酸で6Lもの水を抱え込む力があるといわれています。
ヒアルロン酸と
コラーゲン・エラスチンの違いは?
ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンは、3大美容成分として耳にしたことがある人が多いでしょう。
これらの成分はどれも線維芽細胞により生成され肌に多く存在するという点では同じですが、実はそれぞれ肌における役割が異なります。肌へ水分を保持するのがヒアルロン酸。そのヒアルロン酸を肌にとどめるのがコラーゲン、コラーゲン同士を結び付けまとめるのがエラスチンの役割です。
そのため、たとえコラーゲンやエラスチンが十分に生成されていても、保水の役割があるヒアルロン酸がなければ肌のハリツヤは減少してしまうのです。
ヒアルロン酸は加齢により減少
肌の保水に関わるヒアルロン酸ですが、実は加齢により徐々に減少していきます。
20代まではヒアルロン酸の量はキープされているのですが、30代から少しずつ減少が始まり40代後半には大幅に減少。70代になると10代・20代のわずか20%程度の量になります。
加齢によるヒアルロン酸の減少は避けられませんので、早めのうちから外部から補うのがおすすめです。
ヒアルロン酸の美容における効果
ヒアルロン酸は肌の水分を保持するために欠かせない成分です。
ヒアルロン酸は加齢により徐々に減少していくため、外部から取り入れ補給することが大切です。
ここでは、ヒアルロン酸を各美容方法により取り入れたときの効果について紹介します。
化粧品
化粧水や美容液、乳液など、ヒアルロン酸を配合している化粧品は数多くあります。
ヒアルロン酸を配合している化粧品を使用すると肌表面の水分を閉じ込められるため、保湿効果が感じられるでしょう。ただし、一般的な化粧品に含まれるヒアルロン酸は分子が大きく、肌のなかへは吸収されません。保湿の効果が感じられるのは肌表面にとどまっている間だけですので、持続性を感じるのは難しいでしょう。
そのため、化粧品によりヒアルロン酸による美容効果を感じるためには毎日丁寧にお手入れする必要があります。
サプリメント
ヒアルロン酸を含むサプリメントを経口摂取しても、あまり効果は得られません。
なぜならヒアルロン酸を摂取した後は成分が分解されるからです。そのまま肌に定着するわけではないため、効果は感じにくいでしょう。ただし、サプリメントを分解したできた成分が腸管で吸収され、ヒアルロン酸の原材料となり、間接的にヒアルロン酸を増やす結果につながる可能性はあります。
注射による注入
ヒアルロン酸を肌内部に直接注入すると、効果を感じやすいです。
クリニックで適切な量注入することで、シワやたるみなど加齢による変化があった部位がふっくらと若返ります。そのほかにも、フェイスラインや鼻の形成にも効果的です。ただし、持続期間は永続的ではなく、注入時に痛みがあるなどの注意点もあります。
即効性ならヒアルロン酸注入がおすすめ
ヒアルロン酸の効果をできるだけ早く実感したい方には注射によるヒアルロン酸注入がおすすめです。
気になる部分に直接注入するため、化粧品やサプリメントと比べて効果を実感しやすいです。
ここでは、ヒアルロン酸注入がおすすめの部位や注意点を紹介します。
ヒアルロン酸注入が効果的な部位
ヒアルロン酸注入は肌をふっくらと若々しい印象にするだけではなく、気になる部分の形を整えるのにも適しています。
ここでは、ヒアルロン酸注入が特に効果的な部位について解説します。
口元や額のシワ
歳を重ねるにつれ口元のほうれい線や額にできる表情シワは深くなっていきます。シワが深くなると年老いた印象になり、実年齢より老けて見られる恐れも。ヒアルロン酸を真皮と皮下組織の間に注入することで、シワを内側から押し上げ目立ちにくくさせられます。
鼻を高くする
鼻筋が通っていると横顔が美しく見えるため、憧れる人も多いでしょう。しかし、手術で鼻を高くするのは費用も高いうえ怖くてなかなか決心がつきにくいものです。ヒアルロン酸を鼻筋に注射すればすぐに鼻を高くできます。手術をする前に「鼻が高くなるとどんな仕上がりになるのか確かめたい」という方にもおすすめです。
頬・涙袋の形成
頬や涙袋の形成にもヒアルロン酸注入が効果的です。頬をふっくらとさせると位置が上がったように見えるため若々しい印象に、涙袋を作ると目元が優しい印象になります。涙袋や頬の位置はメイクでも誤魔化せますが、すっぴんになると作っていたことがバレてしまいます。ヒアルロン酸注入ならすっぴんになっても印象が変わりにくいのがメリットです。
フェイスラインの形成
顔を横から見たとき、鼻先と顎を結んだ線より唇が内側にあるのが理想的なEラインです。ヒアルロン酸をフェイスラインに注入し顔のバランスのバランスを整えることで、理想のEラインに近づけます。
唇のボリュームアップ
唇の厚さは生まれつきのもので、自力でふっくらさせることは難しいです。また、加齢により徐々にボリュームが失われることも。ヒアルロン酸を注入すると唇がほどよく盛り上がり、セクシーで魅力的な唇になれるでしょう。
ヒアルロン酸注入の副作用
ヒアルロン酸注入は多くのメリットがありますが、治療の際には下記の副作用が生じる可能性があります。
- 内出血
- 赤み
- 腫れ
- かゆみ
ヒアルロン酸注入は注射で行うため、内出血する恐れがあります。
1週間程度で目立たなくなりますが、気になる方はマスクなどで隠すのがおすすめです。また、ヒアルロン酸注入した部位は赤みや腫れ、かゆみが生じる恐れがあります。治療後は血行促進を防ぐため、飲酒や激しい運動などは控えましょう。
症状が気になるときは患部を冷やすと和らぎます。
ヒアルロン酸注入の持続期間
ヒアルロン酸注入の効果は永続的ではありません。
注入したヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されていきます。持続期間は使用する製品や部位によって異なりますが、一般的には半年~2年程度です。できるだけ効果を長持ちさせたいときは、高分子・低分子のヒアルロン酸を配合している製品を選びましょう。
たとえば渋クリで使用できるジュビダームビスタシリーズは、よくある製品より1年以上効果が持続するといわれています。仕上がりも自然なため、ヒアルロン酸注入が初めての方にもおすすめです。
ヒアルロン酸注入の注意点
ヒアルロン酸注入は美容医療のなかでも比較的な治療ですが、注意点もあります。
施術の前に確認しておきましょう。
痛みがある
ヒアルロン酸注入は注射で行うため、施術中に痛みを感じる恐れがあります。渋クリではオプションで表面麻酔や局所麻酔薬入りの無痛ヒアルロン酸を選べます。痛みに不安がある方はご利用がおすすめです。
チンダル現象が起こる可能性がある
チンダル現象とは、ヒアルロン酸が透けて肌が青っぽく見える現象のことです。目の下など皮膚が薄い部分にヒアルロン酸注入した際に発生する恐れがあります。施術部位にチンダル現象が起きないか不安な方は事前に相談しておきましょう。
ヒアルロン酸を注入し、
若々しい肌を保ちましょう
ヒアルロン酸は肌の保水に欠かせない成分ですが、加齢により徐々に減少していきます。そのため、若々しくハリのある肌を保つには外部からヒアルロン酸を取り入れることが欠かせません。
化粧品やサプリメントで補う方法もありますが、即効性を重視するならヒアルロン酸注入がおすすめです。口元のほうれい線やおでこのシワを目立ちにくくするのはもちろん、涙袋やフェイスラインの形成にも利用できます。
渋クリでは無料のカウンセリングを行っていますので、より美しい肌や顔のバランスを目指したい方はご相談ください。
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