二の腕がブツブツする原因は？市販薬で治る？治し方や対策方法を紹介

二の腕にブツブツができると人目が気になり、ノースリーブや水着が着にくくなるものです。二の腕がザラザラ・ブツブツする原因は何なのでしょうか。

この記事では二の腕のブツブツの原因や治し方、対策方法について解説します。

二の腕のブツブツの正体の多くは「毛孔性苔癬」

「二の腕にできるサメ肌のようなブツブツ・ザラザラ」は毛孔性苔癬の可能性が高いです。

毛孔性苔癬とは皮膚疾患の一種で、毛穴に沿ってブツブツと小さく盛り上がるのが特徴です。肌の生まれ変わりであるターンオーバーが乱れることで毛穴に古い角質が詰まり角栓を形成し、1～2mmほどのブツブツとした発疹を形成します。

二の腕だけでなく、お尻や太もも、腰などにできることもあります。

毛孔性苔癬の原因

毛孔性苔癬の原因ははっきりとは解明されていませんが、遺伝的な要因が強いと考えられています。

そのほかにも肌の乾燥やシェービングによる角質の損傷、肥満も関係している可能性があります。

毛孔性苔癬の症状

毛孔性苔癬を発症すると1～2mmほどのブツブツとした発疹が多数発生し、ザラザラとした手触りになるのが特徴的です。

発疹は白色・肌色・褐色のいずれかが多いですが、軽度の炎症を引き起こし周囲に赤みが出ることもあります。ニキビと違い治るときに凹む症状を呈することはありませんが、色素沈着を引き起こし茶色く残ってしまうケースもあります。

なお、毛孔性苔癬は感染したり酷い炎症を引き起こしたりすることはありません。

二の腕のブツブツの治し方は？

良性の皮膚疾患のため放置して問題ありませんが、見た目が気になる人は次で紹介する治療を行いましょう。

市販薬を使う

自宅での治療方法として、市販薬を使用して角質ケアする方法があります。

サリチル酸や尿素など古い角質をやわらかくして除去する効果が期待できる成分を配合したクリームが販売されています。また、ブツブツは乾燥により悪化する可能性があるため、保湿効果があるとなお良いでしょう。

一方で、塗って剥がすなどして角質を無理やり除去するアイテムはよくありません。角層に強い刺激を与え、症状の悪化や色素沈着などを引き起こす恐れもあります。二の腕のブツブツは優しく時間をかけて改善していきましょう。

皮膚科で治療する

市販薬より高い効果の薬で治療したいのであれば、皮膚科を受診しましょう。

皮膚科では角質をやわらかくするサリチル酸や尿素、ビタミンAや、肌のターンオーバーを促すビタミンD配合した塗り薬などが処方されます。

保湿剤としてはヘパリン類似物質を配合したヒルロイドが処方されることが多いです。決められた容量に従って使用を継続することで、徐々に二の腕のブツブツが改善していくでしょう。

また、皮膚科での治療は保険適用内ですので、費用を抑えられるのもメリットのひとつです。

美容クリニックで治療する

皮膚科の治療は保険適用の範囲のため費用が安い傾向にありますが、より早く高い効果を得たいのであれば美容クリニックで治療を受けるのがおすすめです。

たとえば渋クリでは二の腕のブツブツ改善のために、ケミカルピーリングが受けられます。ケミカルピーリングとは、肌に安全性の高いピーリング剤を塗り、古い角質や毛穴の汚れを溶かす治療方法です。肌のターンオーバーを正常に促すことで、二の腕のブツブツ改善が期待できます。

また、毛孔性苔癬の色素沈着の改善にも効果的です。適切な頻度で治療を受けることで、ツルスベな二の腕を目指せます。

二の腕のブツブツを防ぐための習慣

治療により毛孔性苔癬が改善しても、再発する恐れもあります。

二の腕のブツブツを防ぐために、良い習慣を身につけましょう。

肥満予防する

毛孔性苔癬は肥満気味の方によく見られる皮膚疾患であるといわれています。そのため、二の腕のブツブツを繰り返さないために健康的な体型を心がけましょう。

まずは暴飲暴食を避け、糖質・脂質・ビタミンなど栄養バランスの良い食事を心がけてみてください。また、肥満予防には運動も大切です。まずはウォーキングやストレッチなど軽い運動から習慣をつけてみましょう。

生活習慣を整える

毛孔性苔癬はターンオーバーの乱れにより発症する恐れがありますが、ターンオーバーの乱れは生活習慣の乱れにより起こることがあります。食事や睡眠、運動など生活習慣を整えましょう。

特に睡眠が足りないと肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが不足し、発症のリスクが高まります。深く質の高い睡眠がとれるよう、毎日湯船で体を温めたり就寝前はスマートフォンの使用を避けたり心がけてみましょう。

定期的に角質ケアする

古い角質をため込まないため、定期的に角質ケアを行いましょう。ただし、スクラブ入りのアイテムやゴワゴワとした化学繊維のタオルで肌を強く擦ると、色素沈着を引き起こす恐れがあります。

自宅で角質ケアするときは肌に負担のかかりにくい素材のタオルで優しく洗いましょう。たっぷりと泡立てた石鹸で擦らず洗うのもおすすめです。自宅での角質ケアが難しいときは美容クリニックを活用しましょう。

美容クリニックでは安全かつ効果的に角質ケアが行えます。どのような治療が適しているか相談もできますので、まずは無料カウンセリングにお越しください。

【毛孔性苔癬以外】
二の腕がブツブツする原因

二の腕のブツブツは毛孔性苔癬が原因のことが多いですが、他の疾患が原因のこともあります。

「毛孔性苔癬ではない気がする」という方は下記の症状に当てはまらないか確認してみましょう。

毛嚢炎

毛嚢炎とは、毛の根元を包む毛嚢に起こる炎症のことです。

掻き傷やシェービングによる傷から細菌が入り込むことで炎症を引き起こし、発症します。毛嚢炎になると毛穴部分に赤い発疹ができるほか、悪化すると膿を持った発疹ができることもあります。

毛孔性苔癬とは異なり、炎症の症状が強いのが特徴です。症状が軽度であれば清潔を保つと1週間ほどで軽快しますが、悪化した際には抗菌薬の使用が必要になります。跡を残さないためにも早めに皮膚科に相談しましょう。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う発疹が慢性的に呈する皮膚疾患です。

肘窩や膝窩に症状が出ることが多いですが、顔や腕にも発生する方も少なくありません。毛孔性苔癬とは異なり、強い痛みを呈するのが特徴です。

現時点では完治させる治療方法は見つかっていませんが、適切な治療により症状を改善できます。アトピー性皮膚炎の症状が疑われるときには皮膚科に相談しましょう。なお、アトピー性皮膚炎の症状がある方には毛孔性苔癬が発症しやすいといわれています。

二の腕のブツブツに関するよくある質問

ここでは、二の腕のブツブツに関するよくある質問に回答します。

二の腕のブツブツがかゆい原因は？

虫刺されや接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎の可能性があります。

ひっかくと症状が悪化したり炎症を引き起こしたりする恐れがありますので、早めに皮膚科を受診し適切な治療を受けましょう。

二の腕のブツブツが赤い！原因は？

毛嚢炎や接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎の可能性があります。

毛嚢炎はかゆみがないのが特徴です。軽度であれば清潔を保つと軽快しますが、悪化すると膿を持つこともあります。数日様子を見て治らないようであれば皮膚科を受診しましょう。

毎日のケアで
二の腕のブツブツを改善しましょう

二の腕のブツブツは毛孔性苔癬の可能性が高いです。毛孔性苔癬はターンオーバーが乱れることで毛穴に古い角質が詰まり角栓を形成することで発症します。そのため、症状を改善するには角質ケアが欠かせません。

渋クリではケミカルピーリングにより二の腕の角質ケアを行えます。さらに、定期的にケミカルピーリングを実施すれば色素沈着による黒ずみの改善も期待できます。二の腕のブツブツが気になっている方はまずは無料カウンセリングでご相談ください。