マリオネットラインの原因と消し方・筋トレや美顔器で即効改善できる?

マリオネットラインが目立つと気になり、即効で消す方法を知りたいと思うでしょう。消し方にはヒアルロン酸注入や筋トレ、美顔器などが考えられます。

この記事では改善する効果が見込める方法を説明します。マリオネットラインが若いのにできる原因や、ほうれい線との違いも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

監修者
新宿院 院長
野口 なつ美
目次

マリオネットラインとは

マリオネットラインは、顎から唇の両側に向けて伸びる線のような溝です。

腹話術で使用する操り人形の口元に似ているところから呼ばれるようになりました。ほうれい線と間違われやすいですが、ほうれい線は口角の外側から鼻の両脇にかけてできる線のような溝です。ほうれい線の下にマリオネットラインができたり、二つの線がつながってしまったりすると、より老けた印象を与える可能性があります。

化粧で隠すのが難しい部位のため、マリオネットラインを消して若々しい印象のある表情を取り戻したい方も多いでしょう。

マリオネットラインができる原因

マリオネットラインができる主な原因は、肌にハリをもたらす成分の減少や筋肉の衰えなどが考えられます。

ハリを維持する成分の減少

肌にハリをもたらすコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などが減少し、弾力が失われると脂肪を支えるのが難しくなり、肌がたるみ、溝が生じやすくなります。

肌のハリを保つ成分が減少する原因は以下が考えられます。

  • 加齢
  • 紫外線
  • 乾燥

加齢により肌のハリが失われ、脂肪を支えきれずに肌がたるむとマリオネットラインができます。紫外線は真皮まで届き、肌のハリを保つ弾性繊維にダメージを与え、肌にハリがなくなり、たるみやすくなるリスクがあるでしょう。

肌の乾燥は肌内部の水分を保水する力の低下を招き、ハリを保つ成分が減少し、肌に溝ができやすくなる恐れがあります。

筋肉の衰えや硬化

マリオネットラインが生じるのは、筋肉の衰えや硬化が関係しています。

首から口元にかけて伸びる広頚筋が衰えると、広い範囲の肌が垂れ下がり、口元に溝ができやすくなります。顎から口角にかけて伸びる口角下制筋は口角を引き上げる力がありますが、筋肉が衰えてしまうとマリオネットラインが目立つ可能性があるでしょう。

歯を食いしばる、歯ぎしりが習慣になっている方は、口角下制筋に力が頻繁にかかり筋肉が硬くなるため、口角が下がり目立ちやすくなります。かみ合わせが悪い方は、口まわりの筋肉のバランスが悪くなり、片方の筋肉だけが衰えて線が生じるケースもあるため注意が必要です。

姿勢の悪さ

姿勢が悪いと全身の筋肉のバランスが乱れて口元の筋肉に緩みが生じ、マリオネットラインが目立ちやすくなります。

前傾姿勢になると表情筋に力が入りにくくなり、筋肉が衰えやすくなるリスクがあるうえ、ストレートネック、猫背、下を向く時間が長い方も影響を受けやすいため気をつけてください。姿勢が悪いと筋肉が正しく使われないため筋肉が硬くなり、肌に栄養が送れず、マリオネットラインができやすくなります。

筋肉が硬くなるとそれをとりまく血管の柔軟性がなくなり、血流が悪くなります。血流が悪くなると肌に必要な栄養素や水分が行き届かなくなり、肌のハリが失われたるみやすくなるでしょう。

マリオネットラインを予防する
セルフケア

紹介するセルフケアの効果の現れ方は個人差があります。

また、少しでも肌や体に異変を感じたら中止してください。

適切なスキンケア

適切なスキンケアにより肌を乾燥や紫外線から守ると、マリオネットラインの予防につながります。肌の保湿を徹底し、化粧水の後は乳液やクリームを使用して潤いを逃がさないようにしましょう。

以下のような成分が含まれている商品を選ぶと良いです。

  • ヒアルロン酸
  • グリセリン
  • セラミド
  • ナイアシンアミド
  • ビタミンA誘導体
  • ビタミンC誘導体
    など

紫外線は年中降り注いでいるため、日焼け止めの使用や帽子、長袖の着用を心がけます。適切なスキンケアがマリオネットラインの予防につながります。

口のまわりの筋トレ

口のまわりの筋肉を意識して動かすことにより、マリオネットラインが目立ちにくくなる可能性があります。ただし、トレーニングをやりすぎると筋肉がダメージを受ける恐れがあるため、やりすぎないようにしましょう。

・顎から口元に伸びる筋肉

  1. 口角の両側に中指と人差し指を置き、筋肉を軽くほぐす
  2. 指を少しずつ下に移動させながら、顎の骨までほぐす

・口のまわり、頬の筋肉

  1. 唇を小さくすぼめ、前に突き出し5秒保つ
  2. 唇を引き締めたまま、顔の左側、右側へ動かし、それぞれ5秒保つ

毎日3回ほど行うと良いです。

・首から口元にかけて伸びる筋肉

  1. 背筋を伸ばして座り、視線が真上になるようにゆっくり頭を動かす
  2. 1の姿勢を維持したまま、唇を突き出し、5秒保つ
  3. 2の姿勢を維持したまま、頭を左、右へ傾け、それぞれ5秒保つ
  4. 頭をゆっくり正面へ戻す

首を傷めないように注意しながら行ってください。

人と話す、映画などを見て笑うだけでも口まわりの筋肉が動き、トレーニングになります。日常生活の中で意識して筋肉を使うようにすると良いです。

肌の血流の改善

滞った血流を改善し、肌へ水分や栄養を行き渡らせるだけでなく、フェイスラインにたまる老廃物は異物を流す効果が期待できます。

・老廃物を流す方法

  1. 両耳を、中指と人差し指で挟む
  2. フェイスラインを挟むように手のひらをあてる
  3. 顔を小さく回すイメージで両手を動かす

寝る前や仕事の休憩時間など、隙間時間に行うと良いです。

血流の悪化は、姿勢の悪さや生活習慣の乱れが原因のケースがあるため、日常生活を見直す方法もあります。

マリオネットラインの消し方

マリオネットラインをセルフケアで消すには時間がかかるうえ、セルフケアを誤ると溝が深くなる可能性もあるため、専門家による治療が大切です。

ここでは渋クリの治療方法を紹介するため参考にしてください。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸はムコ多糖類から成り立つ、肌のハリを保つ役割をもつ物質のひとつです。保水性が高く、500㎖のペットボトル12本分の水分を保持できるとされています。

ヒアルロン酸注入により肌を内側から持ち上げると、マリオネットラインが目立たなくなる効果が期待できます。注射での注入のため切開の必要はなく傷跡が小さくてすむのもメリットです。時間の経過と共に体内に吸収されるため、効果を持続するためにも継続した治療を行うと良いです。

HIFU

HIFUは超音波によって生じた熱エネルギーを肌の奥まで届ける治療方法です。

熱エネルギーによるダメージから回復する過程でコラーゲンの生成が促され、肌のハリツヤがアップします。加齢による肌のたるみやしわの改善に効果が期待できる治療方法で、施術時間が10分~15分と短く、痛みやダウンタイムが少ないのも特徴です。

スプリングリフト

スプリングリフトは、肌の内側に糸を入れても持ち上げ、肌のたるみを改善する方法です。糸についているコグがたるみを強力に引き上げるため、フェイスラインをシャープに整える効果があります。

マリオネットラインが生じた主な原因が、肌のたるみだと考えられる方に効果が見込める方法です。切開をせずに糸を挿入できるうえ、抜糸の必要がありません。糸の効果は3~5年ほど続くため、フェイスラインを自然なかたちで長期間維持できます。

マリオネットラインに関する
よくある質問

ここではマリオネットラインに関するよくある質問に回答します。

即効でマリオネットラインを消す方法はある?

マリオネットラインを即効で消すのならクリニックでの施術を受ける方法があります。

マリオネットラインができた原因を探り、個々の症状に合わせた最適な治療方法を提供しています。ヒアルロン酸注入や糸を挿入するリフトなど、施術後にすぐに効果が実感できる方法なら変化が分かりやすいでしょう。

マリオネットラインは美顔器で消える?

マリオネットラインを美顔器で完全に消すのは難しいです。

市販の美顔器には超音波や高周波を利用したものなど、さまざま機能がありますが、家庭用の機器のため効果は弱く、消すのは難しいです。また、肌は刺激を受けると、ダメージから守るためにメラニン色素を生成するため、美顔器は使い方を誤ると肝斑や色素沈着が悪化するリスクもゼロではありません。

若いのにマリオネットラインができるのはなぜ?

マリオネットラインを美顔器で完全に消すのは難しいです。

マリオネットラインは40代頃から気になる方が増える傾向がありますが、なかには若い頃から目立つ方もいます。若い方にマリオネットラインが目立つ理由は以下の通りです。

  • スキンケア対策が不十分
  • 猫背
  • かみ合わせが良くない
  • 笑う機会が少ない
  • 体重の急激な減少・増加

肌のハリはスキンケア不足や姿勢、かみ合わせの悪さが影響するだけでなく、あまり笑わないなど表情筋を動かす機会がない方は若い頃から目立ちやすくなります。急に痩せると脂肪がなくなりすぎて肌にハリがなくなり、急に太ると脂肪がつきすぎて肌がたるみ、マリオネットラインができやすくなります。

マリオネットラインを
改善するならクリニックへ

マリオネットラインができる主な原因は、肌にハリをもたらすコラーゲンやエラスチンの減少や、加齢による筋肉の衰えや硬直です。若いのに目立ちやすい方は、スキンケア対策不足や姿勢などによる影響が考えられます。

肌に溝を作らないためにも、表情筋を動かす習慣や適度な筋トレを取り入れ、肌の保湿や紫外線対策、血流の改善などが予防に役立ちます。

マリオネットラインが目立ち始めると、美顔器などのセルフケアによる即効改善は難しいです。肌の変化にお悩みの方は渋クリの無料カウンセリングまでお越しください。肌トラブルを改善し、笑顔で毎日を過ごせるように日々努力をしています。

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