胸毛脱毛の回数や値段はどれくらい？メリットや注意点についても解説

男性にとって胸毛は処理するべきか悩ましい症状の1つです。また、処理する方法は沢山あるのでどの方法を選ぶか迷ってしまいます。脱毛は方法によって効果が大きく違うので、事前に十分な知識をつけることが大切です。

この記事では胸毛脱毛に必要な回数や値段、メリットや注意点について解説します。

胸毛が濃くなる理由

男性の胸毛が濃くなる原因はテストステロンという男性ホルモンと遺伝の主に2つがあると考えられています。

毛には、頭髪などの硬くて黒い毛である「硬毛」と、細くて柔らかい「軟毛」という種類があります。軟毛は、いわゆる産毛ですが、この軟毛のなかには、男性ホルモンの影響を受けて硬毛に生え変わる毛があります。これは「性毛」と呼ばれ、胸毛が該当します。

思春期以降に男性ホルモンの量が増えると産毛が太く濃く成長し胸毛となっていきます。そのため、男性ホルモンが多い人は胸毛が濃くなります。男性ホルモンの量は生活習慣や食事など様々な要素に影響を受けますが、特に、男性ホルモンを生成する5αリダクターゼという酵素の量は遺伝の影響が大きいため、遺伝も胸毛の濃さに関連することがわかっています。

胸毛脱毛のメリット

• 女性からの好感度を得られる
• 衛生的な状態が保ちやすくなる
• 露出の多い服でも自信をもって着られる

胸毛が濃いことに悩んでいても、実際に脱毛に踏み切るのは大きな決断です。ここでは胸毛脱毛をする3つのメリットを紹介します。

女性からの好感度を得られる

濃い胸毛は男性的で魅力的に見える場合もあり、外国では気にしない、もしくはあった方が良いという女性もいます。

しかし、日本人は外国人ほど胸毛が似合わない傾向がありますし、日本の女性で苦手に思っている方も少なくありません。実際に胸毛に関して「どちらでもよい」という女性は少数派で、シャツからはみ出るほどの胸毛は不快に感じたり、海やプールなどでも濃い胸毛を嫌がる人もいます。

ツルツルした胸元はそれだけで印象がよくなるので、女性からの好感度を上げたい男性は胸毛にも注意を払う必要があります。

衛生的な状態が保ちやすくなる

胸毛が濃い場合、汗や皮脂などの汚れがたまりやすく、湿った環境になりがちなので雑菌が繁殖する原因にもなります。このような汚れや雑菌はニオイやかゆみ、炎症などのトラブルの原因になってしまいます。

また、毛の処理の仕方によっても肌の状態は変化します。除毛クリームでは皮膚への刺激、カミソリでは角質を削る作用によって、肌に少なからずダメージを与えてしまいます。このような肌へのダメージは皮膚のバリア機能の低下によって炎症の原因となってしまいます。

一方で、胸毛脱毛では、日々のケアが不要になるので肌への刺激が少なくなり、衛生的な環境を保つことが可能です。

露出の多い服でも自信をもって着られる

胸毛が濃いコンプレックスがある方は、胸元があいた露出の多い服を着ることに抵抗感があると思います。

自分ではそれほど気にしていなくても、多くの女性は胸毛に不快感があるので、視線が気になり始めたり、周囲から指摘される場合もあるかもしれません。そのため、胸毛があるうちはこのような服装は避けることが無難です。一方で、カミソリなどのセルフケアでは毛穴が目立ったり、肌の赤みが出てしまうこともあるので、別の悩みが生じてしまいます。

脱毛をしてツルツルの肌を手にいれることで露出の多い服でも自信をもって着ることができます。

胸毛脱毛のデメリット

• 施術中に痛みを感じる場合がある
• 脱毛期間中は日焼けが出来なくなる

胸毛脱毛ではメリットばかりではなく注意する点もあります。ここから胸毛脱毛のデメリットについて解説します。

施術中に痛みを感じる場合がある

医療脱毛は、黒い色素（メラニン）に反応する波長のレーザーを照射する治療です。レーザーが毛にピンポイントで反応し、熱を発することで、毛根にある細胞を破壊して脱毛を促します。

また、医療脱毛は永久脱毛のためエステで行っているレーザーと比べて出力が大きく、施術中に痛みを感じる場合があります。しかし、痛みを和らげる方法として、クーリングや照射方法の変更などがあるのでご安心ください。痛みの感じ方は部位によって異なりますし、人それぞれで違います。

治療を受ける前に痛みに対する対策について相談・確認することが大切です。

脱毛期間中は日焼けが出来なくなる

日焼けは肌にとってやけどと同じ状態ですので、脱毛期間中の日焼けは控える必要があります。

日焼けは、肌がダメージを受けている状態です。そのため脱毛の前後に日光浴を行ってしまうと、肌荒れの原因になる可能性があります。また、肌が黒くなると肌にもレーザーが反応してしまう場合があります。レーザー脱毛は、毛の黒い色素に反応して脱毛に働きます。日焼けで黒くなってしまうと肌にも反応してしまい、痛みを感じたり、効果が弱まる恐れがあるので、日焼けはなるべく控えるようにしましょう。

胸毛脱毛の方法

胸毛を脱毛しようと考えた場合、様々な方法が思い浮かぶと思います。ここから胸毛脱毛の方法について解説します。

脱毛クリニック（医療脱毛）

医療脱毛は医療用の脱毛器である「医療レーザー」を使用して脱毛を行います。レーザーを照射することで、毛根組織を完全に破壊することができるため、脱毛効果が非常に高く、短期間で脱毛が完了します。また破壊した毛根から毛が生えてくることはほとんどないので、永久脱毛が可能です。医療レーザーのデメリットとして、エステの脱毛に比べ、痛みを感じやすいという点があります。しかし、クーリングや照射方法によって痛みを和らげる方法がありますし、近年では、痛みを感じにくい医療レーザーを使用しているクリニックもあります。また万が一肌トラブルがあった場合にも、クリニック専属の医師が、すぐに対応してくれます。

脱毛サロン

脱毛サロンでは、「フラッシュ脱毛」という方法を用いて脱毛を行います。

この方法は、毛根にダメージを与え、毛を生えにくくする効果がありますが、医療レーザー脱毛とは異なり、毛根を完全に破壊することはできません。そのため、「抑毛・減毛」を目的としています。1回の照射パワーは弱く、効果が低いのですが、繰り返し照射を行うことで十分な効果が得られます。また、毛量が少ない方では短期間で効果が期待できることもあります。

また、フラッシュ脱毛は、痛みが少なく、コストも安いというメリットがあります。このため、脱毛のコストを抑えたい方や痛みが苦手な方、毛量が少ない方におすすめの脱毛方法となっています。

ブラジリアンワックス

ブラジリアンワックス脱毛とは、はちみつや砂糖などの天然素材がベースになっているワックスを使用し、毛を毛根から引き抜いて処理する脱毛方法です。

胸、ワキ、顔だけではなくデリケートゾーンなど多くの部位に使用することができます。メリットとしては、一気に脱毛することができるため、直後から効果を実感できることです。また、肌にワックスを密着させるため古い角質や産毛を一緒に処理することができます。

一方、デメリットとしては、ワックスを剥がす際に痛みが強いことがあります。また、毛根から引き抜くことで皮膚への負担を生じ、肌の赤みや痛み、黒ずみの原因になる可能性があります。さらに、脱毛効果は一時的なので、定期的な処理を必要とします。

一時的な処理であれば効果的な方法ですが、適切な間隔をあけての施術や、施術後の保湿などのスキンケアが必要であることに注意してください。

除毛クリーム

除毛クリームは「毛を溶かして除毛するクリーム」です。除毛クリームを除毛したい場所に塗りこみ、商品に記載されている時間である5-10分ほど放置しから洗い流すだけで簡単にムダ毛を処理することができます。

カミソリやシェーバーのように刃物で肌を傷つけることがないので、肌への負担も少ない上に、処理後にチクチクしないというメリットがあります。しかし、除毛クリームは、肌に直接塗るため、敏感肌の人は使用後のヒリヒリ感やかゆみ、赤みが出てしまう場合があります。また使用した後には、必ず保湿剤を使って肌を保湿することが必要です。

家庭用光美容器

家庭用に簡単に使用できるように出力を調整した器械で光を照射することで、毛根へダメージを与え、脱毛を促す器械です。

自宅で使用できることから、クリニックやサロンに通うことが面倒という方や費用を抑えたいという方を中心に選ばれています。しかし、医療用ではないため永久脱毛の効果はなく、エステで使用される機械に比べて出力が弱いことから効果も弱く、減毛、抑毛の作用となります。

光式や、熱線式、ローラー式など様々な種類があり、特徴も異なりますが、確実な効果を期待したければクリニックやエステでの施術がおすすめです。

クリニック脱毛とサロン脱毛の違い

	クリニック（医療脱毛）	サロン
脱毛方式	レーザー	光
施術者	看護師資格保持者	エステティシャン
通う回数	6～12回	8～11回
費用	15～23万円	8～12万円
効果の持続	永久	永久ではない
痛み	少々あり	ほぼ無し

医療脱毛とサロンでの脱毛を比較すると通う回数、効果の持続の点では医療脱毛に利点があります。一方で、サロンでの脱毛は費用が安く、痛みが少ないという利点があります。

医療脱毛はサロンで使用する器械よりも出力が強く、毛根を確実に破壊することができるのでこのような違いがあります。早く、永続的な効果を期待したい方は医療脱毛を選択することをお勧めします。

胸毛脱毛をクリニック・サロンで行う際の注意点

• 脱毛当日の飲酒、入浴、激しい運動は控える
• 脱毛期間中は保湿を丁寧に行う
• 毛抜きを使った脱毛はしない
• 脱毛期間中は日焼けをしない
• 薬を服用している場合は医師に相談する

胸毛脱毛の注意点は施術前後の血行が良くなる行為や皮膚へのダメージを避けることと、施術後はケアを徹底することです。

脱毛当日の飲酒、入浴、激しい運動は血行がよくなり、脱毛後の肌に赤みやかゆみを生じる原因となるので控えてください。また、脱毛後は肌が過敏になって乾燥しやすくなっているので、保湿を行いましょう。さらに毛抜きを使っての脱毛や日焼けは皮膚へのダメージを与えてしまい、肌荒れの原因になるので行わないようにしてください。加えて薬を服用している場合には、施術可能かを医師に相談することが必要です。

胸毛脱毛をするなら永久脱毛の医療脱毛がおすすめです。

男性にとって胸毛は男らしさの象徴である一方で、清潔感や女性からの好感度の点では処理した方が望ましいと言えます。

胸毛脱毛によって、女性からの好感度を高められるほか、衛生的な状態が保ちやすくなりますし、ファッションも楽しめるようになるなど多くのメリットがあります。

しかし、脱毛の方法はたくさんあるので、どの方法を選択するか迷われる方が多いです。セルフケアは簡単な方法ですが、処理に伴うチクチク感や肌荒れなどのデメリットがあり、エステでの脱毛、医療脱毛が人気です。特に医療脱毛は費用や痛みの点でデメリットはありますが、短期間に施行でき、永久脱毛が可能です。

胸毛脱毛をしてツルツルの肌を手に入れたいと考えている方はぜひ一度ご相談ください。