日焼けとシミの関係性は?予防の注意点やできてしまったときの対処法について

「あまり外を出歩かないのに日焼けでシミができた」このような悩みを抱えていませんか。

今回は、日焼けとシミの関係性や予防法、対策法について紹介します。「日焼けでシミを作りたくないけれど、どんな対策を取ればいいのかわからない」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

監修者
新宿院 院長
野口 なつ美
目次

日焼けとシミの関係性

日焼けはシミの原因の一つで、メラニン色素が過剰に作られ沈着する、いわゆる「色素沈着」によって起こります。

メラニン色素とは、人間の皮膚色を決める色素です。メラニン色素がどの程度皮膚に分散するかによって、人の肌色が形作られていきます。日焼けには「サンバーン」と「サンタン」と呼ばれる2つの種類が存在します。サンバーンとは、UVBと呼ばれる紫外線によってできる日焼けです。

肌にUVBが当たると数時間後には赤く痛みを伴う性質を持ち、ひどいケースでは水ぶくれを起こす方もいます。一方でサンタンは、UVAという紫外線に当たることで起こる日焼けです。

UVBと違い、UVAは肌を黒く日焼けさせる性質を持ちます。痛みは少ない一方で、浴び続けるとメラニン色素が多量に生成されるので、注意が必要です。

日焼けによってできる
シミの種類3選

日焼けが影響でできるシミには以下の3つがあります。

  • 老人性色素斑
  • 後天性メラノサイトーシス
  • 雀卵斑(そばかす)

ここでは、3つのシミの特徴や好発時期などについて詳しくご説明します。

老人性色素斑

シミの原因の大半がこの「老人性色素斑」を指します。長期間日焼けをし続けることでできるシミです。

好発時期は30代頃からで、大きさの異なるさまざまなシミができます。顔や腕、肩など日光が当たるエリアを中心にできやすいのが特徴です。

後天性メラノサイトーシス

後天性メラノサイトーシスは、こめかみや頬、下まぶたなどに均一に広がってできるシミを指します。褐色で斑点模様が多く、好発時期は20代頃からです。

雀卵斑(そばかす)

他のシミに比べると、大きさが比較的小さな褐色のシミが「雀卵斑(そばかす)」になります。

早い方で3歳頃からでき始め、思春期がピークで年齢を重ねるごとに薄くなるのがほとんどです。頬や下まぶたなどの顔以外にも、腕や肩にできるケースもあります。

そばかすは遺伝的な要素が原因と指摘されていますが、日焼けによる肌ダメージがシミを悪化させる要因となることも知られています。特に、色白な日本人や兄弟など家族間でできやすいですが、一方で日焼けし過ぎた人のほうが悪化しやすい傾向にあります。

日焼けでシミを作らないために
注意したいこと3選

日焼けを完全に防ぐことは難しいですが、シミになりにくいするための対策を図ることは可能です。

  • 日焼け止めクリームの活用
  • 紫外線をカットするアイテムを使う
  • 規則正しい生活を心がける

ここでは、日焼けによるシミを作らないようにするための方法について3つご紹介します。

日焼け止めクリームの活用

紫外線が特に強くなる6〜8月は、日焼け止めクリームを意識して塗布しましょう。

基本的に、紫外線は一年を通して発生しているので、屋内であっても毎日塗布するのがおすすめです。日焼け止めクリームのパッケージにSPFとPAが記載されているので、表示内容を理解しておくことも大切です。

SPFが「サンバーン」を、一方PAが「サンタン」を防ぐ意味合いを持ちます。数値とプラスの値が高く多いほど効果があり、持続時間が長くなります。値が低い日焼け止めは2〜3時間おきに、高い場合は最低でも5〜6時間おきの塗り直しを忘れずに行いましょう。

紫外線をカットするアイテムを使う

日焼け止めクリームに加え、以下のようなアイテムを使うことで日焼けを防げます。

  • 帽子
  • サングラス
  • 日傘
  • 長袖のシャツ

夏場の長袖シャツは暑いので、通気性も考慮して選ぶと良いでしょう。サングラスはUV防止機能がついた物を選びます。また衣服は、ブラックカラーのほうが紫外線カットにつながりやすくなります。

規則正しい生活を心がける

肌に紫外線が当たると、活性酸素が作られます。活性酸素は肌のバリア機能を低下させてしまうので、抗酸化作用のある食材を取り入れるなど、規則正しい生活を行うことがシミ対策につながります。

おすすめは、ビタミンCやEなど野菜や果物を中心とした以下のような食材です。

成分名食材
ビタミンCかぼちゃ、パプリカ、ブロッコリーなど
ビタミンEアボガド、アーモンド、ヘーゼルナッツなど

食事以外にも、寝不足を防ぎ、ストレス発散に努めた生活が抗酸化につながり、シミを予防できます。

日焼けでシミができてしまった場合の対処法3選

日焼けが影響ですでにシミができてしまった場合、どのような対策を取ればいいのでしょうか。

  • メイクで隠す
  • 美白化粧品を使う
  • シミ取り治療を行う

ここでは、おすすめの対処法について3つご紹介します。

メイクで隠す

日焼けが原因で顔にできたシミは、一時的ではありますが、メイクで隠せます。色のついた化粧下地とコンシーラーを使った後に、ファンデーションで仕上げてみましょう。

ご自身の肌色に近いものかワントーン明るいカラー下地を顔全体に塗布し、シミ部分にだけコンシーラーを付けていきます。シミと正常な肌の境目がなくなるようにコンシーラーをぼかしながら付けるのがコツです。

最後にファンデーションを顔全体に塗って整えます。急に人と会うことになったなど、早急にシミを綺麗にしたい場合におすすめな方法です。

一方で、そのままにしてしまうとメイク汚れとして肌に残り、シミを悪化させる原因になるので、忘れずにしっかりと落とすよう心がけましょう。

美白化粧品を使う

美白化粧品を使うことで、シミのもとになるメラニン色素の生成を抑制できます。美白化粧品に含まれる代表的な成分には以下のようなものがあります。

成分名効果
ビタミンC誘導体メラノサイトに含まれる酵素の働きを抑え、黒色になったメラニンを無色化する
m-トラネキサム酸メラニンを作る「メラノサイト」の働きを抑える
リノール酸メラノサイトに含まれる酵素を分解する
コウジ酸、アルブチンメラノサイトに含まれる酵素の働きを抑えてメラニンを抑制する

それぞれの成分で得られる効果が異なるのが特徴です。そのため一つの成分だけでなく、いくつか組み合わせて使用することで、シミ対策につながります。

また使い始めてすぐに効果が出るわけではないので、半年以上など長期的に使い続ける必要があります。

シミ取り治療を行う

美容外科クリニックでの
シミ取り治療がおすすめです

日焼けでできた気になるシミは「シミ取り治療」ですぐに消せます。シミ取り治療とは、シミにレーザーを当てて除去する施術を指します。

さまざまな医療機関でシミ取り治療を提供していますが、特におすすめなのは美容外科クリニックでの治療です。形成外科医としての知識もあるので、ただシミを失くすだけでなく、肌の美しさを保つ視点での治療法も提案いたします。

渋谷美容外科クリニックでは、実績と経験が豊富な専門医が多数在籍していて、ご自身の肌状態に合った正確な治療をご提供できます。カウンセリングは無料なので、気になる方は、お気軽にご相談ください。

日焼けをするとすぐにシミができるの?

日焼けをしたからといってすぐにシミができるわけではありません。

シミは、紫外線を少しずつ長い間浴び続けることで起こります。紫外線を浴び続けると、シミのもとになる「メラニン色素」が作られて、色素沈着するためです。

さらに、加齢や生理周期など、ターンオーバーとホルモンバランスの乱れがメラニン色素の沈着を進行させるので、シミの悪化につながります。若いうちからの日焼けの積み重ねによって、シミが引き起こされます。

日焼けでできた気になるシミを
早く治したい方はクリニックでの
診察がおすすめ

日焼けをすると「老人性色素斑」や「そばかす」などのシミを作り出す原因になります。

そのため、紫外線対策や摩擦を防ぐなどの対策をこまめに行うことで、シミ予防ができます。すでにシミができているケースでは、一時的にメイクで隠したり、美白化粧品を使ったりするなどの方法があります。しかし、美白化粧品は長期的に使うことでゆっくりと効果が得られるアイテムなので、早く治したい方にはあまりおすすめできません。

すぐにシミを消したい方は、美容外科クリニックでのシミ取り治療がおすすめです。渋谷美容外科クリニックでは、治療前のカウンセリングを無料で提供しています。どのような治療を行うのか、ご自身のシミの状態を知りたいなど、不安に感じていることを医師が丁寧にアドバイスいたします。

気になる方は、まずは渋谷美容外科クリニックの無料カウンセリングをお気軽にお申し込みください。

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