30代でシミができる原因は?できやすい人の特徴や対策について解説
30代からシミができ始めると、治せるのか不安になりますよね。なぜ30代でシミができてしまうのでしょうか。
今回は、30代でできるシミの原因やセルフケアについて解説します。短期間でシミをなくしたい方向けのおすすめの方法も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
30代でシミができる原因とは
- 紫外線による刺激
- 活性酸素による刺激
- 炎症やホルモンバランスの異常
30代でできてしまうシミは、上記のような要因がもとで起こります。ここでは、それぞれの原因について詳しくみていきましょう。
紫外線による刺激
紫外線に肌がさらされ続けると、メラノサイトと呼ばれる皮膚の器官が刺激を受けて、シミのもとになるメラニン色素を生成します。
少量のメラニン色素であれば問題ありませんが、過剰に作られすぎると細胞に留まり、体外へ排出されなくなります。そして排出されずにメラニンが残ってしまうことで、シミになります。
活性酸素による刺激
活性酸素は、シミのもとになるメラニン色素の生成を過剰に行うため、シミの原因になります。活性酸素によってシミができるまでの経過をみていきましょう。
活性酸素でシミができるまでの経過 |
1.活性酸素が皮膚に炎症を起こす 2.メラノサイトが刺激されて、メラニン色素が過剰に作られる 3.メラニン色素の酸化が進み、黒色化してシミになる |
活性酸素がある場合のメラニン色素の生成量は、ない場合より1.3倍も増えることが調査結果からわかっています。
活性酸素が作られる原因は「ストレス」です。そのため、ストレスを軽減することが、活性酸素を減らし、シミ予防にもつながると言えます。実際、ストレスがあると活性酸素の発生が、ノンストレス状態より3倍近くも増えたという調査結果があります。
このことからも、ストレスと活性酸素、そしてシミの発生はつながりがあることがわかるのではないでしょうか。すでにシミができて悩んでいるという方は、活性酸素が起こらないような生活を送れているか、見直してみる必要があります。
炎症やホルモンバランスの異常
シミの名称 | 特徴 |
炎症後色素沈着 | 皮膚の炎症により、メラニン色素が残ってしまう |
肝斑 | 女性ホルモンが原因の一つと言われている |
後天性真皮メラノサイトーシス | 女性ホルモンが関連している |
上記にあげた3つのシミは、すべて30代の方にできやすいシミになります。
炎症後色素沈着で起こる皮膚の炎症には、ケガやニキビ、火傷などが当てはまります。炎症がおさまると共に、徐々に自然と綺麗になくなるのが特徴です。一方で、治る過程で再度ケガをしたり、虫に刺されたりするなど、摩擦や炎症が加わると、悪化する傾向にあります。30代以外の方にもできやすいシミになります。肝斑と後天性真皮メラノサイトーシスは、30代の女性に起こりやすいシミです。
両者とも、正確な発生原因はわかっていません。発生原因の一つとして女性ホルモンの乱れが挙げられている状態です。閉経と共にシミがなくなったという報告例があるため、ホルモンバランスが乱れないような対策を行う必要があります。
30代でシミができやすい人の特徴
- 日焼け対策を行っていない人
- 乾燥肌の人
- 冷え性の人
- 間違ったスキンケアを行っていた人
- 過去にニキビで悩んだ経験がある人
30代でシミができてしまう方の特徴を上記にまとめました。チェックする項目が多いほど、シミができやすい状態と言えます。それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。
日焼け対策を行っていない人
シミには肝斑や炎症後色素沈着などさまざまな種類がありますが、すべて「紫外線」が原因で悪化することがわかっています。シミの80%は紫外線が影響で起こることがわかっているため、日焼け対策を疎かにしているとシミができやすくなります。
乾燥肌の人
乾燥肌は、皮膚に摩擦が起きやすい状態です。摩擦は肌を傷つけ炎症を起こすため、メラニンを増やしてしまい、シミの発生につながります。
冷え性の人
季節を問わず身体が冷えやすい方は、皮膚の温度が低下した状態であり、バリア機能が低下するためシミができやすくなります。
バリア機能が低い状態であると、紫外線や摩擦のダメージを受けやすく、肌が炎症を起こしやすくなります。炎症が起きるとメラニンが作られるため、シミを加速させてしまうわけです。
間違ったスキンケアを行っていた人
「化粧水を強めにパッティングしていた」「ゴシゴシと擦って洗顔していた」という方は、肌に摩擦を起こしている状態です。
摩擦による肌トラブルにより、シミのもとになるメラニンが過剰に作られてしまいます。良かれと思って行っていたケアが、実は肌へダメージを与えてしまっているわけです。
過去にニキビで悩んだ経験がある人
炎症を伴う赤ニキビや黄ニキビになったことがある方は、ニキビが治った跡に「炎症後色素沈着」のシミができる可能性があります。
ニキビの炎症が治った後に、色素が肌に残ってしまっている状態です。角栓の詰まりから起こる毛穴の黒ずみと勘違いし、間違ったケアを行うと毛穴が傷つきダメージを受ける可能性があるため注意が必要です。
【自宅でできる】30代の方のシミ対策
- スキンケアを丁寧に行う
- 紫外線対策を行う
- シミ改善に有効な栄養素を摂取する
30代でシミができてしまった場合、上記のような3つの方法で薄くできます。ここでは、それぞれの対策法について詳しくご紹介します。取り入れられそうなケア方法を、ぜひ実践してみてください。
スキンケアを丁寧に行う
シミができると触ろうとしてしまいますが、刺激になって悪化する危険性があります。以下のような適切な洗顔を行って、シミが悪化しないようなスキンケアを行ってください。
適切な洗顔方法 |
・ぬるま湯で顔を洗う ・洗顔料は、ホイップクリームをイメージした硬さまで泡立てて使う ・Tゾーンや頬だけでなく、顎下や首すじも洗う ・泡が残らないように鏡を使ってすすぎ残しをチェックする ・洗顔後は、綺麗なタオルで軽く押し拭きする |
一連をとおして大切なのは、摩擦を与えないような洗顔を心がけることです。洗顔もタオルでの拭き取りも、強く拭きすぎると摩擦による皮膚トラブルにつながります。泡洗顔は手が直接触れないように、タオルは皮膚を包み込むイメージで行ってみてください。
紫外線対策を行う
紫外線が特に強い10時〜14時前後の時間帯の外出はできる限り避けましょう。
仕事やプライベートで外出しなければならないときには、UVカット機能のついた日傘やアームカバー、帽子などを着用してください。また、日焼け止めを2〜3時間おきに塗り直すように心がけます。
夏場に紫外線が強いイメージがありますが、雪の降る季節も要注意です。雪は、8〜9割の紫外線を反射する性質があるため、スキーをするなど雪の中で活動するときも日焼け対策を忘れないようにしましょう。
シミ改善に有効な栄養素を摂取する
シミ改善には抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEを含む食材を取り入れると良いでしょう。
成分名 | 含まれる食材 |
ビタミンC | ブロッコリー、レモン、ピーマン、キャベツ、みかん、いちごなど |
ビタミンE | モロヘイヤ、かぼちゃ、アーモンド、ツナ缶、ほうれん草、落花生など |
ビタミンCは果物や緑黄色野菜に、ビタミンEはナッツ系と緑黄色野菜に豊富です。ナッツ類はコンビニでも気軽に購入できるため、おつまみやおやつに取り入れてみることをおすすめします。食材から取るのが難しい方は、サプリメントを併用するのも良いでしょう。
なるべく早くシミを改善したい場合はどうしたらいい?
・ヴィーナスヴェルサ(IPL) ・フラクショナルCO2レーザー ・QスイッチYAGレーザー ・ケミカルピーリング |
セルフケアの継続で、シミを薄くすることは可能ですが、効果を感じるまでに時間を要します。
気になるシミをできる限り早く治したい方は、クリニックでのシミ治療がおすすめです。渋谷美容外科クリニックでは、上記のようにシミに関するさまざまな治療法を準備しています。ご自身の要望や肌状態を医師が丁寧に診察した上で、ベストな治療法を提案しますので、納得のいく施術が受けられるでしょう。
カウンセリングは無料なので、話を聞いてみたいという方は、お気軽に渋クリへお越しください。
30代でできるシミはセルフケアと
シミ治療を併用すれば短期間で治せる
30代でできるシミは、紫外線や活性酸素などが原因で起こります。紫外線対策やビタミンの摂取でシミを薄くできますが、時間がかかるため、短期間で綺麗にしたい方は、クリニックでの治療をおすすめします。
渋谷美容外科クリニックでは、レーザーや光治療によるシミ治療を取り揃えています。実績と経験のある信頼できる医師が対応しますので、初めての方も不安なく治療を受けられるのではないでしょうか。
シミを再発させたくない方に向けて、自宅でできる適切なセルフケアについても丁寧にアドバイスします。クリニックでのシミ治療に興味のある方は、まずは渋谷美容外科クリニックの無料カウンセリングをお申し込みください。
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