毛細血管拡張症の治療法と症状を解説・治療にかかる治療費は保険適用される?

毛細血管拡張症の治療方法は主に3種類があります。鼻の下や顔全体など、症状が出ている部位や赤ら顔以外の肌トラブルなどによっても、適切な治療方法が異なります。

この記事では毛細血管拡張症の治療方法について詳しく解説します。現在赤ら顔に悩んでおり、どの治療を行ったらいいか迷っている方の参考になる内容です。

監修者
新宿院 院長
野口 なつ美
目次

毛細血管拡張症とは

毛細血管拡張症とは、肌の内側にある毛細血管が何らかの原因により拡張し、肌に継続的な赤みが出る症状のことです。

毛細血管拡張症を引き起こす主な原因は以下の通りです。

  • 気温差
  • 女性ホルモンの変化
  • ステロイドなどの薬の副作用
  • 香辛料やアルコールの摂取
  • 顔を擦る洗顔
  • 紫外線
    など

毛細血管拡張症の原因は、寒暖差などの環境変化、薬の副作用、生活習慣などさまざまです。なお、寒暖差とは室温だけではなく、洗顔が原因となる可能性もあります。お湯で洗顔をした後に冷水で肌を引き締める、といったイメージです。

また、肌を強く擦る洗顔や紫外線によるダメージは肌への刺激が強く、毛細血管拡張症を悪化させるリスクがあります。

なお、毛細血管拡張症はニキビや脂漏性皮膚炎のような炎症性ではないため、赤みは自然に消えませんまずは医師に相談し、適切な診察や治療を受けましょう。

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【セルフケア】
毛細血管拡張症への対策方法

毛細血管拡張症はセルフケアでの改善は難しいですが、対策により悪化を防いだり予防したりする効果は期待できます。

ここでは毛細血管拡張症を悪化させないためのセルフケアを紹介する

適切なスキンケア

毛細血管拡張症は肌への刺激により発症することがあるため、悪化を防ぐには、適切なスキンケアが大切です。

具体的には以下のスキンケアを行いましょう。

  • 肌に優しい洗顔
  • 丁寧な保湿
  • 紫外線対策

洗顔をするときには、洗顔フォームを泡立て、たっぷりの泡で洗いましょう。摩擦を防ぐことで、赤みが強くなることを抑えられます。

すすぐときにはぬるま湯を使用してください。熱いお湯では顔に必要な皮脂が流れてしまい、肌の乾燥を招きます。乾燥により肌のバリア機能が低下すると外部刺激に弱くなり、肌トラブルが起こりやすくなるため、注意しましょう。

洗顔後は必ず保湿を行い、肌のバリア機能を保ちましょう。たっぷりの化粧水を使い、乳液やクリームで蓋をするのがコツです。

その他、紫外線対策も欠かせません。紫外線は一年を通して降り注いでいますので、日焼け止めや日傘、帽子を積極的に活用し、肌へのダメージを抑えましょう。

生活習慣の見直し

毛細血管拡張症は生活習慣の乱れにより発症する可能性があります。

たとえば睡眠不足やストレスにより交感神経が高まると、肌への血流が増加し、肌の赤みが目立ちやすくなります。ストレスの発散や十分な睡眠の確保を心がけてください。自律神経が整うと、毛細血管の収縮と拡張を適切にコントロールできるようになります。

その他、食べるものの偏りにより毛細血管拡張症が発症する可能性もあります。特にアルコールや香辛料の過剰摂取は血流の増加を招くため、注意が必要です。

毛細血管拡張症の治療法

毛細血管拡張症による赤ら顔は、レーザーや光を使って治療を行います。渋クリでは毛細血管拡張症に対して、Vビーム・ジェントルヤグ・フォトフェイシャルといった治療を提案しています 。

Vビーム

Vビームとは、ヘモグロビン色素に反応するレーザーを搭載した装置です。レーザーにより異常のある毛細血管を収縮させ、赤ら顔の改善が目指せます。

また、Vビームは毛細血管拡張症だけでなく、ニキビを改善できる可能性があるのが特徴です。ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌する作用があるほか、皮脂腺を破壊し皮脂の過剰分泌を抑えます。これにより、炎症性による赤ら顔予防にも効果が期待できるでしょう。

ジェントルヤグ

ジェントルヤグとは、波長の異なる2種類のレーザーを照射する装置です。拡張した毛細血管に向けて照射すると、血管内のヘモグロビンに吸収され、熱エネルギーにより毛細血管を縮小これにより、毛細血管拡張症の改善が期待できます。

なお、ジェントルヤグで照射するレーザーは肌の深部へ熱エネルギーを届け、コラーゲンの生成を促す効果もあります。コラーゲンの生成により、ハリツヤのある肌が手に入るでしょう。赤ら顔治療のほか、アンチエイジングを目指したいとお考えの方に適した装置です。

フォトフェイシャル

フォトフェイシャルとは、IPL(インテンス・パルス・ライト)と呼ばれる光を照射する装置です。IPLには余分な毛細血管を収縮させる効果があるため、毛細血管拡張症の改善を目指せます。

また、肌の生まれ変わるサイクルである、肌のターンオーバーを正常に促す効果が期待できるのも特徴です。肌のターンオーバーが促されるとニキビによる赤みも早期治癒する可能性もあります。毛穴に皮脂や汚れが詰まりにくくなるため、ニキビの予防にも役立つでしょう。

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【部位別】毛細血管拡張症の治療方法

毛細血管拡張症の症状が出ている部位ごとに、適した治療方法は異なります。

部位別のおすすめの治療方法は以下の通りです。

  • 鼻の下の治療法…
    Vビーム、ジェントルヤグ
  • 小鼻の治療法…
    Vビーム、ジェントルヤグ
  • 顔の治療法…
    フォトフェイシャル、Vビーム、ジェントルヤグ

Vビームやジェントルヤグはレーザー治療のため、ピンポイントで患部を狙う治療に優れています。そのため、鼻の下、小鼻の周りなど、毛細血管拡張症の患部の範囲が狭いときは、レーザーによる治療を選ぶと的確な治療が期待できるでしょう。

フォトフェイシャルは顔全体へ光を当てる治療方法ですので、毛細血管拡張症の症状が顔全体に出ている方に適しています。顔全体の色や状態をみながら治療を進めることができますので、複数回治療を重ねると自然な仕上がりが期待できるでしょう。

なお、どの治療方法が適しているのかは医師の診察により判断されます。適切な治療を行えるよう、熟練の技術と豊富な知識があるクリニックを選ぶのが治療成功のカギです。

毛細血管拡張症の治療費

毛細血管拡張症の治療にかかる費用はクリニックによって異なります。たとえば渋クリの場合、以下の費用で治療を提供しています。

Vビーム

1ショット5,500円
3ショット9,800円
顔全体/1回37,950円
顔全体/4回136,620円

ジェントルヤグ

顔全体/1回50,600円
顔全体/6回253,000円
首全体/1回50,600円
首全体/6回253,000円

フォトフェイシャル

顔(額以外)/1回9,800円
顔全体/1回44,000円
顔全体/3回125,400円
顔全体/6回231,000円

なお、毛細血管拡張症の治療には複数回の治療を行うのが一般的です。定期的に治療を受けることで、肌の状態が改善し、症状が安定します。

毛細血管拡張症の治療は保険適用される?

毛細血管拡張症の治療は、医師に毛細血管拡張症と診断され、治療が必要と判断された場合に保険適用になる可能性がありますその際の治療装置はVビームです。他にも、単純性血管腫、乳児性血管腫は保険適用の対象となります。反対に、以下の症状は保険適用外となります。

  • ニキビ
  • ニキビ跡
  • 酒さ
  • ステロイドによる赤ら顔
  • 傷跡
  • 老人性血管腫

上記のように、肌が赤くなる症状の多くは保険適用外の自由診療になるケースが多いです。まずは医師の診察を受け、その後に治療方法を考えるとよいでしょう。

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毛細血管拡張症の治療は美容クリニックで

毛細血管拡張症とは、毛細血管が拡張したために顔が赤く見えてしまう症状です。炎症性ではないため、赤みは自然に消えません。そのため、医師に相談し適切な治療を受ける必要があります。

毛細血管拡張症の治療方法としてはVビームやジェントルヤグ、フォトフェイシャルなどがあります。それぞれ特徴が異なりますので、症状や肌の悩みにあった治療を行いましょう。

渋クリではVビームやジェントルヤグなど複数の治療方法を提供しています。一人ひとりの症状にあった適切な治療方法をご提案いたしますので、まずは無料カウンセリングにお越しください。

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