目の下のたるみ取り&クマ取りのやり方は?マッサージ&クリーム&美顔器の効果

目の下のたるみやクマは原因や種類によって対策が異なります。

この記事では、筋肉の衰えや血行不良、色素沈着など主な原因を解説。セルフケアの効果と注意点、美容施術の選び方も詳しく紹介します。正しい対処で疲れた印象を改善し、明るい目元を目指しましょう。

監修者
新宿院 院長
野口 なつ美
目次

目の下のたるみ・クマの主な原因

クマには主に青クマ、影クマ、茶クマ、赤クマがあります。

【クマの特徴】

  • 青クマ…血行不良が主な原因。下まぶたを引っ張るとクマが薄く見える
  • 影クマ…たるみが主な原因。クマを横に引っ張ると薄く見える
  • 茶クマ…色素沈着が主な原因。肌を引っ張ってもクマに変化がない
  • 赤クマ…眼輪筋が肌から透けるのが主な原因。頬骨のあたりを下へ引っ張るとより赤くなる

目の下のクマやたるみには、年齢や生活習慣など複数の要因が関係しています。まずは原因を正しく把握することが、的確な対策につながります。

目元の筋肉の衰え

目の周りの筋肉は、まぶたを閉じたり、表情をつくったりするときに使われる部位です。とくに眼輪筋と呼ばれる筋肉は、加齢やスマートフォンの長時間使用などにより衰えやすく、目の下のたるみに大きく関係します。

目の周りの筋肉が衰えると、脂肪を支えきれなくなり、重力の影響によって目の下に脂肪が突出し、たるみが生じやすくなります。筋力の低下によって生じやすいクマの種類は「影クマ」です。

また、筋肉の衰えにより眼輪筋が前方へ突出すると、皮膚から筋肉が透けて見える「赤クマ」が現れるケースもあります。

肌のハリ不足

肌の弾力や柔軟性が低下すると、目元の皮膚がたるみやすくなります。肌の弾力は、エラスチンやコラーゲン、ヒアルロン酸などの成分によって支えられています。

しかし、加齢や紫外線のダメージを受けることで、エラスチンやコラーゲンの生成量が減少し、構造自体も変性・劣化してしまいます。さらに、肌の水分保持を担うヒアルロン酸も年齢とともに減少し、肌の柔軟性が失われると、目元がたるみやすくなるのです。

また、肌のハリが十分にある方でも、生まれつき皮膚が薄い場合は、筋肉や血管が透けて見えることで「赤クマ」や「青クマ」が目立つ可能性があります。

血行不良

血行が悪くなると血液が酸素不足となり、色が黒ずんで見えるようになります。この黒ずんだ血液が皮膚の薄い目の下で透けて見えると「青クマ」として現れます。特に目元は皮膚が薄いため、血流の悪化が見た目に大きく影響します。

【血行不良の原因】

  • ストレス
  • 長時間のデスクワーク
  • 長時間のスマートフォンの使用
  • 睡眠不足
  • 冷え
  • 喫煙
    など

外部刺激

目元の皮膚は非常に繊細なため、こすったり強く触れたりといった刺激により、メラニン色素が生成されやすくなります。これが肌に沈着すると発生するのが「茶クマ」です。

通常、メラニン色素は肌のターンオーバーによって排出されますが、新陳代謝が滞っていると排出がうまくいかず、肌の奥に残ってしまいます。その結果、茶色く色素沈着したクマが定着するリスクが高まるのです。

目の下のたるみ・クマ取りを
目指せるセルフケア

目元のたるみやクマが気になったとき取り入れたいのがセルフケアです。ただし、クマの種類や状態に応じて適切にケアしないと症状が悪化するリスクもあります。

ここで紹介するセルフケア方法はあくまで一例ですので、確実にクマを治したいときは美容クリニックにご相談ください。

マッサージ

目の下のマッサージは、血行促進を目的としたセルフケアのひとつです。血行不良を改善することで青クマが薄く見える可能性があります。

ただし、すべてのクマに効果があるわけではありません。外部刺激によって生じる茶クマや、たるみが原因の影クマ、赤クマに対しては、かえって悪化するリスクがあるため注意が必要です。

【マッサージのやり方】

  1. 中指と人差し指で耳を下から挟みマッサージをする
  2. 耳の後ろから鎖骨へ向かって優しくなでおろす
  3. 目元を蒸しタオルで温める
  4. 目の周りにアイクリームや目元美容液を塗る
  5. 目尻の下、目頭、目の下の真ん中、こめかみを優しく指圧する
  6. 眉毛の下からこめかみに向けて指圧をする

また、湯船に浸かって体を温めたり、軽いストレッチを取り入れたりすることも、血行促進につながりやすく、青クマの改善に役立ちます。

クリーム

市販のアイクリームや美容液を使用すると、クマの種類によっては症状の改善が期待できます。ただし、使用感や効果には個人差があります。

スクロールできます
成分特徴効果
レチノールビタミンAの一種
目、肌、粘膜などの維持に役立つ
影クマ、茶クマ、青クマの改善
エラスチン、コラーゲンの生成の促進
メラニンの排出を促す
ペプチドアミノ酸が複数結合した化合物
肌の構造の維持に役立つ
影クマ、青クマの改善
ハリツヤのサポート
コラーゲンの生成の促進
保湿効果
ハイドロキノン美白剤
植物や節足動物の一部に含まれる
茶クマの改善
美白効果
ヒアルロン酸体内に含まれる成分
水分の保持に役立つ
関節の動きを助ける
影クマ、青クマの改善
保湿効果

エクササイズ

目元のたるみを予防する方法として、眼輪筋のエクササイズがあります。眼輪筋は、まぶたの開閉や表情の動きに関わる筋肉で、適度に動かすことで筋力を維持しやすくなります。

【眼輪筋のエクササイズのやり方】

  1. 涙袋に力を入れるイメージで、目を細める
  2. 5秒間キープする

この動きを1セットとし、3分ほど繰り返し行います。やりすぎると目元に余計な負担がかかるため、1日1回程度、無理のない範囲で行うのがポイントです。 

目の下のたるみ取り・クマ取り
ができる美容施術

セルフケアでの改善が難しいクマやたるみに悩んでいる方は、美容医療を選択肢に入れるのも一つの方法です。

ここでは、渋クリで受けられる代表的な施術について紹介します。

下眼瞼脱脂

目の下の脂肪が前方に突出し、たるみや影クマの原因となっている場合に有効とされるのが、下眼瞼脱脂です。まぶたの裏側や下まつげの生え際を小さく切開し、余分な脂肪を除去することで、目元のたるみやクマを改善します。

この施術は、切開部分が目立ちにくく、体への負担も少ないのが特徴です。脂肪のふくらみが解消されることで、顔全体が若々しい印象を目指せるでしょう。

サマークールアイ

たるみやシワが目立つ方には、高周波を用いた「サマークールアイ」という施術もあります。熱エネルギーを目元に照射することで、コラーゲンや繊維組織を収縮・再構築し、肌の引き締めやハリ感アップを促す方法です。

さらに、皮下脂肪にある「遷移隔壁(せんいかくへき)」を縮小させる働きが期待できるため、たるみそのものが緩和される可能性もあります。メスを使わずに施術を受けたい方や、たるみの初期段階でケアしたい方に適しているでしょう。

ヒアルロン酸

「肌の薄さ」が原因による青クマの場合、ヒアルロン酸の注入が有効です。ヒアルロン酸は体内にも存在する成分で、加齢とともに減少します。ヒアルロン酸を注入すると、自然なふくらみを与え、クマの改善が期待できます。

施術は注射で行うため、切開の必要がなく、ダウンタイムが短いのも特徴です。注入されたヒアルロン酸は、時間とともに体内に吸収されていくため、効果を持続させたい場合は定期的な施術が必要となります。

目の下のたるみ取り・クマ取り
に関するよくある質問

ここでは目の下のたるみ取り・クマ取りに関するよくある質問に回答します。

目の下のたるみ取りで後悔しない方法は?

施術で後悔しないためには、自分に合ったクリニック選びが重要です。費用や内容だけでなく、技術力や対応力も含めて総合的に判断しましょう。

【後悔しにくいクリニックを選ぶ方法】

  • アフターフォローがある
  • 技術力がある
  • 症状に合わせた施術を提案してくれる

たとえば、施術後に違和感があっても相談できる体制があると安心です。また、たるみやクマの状態を的確に診断し、切開だけでなくレーザーや注入など幅広い選択肢から適切な方法を提案してくれるクリニックであれば、満足度も高くなります。

目の下のクマ取りのダウンタイムは?

ダウンタイムは施術によって異なります。例えば下眼瞼脱脂を受けた場合のダウンタイムの目安は以下のとおりです。

症状期間
痛み3日前後
腫れ1~2週間
内出血1~2週間

症状が長引くなど、不安な点がある場合は、施術を受けたクリニックに相談してください。特に初めて施術を受ける方は、経過を見ながら医師と連携を取ることが大切です。

脂肪注入で目の下のクマ取りはできる?

脂肪注入は、目の下に凹みがある方や、脂肪除去後にボリューム不足が気になる方に適した施術です。自身の脂肪を採取し、目元に注入することで自然なふくらみが生まれ、影クマが目立ちにくくなります。

ヒアルロン酸に比べて持続期間が長く、個人差はあるものの3~5年程度効果が続くとされています。ただし、施術費用はやや高めになることが多いため、希望に応じて医師とよく相談しましょう。

目の下のたるみ取り・クマ取りを
改善して表情を明るく

目の下のクマやたるみは加齢や生活習慣、肌状態など、さまざまな要因が重なって現れるものです。セルフケアで改善できるケースもありますが、クマの種類や進行度によっては、思うような効果を得られないこともあります。

症状に合わせて適切なケアを行い、それでも改善が難しい場合は、美容クリニックでの施術も有効な選択肢です。自分に合った方法で対処すると疲れた印象を軽減でき、表情を明るく見せられます。

渋クリでは、目元の悩みに寄り添い、一人ひとりの状態に応じた施術を提案しています。カウンセリングだけでも受け付けていますので、まずはお気軽にご相談ください。

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