お腹に茶色いシミがたくさんできた!原因は?消す方法はある?

いつの間にかお腹にシミができていていると驚きますよね。お腹のシミは日々のなにげない習慣により発生した可能性があります。

この記事ではお腹のシミの種類や原因を解説します。お腹のシミを消す方法や予防方法も紹介していますので、突然できたシミにお悩みの方はご覧ください。

監修者
新宿院 院長
野口 なつ美
目次

お腹にできるシミの種類・原因

お腹にできるシミにはさまざまな種類があります。

ここでは、お腹にできる可能性のあるシミの種類とその原因について解説します。

癜風

癜風(でんぷう)とは、薄茶色~黒色の斑点が現れ、シミのように見える皮膚疾患です。

肌にもともと存在している癜風菌と呼ばれるカビが増えすぎると発症します。肥満や糖尿病など基礎疾患がある方や免疫抑制剤を投与中の方だけでなく、夏場など汗をよくかく方にも見られます。

発症するとお腹や胸、背中などで斑点ができるほか、軽いかゆみを生じることも。また、症状が治まった後も色素沈着・脱失が起こる恐れがあります。

治療には抗真菌薬の外用薬や内服薬が必要ですので、心当たりのある方は早めに皮膚科を受診しましょう。

摩擦黒皮症

摩擦黒皮症(まさつこくひしょう)とは、肌に茶色~黒色の色素沈着が起こっている状態です。

部分的なシミというよりは、広範囲でぼんやりと色が濃くなるのが特徴です。強い摩擦などによりメラニン色素が真皮まで入りこんでおり、悪化するにつれ徐々に色が濃くなっていくケースもあります。

お腹をナイロンタオルやボディブラシで強く擦ったり、締め付けの強い服を着ていたりすると発症しやすくなるため注意しましょう。

脂漏性角化症

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)とは茶色~褐色の数センチ程度の良性の腫瘍ができる病気です。

よくあるシミとは異なり、ふっくらと少し盛り上がってみえるのが特徴です。40代以降に好発しますが、紫外線に当たる機会が多い方は20代でも発症することがあります。

脂漏性角化症のはっきりとした原因は判明していません。個人差が大きいことから遺伝的な要因や紫外線が関係しているといわれています。良性ではありますが、まれに炎症を起こしかゆみを伴うことがあります。市販薬では完治は見込めませんので、気になる症状があれば皮膚科を受診しましょう。

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着とは、ニキビや傷などによる炎症をきっかけに、肌内部部メラニン色素が溜まることで起こる色素沈着のことです。

炎症が起こると肌は新しい細胞を作り炎症によるダメージから回復を試みます。その際にメラノサイト細胞が刺激され、色素沈着の元であるメラニン色素が過剰に生成されてしまうのです。

メラニン色素は肌の新陳代謝(ターンオーバー)により外に排出され、徐々に薄くなっていきます。しかし紫外線によるダメージや生活習慣の乱れなどがあるとターンオーバーが乱れ、色素沈着が長く残る恐れがあります。

お腹のシミを消す方法はある?

先述した通りお腹のシミの種類はさまざまで、種類によっては皮膚科で治療を受けなければ完治しません

心当たりがある場合やシミが大きくなるなどした場合は早めに病院を受診しましょう。それ以外のシミも完全に消すのは難しいですが、適切に対応することで改善は期待できます。

ここではお腹のシミを改善する方法を紹介します。

外用薬を使用する

外用薬とは一般的には塗り薬と呼ばれるものです。

シミに対しハイドロキノンやトレチノインなどの外用薬を使用すると、徐々にシミが薄くなっていくでしょう。ハイドロキノンはメラニン色素の合成を阻害する作用が、トレチノインには肌のターンオーバーを促進しメラニン色素を排出する作用があります。

シミの種類によって効果的な成分は異なりますので、まずは美容クリニックに相談しましょう。

ケミカルピーリングをする

ケミカルピーリングとは、肌に安全性の高い化学薬品を塗り古い角質をはがすことで、肌の再生を促す施術です。

摩擦黒皮症や炎症後色素沈着によるシミはメラニン色素によるものです。そのためケミカルピーリングによる角質ケアを行い肌のターンオーバーを促すことで、シミの改善が期待できます。

最近では薬剤が販売されており自宅でもピーリングができますが、薬剤選びやアフターケア、施術の頻度が間違っていると肌トラブルを引き起こす恐れがあります。より高い効果を安全に得るためにも、美容クリニックで施術を受けるのがおすすめです。

レーザーで治療をする

深い部分まで色素沈着をしており、ターンオーバーによる改善があまり見られない場合はレーザーによる治療がおすすめです。

レーザーは光線によりシミの原因であるメラニン色素を破壊できるため、短期間でシミを改善できます。なお、シミ取り用のレーザーで使用する光線は異常な細胞のみを破壊するため、正常な細胞を傷つける恐れはありません。

渋クリではQスイッチヤグ(YAG)レーザーを始め、さまざまな機器をご用意しております。お腹のシミの状態に合った治療方法を提案できますので、まずは無料カウンセリングで相談ください。

お腹のシミの予防方法

お腹のシミの種類はさまざまですが、日々の生活習慣を見直すことで予防できるものもあります。

シミができると改善に時間がかかりますので、予防を心がけてみてくださいね。

食生活を見直す

食べ物に含まれる栄養には、シミ対策に効果的なものもあります。

1日三食バランスの良い食事を心がけるとともに、下記の栄養素を含む食品を積極的に取り入れてみましょう。

スクロールできます
栄養素期待できる効果多く含む食品
ビタミンAターンオーバーを促す人参小松菜ほうれん草
ビタミンCメラニン色素の還元を促す苺キウイパプリカ
ビタミンE血行を促す活性酸素を抑える鮭アボカドアーモンド
タンパク質肌の材料になる肉魚豆腐
亜鉛タンパク質の合成に関わる卵牡蠣アーモンド

肌の清潔を保つ

汗や皮脂がお腹のシミにつながることもあります。特に夏場は汗をかきやすいので、こまめに拭いたり着替えたりするように心がけましょう。

保湿を欠かさない

身体を洗った後にはボディークリームやローションでお腹を保湿するのも大切です。

乾燥すると肌のバリア機能が低下しターンオーバーが乱れる恐れがあります。シミの元であるメラニン色素の排出を促すためにも、保湿で肌を柔らかく保ちましょう。

服で締め付けない

お腹のシミは衣類の締め付けにより発生することがあります。

広範囲でぼんやりと色が濃くなる摩擦黒皮症によるシミができているときは特に、服でお腹を締め付けないように意識してください。ズボンやスカートはウエストに余裕があるものを選び、タイツやベルトもできるだけ締め付けが弱いものを着用しましょう。帰宅後はワンピースなどゆったりとした服に着替えるのがおすすめです。

優しい素材のタオルを使う

毎日の摩擦がお腹のシミにつながります。

体を洗うときにはナイロンタオルや硬いボディブラシは避け、綿製やわらかいタオルなど肌に優しい素材を選びましょう。せっかく肌に優しい素材を選んでも、ゴシゴシ擦っては意味がありません。たっぷりの泡を立て、優しく丁寧に洗うよう心がけてください。

お腹のシミは予防が大切です

お腹のシミは癜風や摩擦黒皮症、炎症後色素沈着などさまざまな種類があります。

原因は種類によって異なりますが、日々の習慣により防げることも。清潔を保つよう心がけるとともに、締め付けの弱い服を着る・身体を洗うときは優しくするなど摩擦を避けるように注意してみましょう。

また、お腹のシミのなかには悪性の疾患の恐れもありますので、気になる症状があれば皮膚科を受診してください。また、良性であってもシミが一度できてしまうとセルフケアでは改善が難しい可能性もあります。

できるだけ早くきれいに改善したい方は美容クリニックで治療するのがおすすめです。渋クリではケミカルピーリングやレーザー治療など、症状に合わせた治療をご提案します。無料でカウンセリングを実施しておりますので、まずは気軽にお問い合わせください。

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