シミができやすい人の特徴はコレ！シミを予防・改善する方法はある？

実は、シミは人によってできやすさが異なります。シミができやすい人にはどのような特徴があるのでしょうか。

この記事では、シミができやすい人の特徴や、効果的な予防方法、改善方法について、具体的な例を挙げて解説をします。シミの予防に役立つスキンケア・生活習慣のポイントを知り、個々に合った適切なケアを心がけましょう。

シミができる仕組み

肌は外部刺激などのダメージを受けると、メラノサイトという色素細胞がメラニン色素を生成します。

メラニン色素の特徴は、紫外線などから肌のダメージを防ぐバリア機能です。生成されたメラニン色素が肌に広がることで肌をダメージから守ります。

健康な肌の場合はターンオーバーという機能が働いています。ターンオーバーとは細胞が一定の期間で新しく生まれ変わる仕組みです。メラニン色素を含む古い細胞はターンオーバーにより徐々に押し出され垢として剥がれ落ちるため、シミになることはありません。

しかし、メラニン色素の過剰な生成や、肌のターンオーバーの乱れにより、メラニン色素が体外に排出されない場合があります。排出されずに残ったメラニン色素が細胞内に溜まり色素沈着を起こすことで、シミができてしまうのです。

シミができやすい人の特徴

シミはメラニン色素が原因のため誰にでもできる可能性がありますが、できやすさは人によって異なります。

ここでは、シミができやすい人の特徴を解説します。

肌が白い

メラニン色素は、紫外線から肌を守るために生成される色素です。

肌が白い人はもとから持っているメラニン色素が少ないため、紫外線への防御反応が強く起こり、メラニン色素を過剰に生成します。過剰に生成されると排出が滞るため、肌が白い人はその分シミができやすいのです。

両親もシミが多い

シミの種類によっては、遺伝的な要因が発生に影響を与えると言われています。

例えば、そばかす(雀卵斑)や、後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)です。そばかすは子どもの頃から顔・腕・背中などに小さな斑点のようにできるシミ、ＡＤＭは額や頬に左右対称にできる青みがかったシミのことです。両親にシミが多い場合、子どもにも同様のシミができやすい体質の可能性があります。

肌が乾燥している

肌の外側にある角質層にはバリア機能があり、水分を保持することにより肌を外的刺激から守ります。

バリア機能は、水分と油分をバランスよく保つことで正常に働きます。そのため、肌が乾燥し水分が減った状態の肌では油分とのバランスが崩れ、バリア機能が低下。バリア機能が低下した肌ではターンオーバーが正常に行われないため、シミができやすくなってしまいます。

肌に刺激を与えている

肌に刺激を与えると肌の内部で炎症が発生。炎症が起こった肌ではメラニン色素が過剰に生成されるため、シミにつながる恐れがあります。

普段の生活のなかでも、知らずに肌に刺激を与えてしまっている場合があります。無意識のうちに次のような行為をしていないか、思い返してみましょう。

• 洗顔やクレンジングの際に肌を擦る
• 洗顔後や入浴後の肌をタオルで擦る
• 化粧水などをコットンでパッティングする
• 強い力でメイクをする
• 40°以上のお湯で洗顔をする
• 紫外線対策をしていない

生活習慣が乱れている

睡眠の質の低下、偏った食生活、運動不足などの生活習慣の乱れはターンオーバーを乱し、シミにつながる恐れがあります。

特に、飲酒や喫煙はシミの大きな原因です。飲酒をすると、肝臓に取り込まれたアルコールが、アセトアルデヒドと呼ばれる有害物質に変わります。通常、アセトアルデヒドは分解されて無害化し、体の外に排出されるのですが、飲酒量が多いと分解が追い付かず、体内に蓄積してしまいます。アセトアルデヒドが蓄積すると、肝臓から大量につくられた活性酵素が肌の細胞を刺激。刺激された肌細胞はメラニン色素を過剰に生成するため、シミの原因になります。

アルコールの分解で、体内の水分やビタミンB群が大量に消費されることにも注意が必要です。体内の水分が減ることで肌が乾燥し、シミの原因につながります。

喫煙では、体内のビタミンCが大量に消費されます。ビタミンCはメラニン色素の生成を抑える効果があるため、不足するとシミができやすくなってしまうのです。

シミができやすい人の予防方法

シミができやすい場合でも、適切な予防をすることで発生を抑えられます。

ここでは、シミができやすい人が意識すべき予防方法を紹介します。

紫外線対策する

シミができる大きな原因は紫外線によるダメージです。

紫外線は春から夏にかけて強くなりますが、実は季節や天気に関係なく常に降り注いでいます。そのため、1年を通して紫外線対策を行うことが非常に重要です。外出時にはなるべく肌の露出を控え、帽子や日傘を使用して直射日光を防ぎましょう。

また、日焼け止めはムラなくたっぷりと塗り、2~3時間に1度は塗りなおしてください。日焼け止めの塗り忘れや塗りムラが心配な方には、飲むタイプの日焼け止めがおすすめです。飲む日焼け止めは、服用するだけで、頭皮や目を含めた全身の紫外線をカットする効果があります。抗酸化作用など、肌を健康に保つための様々な効果もあるため、紫外線対策だけではなくシミ予防にも有効です。

渋クリでは飲む日焼け止め「ヘリオケア」の処方を行っておりますので、お申し付けください。

質のいい睡眠をとる

睡眠中は、脳下垂体から成長ホルモンと呼ばれる物質が分泌されています。

成長ホルモンにより期待できる効果は、美肌成分の生成や肌のターンオーバーの促進です。そのため、質の良い睡眠をとり成長ホルモンを正常に分泌することで、シミの予防につながります。

質のいい睡眠をとるためには、就寝後90～120分で深い眠りに入ることが大切です。就寝前は携帯やパソコンの使用を控え、部屋の電気を暗めに設定すると、寝つきがよくなり質のいい睡眠がとれるでしょう。軽いストレッチや、音楽を聴くなど、リラックスができる環境を整えることも、睡眠の質の向上に効果的です。

丁寧にスキンケアする

毎日のスキンケアでは、しっかりと保湿をして肌の乾燥を防ぐことが重要です。

保湿をすると肌のバリア機能が保たれるため、シミの予防につながります。スキンケアは肌への摩擦や刺激を抑え、優しく丁寧に行いましょう。

洗顔やクレンジングでは、肌を擦らないようにきめの細かいたっぷりの泡で撫でるように洗うことが大切です。化粧水は素手にとり、肌に馴染ませるようにつけることで、肌への刺激を抑えられます。

過度な飲酒・喫煙を控える

過度な飲酒や喫煙習慣があるとビタミンB群やビタミンCを大量に消費するため、シミができやすいです。飲酒や喫煙の頻度を減らすよう、意識をして生活しましょう。

もし止めたいと思いつつも飲酒や喫煙を止められない場合は、一度医師に相談をすることをおすすめします。

食事の栄養バランスに気を配る

食事で摂取できる栄養素のなかには、シミの予防に役立つ成分もあります。

シミを予防するために、以下の栄養素を含む食べ物を積極的に取り入れてみましょう。

栄養素	期待できる効果	多く含む食品
ビタミンA	・ターンオーバーを促す	・にんじん ・ほうれん草 ・鶏レバー
ビタミンE	・ターンオーバーを促 す・活性酵素を抑える	・アーモンド ・アボカド ・さけ
ビタミンC	・メラニン色素の沈着を抑える ・メラニン色素の還元を促す	・レモン ・キウイ ・イチゴ ・ミニトマト
たんぱく質	・肌をつくる材料になる	・赤身肉 ・魚 ・卵
亜鉛	・ターンオーバーを整える	・アーモンド ・卵 ・牡蠣

できてしまったシミを改善するには？

一度できてしまったシミは、セルフケアだけで完全に消すことは難しいとされています。

シミをできる限り早くきれいに治したい場合には、美容クリニックでの治療がおすすめです。渋クリでは、以下のシミ治療を行っています。

• ヴィーナスヴェルサ(IPL)
• フラクショナルCO2レーザー
• QスイッチYAGレーザー
• ケミカルピーリング

渋クリでは無料カウンセリングも実施していますので、まずはお気軽にご相談ください。

シミのできやすさは人によって異なります

シミのできやすさは人によって異なるため、自分自身に当てはまる特徴や肌の状態に合ったケアをしましょう。

シミの予防には、適切な紫外線対策やスキンケア、健康的な生活を送ることが効果的です。自己判断だけではなく、専門医からの診断やアドバイスを受けることで、より適切なシミの予防と改善方法を知れるでしょう。

しかし、セルフケアでシミを完全に消すことは難しいです。できるだけ早くきれいにシミをなくしたい方は美容クリニックでの治療がおすすめです。シミのない美しい肌を目指したい方は、渋クリの無料カウンセリングにお越しください。