ポテンツァはシミに効果がある?シミ取りの間隔と同時に治療を行う方法

シミ取りを検討するとき、ポテンツァが候補に入る人は多いです。ポテンツァは、マイクロニードルを肌に刺して高周波を照射し、肌の傷を修復する能力を高める治療方法です。

この記事ではポテンツァのシミ取り効果を解説します。シミへの効果や、シミ取りを行うときの施術間隔、シミ取り後の過ごし方などを紹介します。ぜひ参考にしてください。

監修者
目次

ポテンツァには
シミ取りの効果がある?

ポテンツァはシミを改善する効果が期待できます。

ポテンツァとは、マイクロニードルを肌に刺し、高周波を照射して肌が持つ治癒再生能力を高める治療方法です。肌の生まれ変わりであるターンオーバーを促し、シミを薄くすることができます。

そもそもシミとは、メラニン色素の過剰生成により、肌に黒ずみが残った状態です。通常、生成されたメラニン色素は、肌のターンオーバーにより肌の表面へ押し出され、アカとなり剥がれ落ちます。肌のターンオーバーが乱れるとメラニン色素が上手く排出されず、肌の奥に残ってしまうのです。

ポテンツァにより肌のターンオーバーが促されると、メラニン色素が体外へ排出されやすくなります。肌の奥では新しい細胞が作られており、細胞が表面へ押し出されることで健康な肌を保っています。ポテンツァにより肌のターンオーバーが整えられると、シミのもととなるメラニン色素が排出され、薄くなるのです。

ポテンツァの効果が期待できる
シミの種類

ポテンツァはシミを改善する効果が期待できます。

ここでは施術が有効なシミを紹介します。

老人性色素斑

老人性色素斑とは、紫外線が原因でできるシミです。一般的なシミの代表格とされています。

老人性色素斑には以下の特徴があります。

スクロールできます
色・形状茶色の不定形。大きさは米粒ほどから5㎝ほどまでさまざま
発症しやすい部位手の甲、腕、顔など
発症しやすい年齢60歳以降にみられるが、20代から発症する方もいる
原因主な原因は紫外線

老人性色素斑の主な原因は紫外線です。日光が当たる部分にできやすいです。最初は色が薄く目立たず、時間の経過と共に濃くなる傾向があるでしょう。

老人性色素斑は、ポテンツァによる治療が効果的です。肌のターンオーバーが促進され、シミが薄くなる効果が期待できます。

肝斑

肝斑とは、ホルモンバランスの乱れにより生じるシミです。ホルモンバランスが崩れると、メラニン色素を生成するメラノサイトが活性化されます。メラニン色素が過剰に生成されてしまい、肝斑となるのです。肝斑には以下のような特徴があります。

スクロールできます
色・形状薄茶色。輪郭の薄いもやもやとしたシミが左右対称にできる
発症しやすい部位頬骨のあたり。頬や口のまわり
発症しやすい年齢30代~50代頃に目立ちやすくなる
原因更年期、生理、妊娠、ピルの服用などによるホルモンバランスの乱れ

ポテンツァは針の先から、メラノサイトのまわりへ熱エネルギーを届けます。メラニン色素の生成を抑制する効果があり、肝斑の悪化や再発を予防に役立つでしょう。

なお、ポテンツァはメラノサイトの働きを抑制するため、肝斑へ直接ダメージを与えません。よって、施術後の肌トラブルが少ない治療方法だと言えます。

ポテンツァでシミ取りをするときの
施術間隔

ポテンツァでシミ取りを行うときの施術間隔は、2~4週間に1度がおすすめです。

ポテンツァは非常に細い針を刺し、高周波によるエネルギーから肌の再生能力を促進する治療方法です。ポテンツァにより肌のターンオーバーが促され、シミ、くすみ、肝斑の原因となるメラニン色素が排出可能となります。

ただし、1度のターンオーバーでメラニン色素を全て排出するのは難しいです。定期的に施術を受け、肌のターンオーバーを促すことで、シミは徐々に薄くなります。ポテンツァによる治療を継続することで、シミのない健康的な肌を取り戻せるでしょう。

ポテンツァのシミ取り後ダウンタイム

ポテンツァは肌に細かな針を刺す治療方法を取るため、ダウンタイムがあります。ダウンタイムは個人差がありますが、1週間ほどで症状が治まる方が多いです。

ダウンタイムの症状は以下のとおりです。

  • 赤み
  • 腫れ
  • 内出血
  • かさぶた
  • 肌のざらつき
  • 痛み

ポテンツァは施術中に高周波を照射できます。高周波による止血が可能なため、肌への負担が少なく、痛みやほてりは施術当日になくなる方が多いです。施術翌日から5日ほどで赤みや腫れがひく傾向があります。内出血が生じた方は1~2週間ほどで軽快します。かさぶたは1週間ほどで自然に剥がれるため、無理に剥がさず様子を見ましょう。

ダウンタイムの症状が長引くときは、クリニックへの相談をおすすめします。

ポテンツァのシミ取り後の過ごし方

ダウンタイム中は肌に負担をかけないように過ごすのが理想です。

以下のような行為は控え、安静にして過ごしましょう。

  • 紫外線対策をする
  • 飲酒やサウナは控える
  • 激しい運動はしない
  • 十分な保湿をする

ダウンタイム中の肌は、高周波による熱エネルギーにより乾燥した状態です。肌は乾燥するとバリア機能が低下し、外部刺激に弱くなります。肌の乾燥を和らげるために、化粧水や乳液、クリームなどで十分な保湿を行うのが望ましいです。紫外線は施術後の肌への刺激となります。日傘や帽子を使用するなど、紫外線対策を行うよう心がけます。

ダウンタイム中の肌は熱エネルギーがこもった状態です。血行が良くなると、肌のほてりや赤みが解消されず、長引く恐れがあります。飲酒、激しい運動、サウナなど血行を良くする行為は控え、安静に過ごしてください。

ポテンツァのシミに関するよくある質問

ここではポテンツァのシミに関するよくある質問に回答します。

ポテンツァはシミ以外の症状に効果がある?

ポテンツァはシミ以外の症状にも効果があります

具体的には以下のような症状を改善する効果が期待できます。

  • ニキビ
  • ニキビ跡
  • クレーター
  • 赤ら顔
  • 毛穴の開き
  • 肝斑
  • シワ
  • たるみ

ポテンツァはマイクロニードルを肌に刺し、高周波のエネルギーを届けることで、肌の治癒再生能力を促す治療方法です。肌の再生能力により、さまざまな肌トラブルの改善が期待されます。

より効果を高めたい方にはドラッグデリバリーシステムと呼ばれる技術の活用もおすすめです。肌の症状に合わせた薬剤を患部に注入することで、美容効果を高められます。ポテンツァと薬剤を組み合わせ、肌トラブルに対して高い治療効果が望めるのです。

ポテンツァに専用のチップを装着し、美肌効果を得ることも可能です。

ポテンツァ以外のシミ取り方法は?

シミを取るには、ポテンツァ以外にシミ取りレーザーを使う方法があります。シミ取りレーザーはシミを薄くするだけでなく、毛穴を引き締める、ニキビ跡やそばかすの治療効果が期待できます。渋クリで提案しているシミ取りレーザーは以下のとおりです。

  • レーザートーニング
  • Qスイッチヤグ(YAG)レーザー
  • ヴィーナスヴェルサ(IPL)

レーザートーニングは、肌への治療負担を軽減しつつ、シミを薄くします。肝斑の治療も可能です。

Qスイッチヤグ(YAG)レーザーは、レーザーの出力を調整できる特徴があります。肌の浅い部分から深い位置まで施術が可能です。シミや肝斑、そばかすなどの改善が期待できます。

ヴィーナスヴェルサ(IPL)は、光エネルギーによりコラーゲンの生成を促し、肌トラブルを治療する方法です。シミのほか、赤ら顔やニキビ跡の治療にも適しています。

ポテンツァはシミ取りレーザーと同時にできる?

ポテンツァとシミ取りレーザーを同時に行うのは難しいです。

ポテンツァは針で肌に細かな穴を空けるため、一時的に肌へのダメージが残ります。ダメージの残る肌にシミ取りレーザーを照射すると、肌トラブルが起こるリスクがあるのです。そのため、シミ取りレーザーと同時に併用するのは難しい可能性が高いでしょう。

ポテンツァで
効果的なシミ取りをしましょう

ポテンツァはシミを薄くする効果が期待できます。ポテンツァはマイクロニードルを肌に刺し、高周波を照射することで、肌の治癒再生能力を促す施術です。

ポテンツァにより肌が新しく生まれ変わるサイクルである、肌のターンオーバーが促されます。肌のターンオーバーが促されると、シミの原因となるメラニン色素を肌の表面から古い角質と共に排出されやすくなるのです。定期的に受けることで肌のターンオーバーが整えられ、徐々にシミが薄くなります。

ポテンツァにはシミ取りだけでなく、ニキビや毛穴の開きの改善など、さまざまな美肌効果が期待できます。さらに、ドラッグデリバリーシステムやチップが、ハリツヤのある肌を手に入れる助けになるでしょう。ポテンツァを受ければ、シミがなくなるだけでなく、より美しく健康的な肌を目指せるのです。

渋クリでは熟練の技術と培った知識により、適切な治療を提案します。ポテンツァでシミの治療を検討している方はご相談ください。

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