顔へ脂肪注入をしたときの効果&ダウンタイムは?10年後の経過と後悔しないコツ

脂肪注入は、自分の脂肪を顔に注入してシワやくぼみを改善する施術です。自然な若返り効果が期待でき、持続性や安全性にも優れています。

本記事では脂肪注入の効果、メリット・デメリット、ダウンタイムや経過について詳しく解説します。

監修者
新宿院 院長
野口 なつ美
目次

脂肪注入とは

脂肪注入とは、自分の体から吸引した脂肪を肌の下に注入し、深いシワやくぼみを改善する施術です。自身の組織を利用するためアレルギー反応のリスクが低く、安全性が比較的高いとされています。

顔への脂肪注入は、ほうれい線や目の下のくぼみ、額のシワなどが対象です。自然な方法でアンチエイジングをしたい方や、若々しい印象を目指す方に適しています。

顔へ脂肪注入を行う効果

顔への脂肪注入には、老け顔の改善や自然なふくらみを得られるといった効果があります。

ここでは具体的な特徴を解説します。

老け顔の解消

顔への脂肪注入は、老け顔の改善に効果的です。

老け顔になる要因の一つが皮下脂肪の減少や位置の変化です。加齢によって脂肪が重力で下に移動したり、減少したりすることで、こめかみやおでこ、頬、目の下などにくぼみが目立ちやすくなります。

また、下がった脂肪が口元やフェイスラインに移動すると、たるみが生じやすくなります。脂肪注入により減った部分に脂肪を補うことで、ふくらみを取り戻し、若々しい印象を与える効果が期待できます。

自然なふくらみを得られる

脂肪注入は自分のお腹や太ももから吸引した脂肪を使うため、自然な仕上がりになりやすい施術です。注入した脂肪のうち30〜50%は組織に定着し、定着後は吸収されにくく長持ちします。

ヒアルロン酸など人工物を注入する施術では、時間とともに効果が薄れたり、不自然に見えたりする可能性があります。これに対して脂肪注入は自身の組織を利用するため、表情の変化に影響されにくく、自然なふくらみを維持しやすいのが特徴です。

顔へ脂肪注入を行うメリット・デメリット

脂肪注入には良い点もあれば注意すべき点もあります。

施術を検討する際は、両面を理解することが大切です。

脂肪注入のメリット

  • 半永久的な効果が期待できる
  • 部分痩せができる可能性がある
  • アレルギーのリスクが低い

脂肪注入の大きなメリットは、半永久的な効果が期待できることです。自己脂肪を注入するため、定着すれば3〜5年、場合によっては半永久的に効果が持続します。

また、お腹や太もも、二の腕などから脂肪を採取するため、採取部位が細くなる効果を実感できる方もいます。さらに自己組織を利用するため、アレルギーのリスクが低い点も安心材料です。人工物の注入に抵抗がある方に適した選択肢といえます。

脂肪注入のデメリット

  • 脂肪吸引が必要
  • 痛みがある
  • ダウンタイムがある

自身の脂肪を採取する必要があるため、脂肪吸引が必須です。

脂肪はカニューレと呼ばれる器具で吸引されます。脂肪吸引が不安を感じる方はヒアルロン酸注入など別の施術を検討しましょう。また、吸引や注入に伴い痛みが生じることもあります。施術中は麻酔を使用し、術後には鎮痛剤も使います。さらに、脂肪が定着するまでの間は腫れや内出血といったダウンタイムがある点も理解しておく必要があります。

顔に脂肪注入をしたときのダウンタイム

顔の脂肪注入では、脂肪を吸引する部位と注入する部位の両方にダウンタイムが発生します。どちらのダウンタイムも長引く場合や症状が悪化する場合には、必ず施術したクリニックに相談しましょう。

【脂肪吸引のダウンタイム】

  • 内出血…1~2週間ほど
  • 腫れ…1~2週間ほど
  • むくみ…1カ月ほど
  • 痛み…1週間ほど

脂肪の吸引量によるが、内出血が目立ちやすいです。腫れは施術後3日ほどでピークを迎え、1カ月をかけてむくみが改善していきます。痛みは筋肉痛に似ており、回復とともに弱まります。

【脂肪注入のダウンタイム】

  • 内出血…1~2週間
  • 腫れ…1週間ほど
  • むくみ…1カ月ほど
  • 痛み…2~3日

注入の際に毛細血管が傷つくと内出血が生じ、青紫から黄色へと変化しながら治っていきます。腫れは2〜3日後がピークで、1週間ほどで落ち着きます。むくみは1カ月ほど続くことがあります。まれにしこりができることもありますが、時間の経過とともに自然に馴染むケースが多いです。

顔の脂肪注入後のダウンタイムの経過

【脂肪注入の経過例】

スクロールできます
顔全体への注入施術直後…顔が一回り大きく見える
2~3日後…腫れのピーク
1週間後…針穴の赤みがやや気になる
1か月後…脂肪が馴染みはじめ、自然なラインが出来上がり始める
額への注入施術直後…腫れや痛みが生じる。内出血はメイクで隠せる傾向
2~3日後…腫れのピーク。痛みが治まり始める方もいる
1週間後…痛みや腫れが和らぎ、内出血の色が黄色へ変化する
1か月後…脂肪を注入した部位の肌に脂肪が馴染み、柔らかくなる
目の下への注入施術直後…腫れ、痛みなどが生じる
2~3日後…腫れのピーク
1週間後…内出血、腫れ、痛みが和らぐ。メイクをすれば気づかれない程度に回復
1か月後…むくみが取れ始める

部位や採取方法によって経過は変わります。安心して施術を受けるためには、事前に医師へ確認し、不安を解消しておきましょう。

顔の脂肪注入の術後の
定着率を上げるコツ

脂肪の定着率を高めるためには、術後の過ごし方が大切です。

以下は一例ですが、必ず医師の指示を優先してください。

代謝を上げる行動はしない

術後に激しい運動やサウナ、ホットヨガなど代謝を高める行動は控えましょう。代謝が活発になると、注入した脂肪が吸収されやすくなります。

【代謝を上げる行動の例】

  • 激しい運動
  • ホットヨガ
  • サウナ
    など

顔に刺激を与えない

施術部位には極力刺激を与えないように意識してください。口を大きく開けて笑う、頻繁に喋るなど表情筋を過度に動かすと、脂肪が安定せず定着しにくくなります。

また、注入部位を触ったりマッサージしたりするのも避けましょう。脂肪が壊れたり形が崩れたりする恐れがあります。

【刺激となる行動の例】

  • 大きな口を開けて笑う
  • 頻繁なおしゃべり
  • マッサージをする
  • 注入した部位を頻繁に触る
    など

タバコを吸わない

施術後の喫煙は脂肪の定着率を下げる恐れがあるため、控えましょう。タバコのニコチンには血管を収縮させる作用があります。注入された脂肪は、周りの血管と結びつき栄養をもらい定着するため、ニコチンにより血液供給量が減ると定着が難しくなるのでs。

ダイエットをしない

ダイエットにより体が栄養不足になると、体に十分な栄養が行きわたらず脂肪の定着を阻害する恐れがあります。脂肪細胞の再生には十分なエネルギーが必要なため、術後はバランスの取れた食事を心がけましょう。

顔の脂肪注入に関するよくある質問

ここでは顔の脂肪注入に関するよくある質問に回答します。

顔への脂肪注入は10年後も効果がある?

施術後10年経つと、注入部位に変化が生じる可能性があるため、効果が実感できない方もいるでしょう。

脂肪の定着率は個人差があるうえ、10年の間に体系の変化や加齢による肌の弾力性の低下などによる影響を受けます。体重の減少により脂肪が減り効果が得られなくなったり、体重の増加により脂肪が膨らみ、注入した部位が目立ちやすくなったりするのです。美しい状態を保つために、経過観察を欠かさず、定期的に医師の診察を受けましょう。

脂肪注入で後悔はしない?

後悔する・しないは個人差があります。脂肪注入で後悔しやすいのは以下の原因でイメージ通り仕上がらなかったときが多いです。

【脂肪注入で後悔する原因】

  • 顔がパンパンになった
  • 脂肪が定着しない
  • 脂肪が固まった 

多くが時間の経過で改善しますが、一方で入れすぎや不適切なケアが原因となる場合は改善が見られないこともあるでしょう。脂肪注入で後悔しないためには、施術前のクリニック選びが大切です。いきなり契約はせず、まずは無料カウンセリングなどで医師とスタッフとの相性を確認してください。症状に合わせてほかの施術を紹介する、施術によるデメリットをしっかり説明する施設だと安心です。さらにアフターフォローのあるクリニックなら、施術後のトラブルを相談しやすいでしょう。

脂肪注入は
肌の悩みの改善の助けになります

顔への脂肪注入は、自己脂肪を利用することで自然な若返り効果を得られる施術です。

ほうれい線や目の下のくぼみ、額のシワなどを改善し、ふっくらとした若々しい印象を取り戻せます。定着すれば長期的な効果が期待でき、人工物を使わない点も安心材料です。

一方で、脂肪吸引が必要になることやダウンタイムの存在といったデメリットも理解しておく必要があります。術後の生活習慣が定着率に影響するため、医師の指導を守ることも重要です。信頼できるクリニックで相談し、自分に合った方法を選ぶことが後悔しないポイントになります。

渋クリでは無料カウンセリングを実施しています。一人一人に合った施術をご提案しますので、まずは気軽にご相談ください。

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