口元のシワの原因&種類別の改善方法!マッサージやヒアルロン酸は効く?

口元のシワやたるみが目立つときは、加齢、乾燥、紫外線などさまざまな原因が隠れている可能性があります。改善するためにはシワの原因と種類に応じた、適切なマッサージやスキンケアによる対策が重要です。

この記事ではセルフケアのやり方や、より早く確実に改善する方法を紹介します。

監修者
新宿院 院長
野口 なつ美
目次

口元のシワの原因

口元のシワの原因は以下のようにさまざまです。

  • 乾燥
  • 加齢
  • 紫外線
  • 生活習慣の乱れ
  • 表情の癖

乾燥

肌の乾燥により、肌を守る皮脂膜や角質の間にあるセラミドが減少し、肌に必要な水分を維持できなくなります。乾燥が進むと潤いが不足し、肌がしぼんでシワができます。

加齢

肌のハリはエラスチンやコラーゲンなど弾性繊維により保たれていますが、歳を重ねるにつれて減少してしまいます。エラスチンやコラーゲンが失われると、たるみやシワにつながります。

紫外線

シミの元でもある紫外線は、実はシワの原因でもあります。紫外線は肌のハリを保つために重要なエラスチンを変質させるほか、コラーゲンを切断してしまうため、将来のシワの原因になります。

生活習慣の乱れ

エラスチンやコラーゲンの生成には女性ホルモンが関わっており、生活習慣の乱れにより減少するリスクがあります。睡眠不足、無理なダイエット、ストレスなどによるホルモンバランスの乱れが活性酸素を生成し、肌へ影響を及ぼします。

表情の癖

個人差はありますが、表情の癖によってはシワなりますたとえば、眉間やおでこに寄せるときにできるシワです。年月をかけて深いシワとして定着する恐れがあるため注意が必要です。

【セルフケア】
口元のシワを改善する方法

口元のシワを改善するにはマッサージや保湿が欠かせません。

なお、セルフケアによる効果は個人差があり、効果が見られないケースもあるため、肌の様子をみながら行ってください。

マッサージ

リンパマッサージによりリンパの流れを良くし、顔の血流を改善するとシワの改善につながります。肌に必要な栄養が行き渡るだけでなく、老廃物の排出を促せるでしょう。

具体的なやり方は以下の通りです。

  • 両手の指の腹を使い、鎖骨下の靭帯に沿ってマッサージをする。内側から外側へなでるように優しく行う
  • 額から耳に向かって、首筋を通り鎖骨へリンパを流すようにマッサージを行う

マッサージをするときには肌に負担をかけないように、マッサージクリームやクレンジングオイルを使用してください。力を入れずに優しさを意識して行うのがポイントで、強く擦ってしまうと肌への負担となるため気をつけましょう。

肌への刺激が強すぎると、シワの悪化や肌を守るためにメラニン色素が過剰に生成され、シミが生じるケースもあります。

紫外線対策

紫外線は肌の真皮層まで届き、コラーゲンやエラスチンにダメージを与え、徐々に肌の老化を進行させます。

紫外線は夏に多いイメージがありますが、季節を問わず年中降り注いでおり、対策が必要です。日焼け止めを毎日欠かさず使用し、数時間おきにこまめに塗り直すことで、紫外線から肌を守れます。

紫外線から身を守るアイテムとして、日傘や帽子、サングラスなどを積極的に取り入れると良いです。できる限り肌の露出を避け、長ズボン、長袖の着用により直に紫外線を浴びずに済みます。外出では日陰を意識して行動し、紫外線の強い時間帯は屋内で過ごすよう心掛けると良いでしょう。屋内では紫外線から身を守れますが、窓際は紫外線が入るため、過ごす場所には注意が必要です。状況に応じて室内でも日焼け止めを使用するなど、臨機応変な対応が予防効果を高めます。

十分な保湿

肌の乾燥を防ぐことで、シワが目立ちにくくなります。

保湿は朝と夜の2回行い、特に洗顔後は乾燥を防ぐためにすぐに保湿をするよう心がけます。化粧水のみでの保湿は、時間の経過と共に肌から水分が蒸発してしまうため、化粧水の後には美容液や乳液、クリームなどを使い肌から水分が逃げないよう蓋をしてください。

また、洗顔を熱いお湯で行うと、顔に必要な皮脂を洗い流してしまい、肌の乾燥が進行する原因になります。皮脂はおおよそ30度で肌から溶け出すため、少し冷たさを感じる32度の湯温を意識して洗顔をすると良いでしょう。30度以下の冷水では肌から皮脂が落としきれず、汚れが残ってしまうためおすすめできません。

適切な洗顔と丁寧な保湿が肌の乾燥を防ぎ、シワのリスクを下げる要因になります。

【種類別】
口元のシワを目立たなくする方法

口のシワは種類によって対策が異なる場合があるため、シワの種類に応じて改善方法を変えるのが理想です。

シワの種類と特徴、改善方法はそれぞれ以下の通りです。

スクロールできます
シワの種類原因や特徴改善方法
癖ジワ表情の使い方の癖でできる
笑うなど特定の表情をしたときにシワが目立つ
日頃の癖を見直し、意識的に動きを治す
(例)片側での咀嚼を止めるなど
乾燥小ジワ肌の乾燥により、肌のバリア機能が低下してできる
スキンケア不足、エアコンの長時間の使用などが原因
毎日のスキンケアが大切
きちんと保湿する
肌に合うスキンケア用品を使用する
唇にはリップクリームを使用する
真皮ジワ加齢によるエラスチンやコラーゲンの減少によりできる
肌の弾力が失われ、深い溝のようなシワができる
しっかりと保湿をする
生活習慣の乱れを治す
梅干しジワ顎の下にできる、梅干しの表面に似た模様のシワ
口のまわりの筋肉の衰え、歯並びが悪い方はできやすい
口のまわりにある口輪筋を鍛える
口呼吸ではなく鼻呼吸を意識する

口元のシワを取るには美容医療

セルフケアでシワを完璧に改善するのは難しく、クリニックでの治療が望ましい場合があります。

ここでは渋クリで提案している治療方法を紹介します。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入とは、肌の下にヒアルロン酸を注入し、内側から肌を持ち上げてシワを改善する方法です。

ヒアルロン酸は人間の体内に存在し、肌の潤いをキープし、関節の動きに影響を与える成分でもあります。もともと体内にある成分のため、安心して治療を受けられるでしょう。

施術方法は注射での注入のみで切開はしないため、傷跡が小さく、体への負担も少ないのがメリットです。施術時間は15分ほどと短く、仕事やプライベートの合間に治療を受けることもできます。ダウンタイムがほぼない特徴もあるため、施術後に無理のない範囲で仕事へ戻ることも可能です。

ヒアルロン酸は体内へ徐々に吸収され、4~6カ月ほど効果が持続します。長期間効果を得たい方は、定期的な注入をおすすめしています。

水光注射

水光注射とは、美容保湿成分を注入して肌への張りを回復する方法で、肌の水分バランスを調整し、小ジワの改善、ハリツヤの向上が期待できる治療です。

渋クリでは薬剤を注入する専用の器具により、真皮の浅い層へ、きめ細かく均一な量を浸透させることができます。肌を吸引しながら素早く薬剤を注入するため、痛みが少なく、針を深く刺さないので内出血も軽減されています。美容成分は肌の状態に合わせて適切なものを採用し、ビタミンCやヒアルロン酸などから適宜選択。顔の小ジワだけでなく、手の甲や首のシワなど、年齢を感じやすい部位にも効果が期待できる施術方法です。

水光注射は肌全体の小ジワやハリツヤの改善に優れており、ほうれい線などの特定の部位の治療を希望される方にはヒアルロン酸の注入が適しています。治療目的や部位に応じて、施術方法を選ぶと良いでしょう。

フラクセル2

フラクセル2とは、古い肌を新しい肌に入れ替えシワを改善する治療方法で、3~4週間ごとに4~6回の施術により、美しい肌を手に入れることができます。

治療を重ねるにつれ、小ジワやシミが薄くなるだけでなく、毛穴の開きが目立たなくなり、赤ちゃんのようなハリと柔らかさのある素肌に変化します。

肌に非常に小さな穴を開けて肌の入れ替わりを促進する治療のため、施術には痛みがでる恐れがあります。痛みには個人差がありますが、気になる方は痛みを軽減するための麻酔が使用できるため、相談してください。顔だけではなく、首や手の甲にも対応可能な施術であり、化粧なしでも美しい素肌に生まれ変わる効果が期待できます。

口元のシワは美容医療で改善しましょう

口元のシワの原因は、乾燥、加齢、紫外線、生活習慣の乱れなど、多岐に渡ります。シワの種類により主な原因や対策方法が変わるため、改善にはどのようなシワなのか見極めることが重要です。

セルフケアで改善するためには、十分な保湿やしっかりとした紫外線対策、適度なマッサージと口周りの筋肉を動かす癖を治すなどの方法が有効です。ただし、セルフケアは効果が現れるまで時間がかかるうえ、効果には個人差があります。深く刻まれたシワを自力で治すのは難しく、対策を誤ると症状が悪化するリスクもあるでしょう。

キーワードから探す

再生医療

ビニール肌

毛穴を引き締める

顔 毛穴

イオン導入 効果

人気記事ランキング

この記事を読んだ方にオススメの

コラム

医師監修について

渋谷美容外科クリニックには様々な科目の
専門医・医学博士が在籍しています。

池袋院 院長

池袋院開設者
峯岸 季清

総院長
渋谷院 院長

渋谷院開設者
中島 透

新宿院 院長

新宿院開設者
野口 なつ美

横浜院 院長

横浜院開設者
松田 秀則

総院長
渋谷院 院長
渋谷院開設者
中島 透

プロフィール

新宿院 院長
新宿院開設者
野口 なつ美

プロフィール

池袋院 院長
池袋院開設者
峯岸 季清

プロフィール

横浜院 院長
横浜院開設者
松田 秀則

プロフィール

渋谷美容外科クリニックには

日本美容外科学会,国際形成外科学会会員,

日本美容皮膚科学会会員,日本抗加齢医学会会員,

日本形成外科学会 形成外科専門医,麻酔科標榜医,
日本頭蓋顎顔面外科学会会員など様々な科目の専門医

等が在籍しており、医師監修のもと運営を行っております

渋谷美容外科クリニックのご紹介

総院長
渋谷院 院長
中島 透 医師
目次
閉じる