シミ取りレーザーのダウンタイムはあり?なし?テープを貼る日数や過ごし方

シミ取りレーザーをやりたくても、ダウンタイムが気になって実行に移せない人も多いです。ダウンタイムがあるとしたらどのくらいの長さなのでしょうか。
この記事ではシミ取りレーザーのダウンタイムの期間や症状について紹介します。ダウンタイム中の過ごし方や、保護テープの使用方法にお悩みの方は是非ご覧下さい。
シミ取りレーザーにはダウンタイムがある
シミ取りレーザーとは、レーザー光線を照射し、シミの原因であるメラニン色素を除去する施術です。
シミを消す効果が期待できます。レーザーを照射すると聞いて不安になる方がいるかもしれませんが、シミ取りレーザーはシミのある細胞のみにダメージを与えるため、正常な細胞は傷つきません。
シミ取りレーザー後には7~10日程度のダウンタイムがあります。ダウンタイムとは、肌が正常な状態に戻るまでの期間のこと。ダウンタイム中の肌は敏感で、肌トラブルを起こしやすいため注意が必要です。
シミ取りレーザーの
ダウンタイム中にでやすい症状

ここではダウンタイム中に出やすい症状を紹介します。
ダウンタイム後も症状が長引いたり、強い症状が表れたりする場合は、治療したクリニックに相談をしましょう。
痛み
シミ取りレーザーはメラニン色素をレーザーによって取り除く施術方法です。そのため、照射後は火傷のようなヒリヒリした痛みが出る場合があります。
痛みには個人差があり、我慢できる程度で気にならない方や、痛みが強く悩む方もいるでしょう。痛みが気になるときは、患部を冷やすと和らぎます。濡らしたタオルや保冷剤を使用してみてください。冷やしすぎると血行が悪くなるため、1回で冷やす時間は数分ほどがおすすめです。
赤み
レーザー照射により肌が軽い火傷のような状態になり、赤みや腫れがでることがあります。
赤みが出るのは一時的なものであるケースが多いため過度な心配をする必要はありません。時が経てば肌の持つ自然治癒の力で治るのが一般的です。
水ぶくれ
シミ取りレーザーの照射後に、肌が火傷のような状態になり、水ぶくれができる場合があります。
水ぶくれができると気になりますが、基本的にはレーザー照射後の数日ほど続き、やがて回復するのでご安心ください。水ぶくれができたときには、破ってしまうと跡が残る可能性があるため、破らないように注意が必要です。
かさぶた
シミ取りレーザーの照射後、破壊されたメラニン色素は時間が経過すると肌表面に、かさぶたとして浮き出てきます。
かさぶたは1週間ほどで自然と剥がれるため、無理に剥がしたりせず様子を見てください。かさぶたの下には新しい健康的な肌が再生されています。かさぶたが取れるとシミが薄くなるため、肌の美しさを実感する方は多いのではないでしょうか。
なお、かさぶたが気になるからといって無理やり剥がすのは控えましょう。シミや傷跡になる恐れがあります。
炎症後色素沈着
炎症後色素沈着とは、シミ取りレーザーの照射後、1カ月ほど経過した後に出る症状です。
かさぶたが剝がれた後に再生された新しい肌に、褐色や淡い紅色の色素沈着が現れるのが特徴です。症状が治まるまで3カ月~半年ほど必要とされており、なかには1年近くかかるケースもあるようです。
炎症後色素沈着が生じる原因には生活習慣の問題や、シミの1つである肝斑が隠れている場合があるため、注意が必要です。
シミ取りレーザーの
ダウンタイム中の過ごし方

ダウンタイムをどのように過ごすかによって、シミ取りレーザーの効果が変わります。
ここではシミ取りレーザーのダウンタイム中の過ごし方を紹介します。
肌への刺激を避ける
シミ取りレーザーの治療をした後の肌は、とても敏感です。生活のなかで施術箇所を擦る、触る可能性のある仕草はできる限り控えるよう意識するのが大切だと言えます。
レーザー治療後の肌はやけどのような状態になっており、肌を刺激すると表皮が剥がれ、その下の真皮層が露出する恐れがあります。その結果、色素沈着などのトラブルにつながる可能性があるでしょう。肌をいたずらに触るのは、強い刺激になる恐れがあるため避けてください。
肌への刺激は日常生活の何気ない動作からも生じます。洗顔や着替えなどで肌を刺激する恐れがあるため注意が必要です。
紫外線対策を徹底する
シミ取りレーザーの治療をした後の肌は敏感で、紫外線によるダメージを受けやすいです。
紫外線による日焼けにより炎症が起きると、色素沈着につながる恐れがあります。紫外線は1年を通して降り注ぐため、冬だからといって紫外線対策を怠るのは危険です。施術をした季節に関係なく対策をしましょう。
紫外線対策には日焼け止めクリームが有効です。クリームタイプは肌を刺激しそうで怖いという方には、スプレータイプや飲むタイプの日焼け止めがおすすめです。
激しい運動などは控える
シミ取りレーザー治療の後は、汗をかくような激しい運動や長風呂、サウナは避けましょう。
大量に汗をかくと施術した部分がしみたり、肌に刺激を与えたえるきっかけになったりする可能性が高まります。激しい運動により血行が良くなるため、赤みや水ぶくれといったダウンタイムの症状が長引く原因にもなります。
どうしても体を動かしたいときには、短時間の軽いストレッチにとどめましょう。適度なストレッチはストレスを解消し、肌の健康に役立ちます。
保護テープを貼ったままにする
シミ取りレーザーの治療後は、シミのあった場所に保護テープを付けます。
保護テープは肌を外部刺激から守ったり、乾燥を防いだりする効果が期待できます。自分の判断で剥いでしまうと、治療の効果が出にくくなり、ダウンタイムが長引く恐れがあるでしょう。そのため、たとえ気になっても剥がさず、医師が指示するタイミングまで適切に使用するのが望ましいです。
自然に剥がれたり汚れが付いたりした場合は張り替えが必要になるときがあるため、クリニックに相談してください。
化粧は症状が治まってからにする
シミ取りレーザーを当てていない部位は当日から化粧ができます。
レーザーが当たった部位は敏感な状態なため、ダウンタイムの症状が治まってから化粧をするのがおすすめです。化粧品が使用できるようになったら、成分を確認しましょう。低刺激の化粧品なら安心して使えます。まずは肌の健康を維持することを意識してください。
シミ取りレーザーの
ダウンタイムに関するよくある質問
ここではシミ取りレーザーに関するよくある質問に回答します。
- 保護テープを貼る日数は?
-
保護テープを張る日数は人によって異なります。
ダウンタイム中はシールを貼った状態で過ごし、医師の指示があったら剥がしましょう。自己判断でテープを剥ぐと、肌トラブルを起こす原因になります。保護テープを貼る期間は、長い方だと2週間以上かかるケースもあるでしょう。レーザーの効果を最大限に感じるためにも、保護テープは適切な使用が求められます。
- 翌日は仕事を休んだ方がいい?
-
シミ取りレーザーの治療後は、基本的に仕事を休む必要はありません。
レーザーにより薄いかさぶたや赤みなどは出ますが、日常生活に強い支障がでる症状はないでしょう。ただし、外で紫外線を浴びる仕事をしている方は、紫外線により肌がダメージを受ける恐れがあります。日焼け止めを使用するなど、紫外線対策を万全にしましょう。また、講演などで顔を隠せない仕事の場合、保護シールが目立ってしまう可能性があります。どうしても気になる方は仕事の日程を調整するといいでしょう。
ダウンタイム中は
いつもより肌を大切にしましょう
シミ取りレーザーのダウンタイム中は、肌が敏感になっており、わずかな刺激がダメージにつながる可能性があります。
ダウンタイム中は痛み・赤み・腫れ・水ぶくれ・かさぶたなどの症状が出るでしょう。肌の症状を悪化させないためにも、外部刺激を与えないように紫外線対策をするなど工夫が必要です。また、保護テープの適切な使用や、化粧を控えるなど配慮が必要でしょう。
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