大人ニキビを起こす6つの原因とは?改善方法や治らない場合について

大人ニキビは別名「吹き出物」と呼ばれ、生活習慣やストレスなどが原因で起こります。思春期ニキビと異なり再発しやすく治りにくいため、悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。ここでは、大人ニキビの種類と6つの原因について、また改善方法などを解説します。

監修者
目次

大人ニキビを引き起こす6つの原因とは?

大人ニキビは20代から発生するニキビを指します。おでこや頬などにできやすい思春期ニキビと異なり、あごや口周りなどのUゾーン、胸元や首に起こりやすい点が特徴です。大人ニキビの原因は主に6つあり、さまざまな原因が重なり合って引き起こされます。ここでは、大人ニキビの原因6つについて詳しく説明します。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスは以下の2つのホルモンによって調整されていて、均衡が崩れることで大人ニキビができやすい状態になります。

  • 黄体ホルモン
  • 男性ホルモン

それぞれのホルモンの特徴についてこれから詳しく説明します。

黄体ホルモン

女性ホルモンの一つである黄体ホルモンは皮脂を過剰に分泌する働きがあり、生理のおよそ2週間前に増えます。そのため、この期間は大人ニキビが発生しやすい、もしくはすでにできていた大人ニキビが悪化する傾向にあります。また、生理不順な方は黄体ホルモンそのもののバランスが乱れ、大人ニキビが発生しやすい可能性があるため注意が必要です。

男性ホルモン

男性ホルモンは皮脂の分泌を増やし、角質を厚くする働きがあります。男性ホルモンと聞くと、女性には存在しないイメージを持たれる方がいるかもしれません。しかし、ホルモンは性別問わず存在するため、女性の身体の中でも男性ホルモンは作られています。さまざまな要因により「男性ホルモン」の分泌が増えることで、皮脂が過剰分泌され大人ニキビへつながります。

皮脂の過剰分泌

皮脂が過剰分泌されると、毛穴に皮脂がつまりやすくなります。そして、毛穴の中に存在するアクネ菌が増えて炎症が起きることで大人ニキビが発生します。アクネ菌は人間の肌に存在する常在菌の一種です。通常では悪影響を及ぼしませんが、増え過ぎることで肌の炎症を引き起こす要因となります。

栄養バランスの乱れ

食生活の乱れは皮脂の分泌が増えてしまう原因となります。具体的には、お菓子やケーキに多く含まれる糖質や、揚げ物やラーメン、ファーストフードに多く含まれる脂質が挙げられます。糖質や脂質だけでなく、タンパク質や野菜・ミネラルが不足することで肌荒れしやすくなるため、不規則な食生活を行わないよう意識することが大切です。一方で、「肌のために」と野菜ばかり摂ってしまうと栄養が偏ってしまうため、肌状態の悪化につながります。バランスの取れた食生活を心がけましょう。

生活習慣の乱れ

大人ニキビの原因となる生活習慣のうち、睡眠不足と喫煙、便秘について以下に表でまとめました。

スクロールできます
睡眠・睡眠中に成長ホルモンが分泌されることで肌の再生が促される
・睡眠不足になると肌の再生が行われにくくなる
喫煙・老廃物の排泄を妨げる
・毛細血管が収縮するため、栄養や酸素の供給を妨げる
便秘・硫化水素やアンモニアなどの有害物質が腸から吸収されることでニキビや肌荒れを引き起こす

「睡眠時間が少ない」「喫煙もしていて便秘気味である」など、人によって生活習慣には個人差があります。仕事や育児に追われ、ストレスから睡眠不足になったり、またダイエットで油ものを控え過ぎて便秘になったりと、さまざまな要因が重なり合うケースがほとんどです。

ストレス

大人ニキビの原因はストレスによるコルチゾールの分泌と、ホルモンバランスの乱れです。ストレスを感じると「コルチゾール」と呼ばれる、男性ホルモンの分泌を増やす働きがあるホルモンが分泌されます。男性ホルモンは、先ほどの「ホルモンバランスの乱れ」に挙げた原因の一つであり、皮脂を過剰に分泌する働きがあります。つまり、ストレスを感じることでコルチゾールが増え、コルチゾールの働きにより男性ホルモンが分泌されて皮脂が過剰に作られるという経過をたどるわけです。また、ストレスにより自律神経の均衡が崩れることで、ホルモンバランスそのものに乱れが生じ、大人ニキビへつながるケースがあります。

肌に付着した汚れ

肌の汚れは蓄積されると毛穴を詰まらせてしまうため、大人ニキビの原因になります。汚れには以下のものが挙げられます。

  • 古い皮脂や角質の残り
  • 洗顔料の洗い残し
  • 化粧品

適切な洗顔を行ない、肌にとって清潔な環境を保つことで、ある程度の古い角質や化粧品は取り除けます。一方で、洗顔料の洗い残しが肌の汚れとして毛穴を詰まらせる原因にもなるため、洗顔時は鏡でチェックすることを意識すると良いでしょう。

大人ニキビの種類とは?発生しやすい部位と原因を解説

ニキビは、皮脂腺が多い場所にできやすいという特徴があります。大人ニキビが発生しやすい部位と原因を以下にまとめました。

発生しやすい部位主な原因
ホルモンバランスの乱れ、栄養バランス、生活習慣の乱れ、ストレス
あごホルモンバランスの乱れ、栄養バランス、生活習慣の乱れ、ストレス
背中皮脂の過剰分泌、肌に付着した汚れ、栄養バランス、生活習慣の乱れ
首や胸ホルモンバランスの乱れ、皮脂の過剰分泌

ニキビと聞くと顔にできるイメージを持つ方が多いかもしれませんが、皮脂腺が多い背中や首などにも起こる可能性があります。身体は顔と比較すると肌細胞が生まれ変わる期間が遅く、治ったあとがニキビ跡として残りやすくなるため注意が必要です。

大人ニキビの改善方法 3選

大人ニキビの改善方法の基本は生活習慣の見直しと改善です。ここでは、3つの改善方法について詳しく説明します。

質の良い睡眠をしっかりととる

睡眠中は肌の再生を促す働きがある成長ホルモンが分泌されるため、適切な睡眠を確保することが大人ニキビの改善につながります。具体的な方法を以下にまとめました。

  • 22〜2時の肌のゴールデンタイムに眠る
  • 照明を暗くする
  • カフェインの飲み物は控える
  • ストレッチをする

肌の再生には6時間の睡眠は最低でも必要と言われています。「これならできそうだな」と感じる方法から、ご自身の生活に取り入れてみましょう。

バランスの良い食事をする

以下の栄養素をまんべんなく摂るようにしましょう。

栄養素必要摂取量期待できる効果
ビタミンC淡緑色野菜200g保湿
ビタミンA緑黄色野菜100g以上丈夫な肌を作る
タンパク質50g肌細胞のもとになる

ビタミンCやAには抗酸化作用の働きがあるため、美肌の効果も期待できます。特に、ビタミンCはコラーゲンの合成に必須の栄養素のため、意識して摂るようにしましょう。

泡を意識して洗顔する

洗顔する場合は、泡で洗うことを意識しましょう。泡で優しく包み込むようなイメージで洗うと、肌に付着した汚れをきれいに取り除けます。過剰に洗顔してしまうと、肌が乾燥して皮脂が除去され過ぎてしまい、かえって皮脂が増える可能性があるため注意が必要です。

一方で、洗顔料が肌に残り続けると、肌の汚れの一部となり大人ニキビの原因へつながります。「せっかく洗顔したのに意味がない」ということにならないよう、洗顔時は鏡で洗い残しがないかチェックしましょう。

なかなか大人ニキビが治らないのだけどどうすればいい?

大人ニキビに悩んでいる方は、美容皮膚科のある専門の医療機関を受診しましょう。先ほど大人ニキビを改善するための3つの方法を紹介しました。しかし、実際にやってみても「なかなか効果が出ない」「治ったと思ったらまたニキビができた」と感じる方がいるかもしれません。

大人ニキビは人によってできる場所や原因に違いがあるため、適切な対応を行わないでいると、治ってからニキビ跡として残ってしまいかねません。医療機関では医師が肌の状態を診察することで、自身に合った治療やセルフケア方法についてアドバイスをしてくれます。渋クリではしっかりとお客様をカウンセリングし、さまざまな治療方法を提案します。

大人ニキビの原因を知ってトラブルを解消しましょう

大人ニキビは、生理などのホルモンバランスの乱れや生活習慣やストレスなどが原因で起こります。思春期ニキビと異なり、背中や胸など顔以外にも発生し、繰り返す特徴があります。適切な対策を行わないと、ニキビ跡として残る可能性があるため注意が必要です。大人ニキビを改善するためのセルフケア方法として、質の良い睡眠とバランスの良い食事をとる、そして正しい洗顔を行うという方法があります。しかし、セルフケアを行っていても大人ニキビが改善しなかったり、症状を繰り返したりする場合があるかもしれません。その場合は、専門の医療機関を受診すると良いでしょう。ご自身の肌状態やライフスタイルに合わせた治療やアドバイスを行ってくれるため、大人ニキビを治すだけでなく、自身では気づかなかった原因を見直すきっかけにもなります。

上述したとおり、大人ニキビを治すには医療機関の受診が大事です。まずは渋クリの無料カウンセリングで、あなたのお悩みをお聞かせください。

ニキビの人気記事ランキング

この記事を読んだ方にオススメの

ニキビ関連記事

ニキビ治療を
部位から探す

種類・色で調べる

レベル1★

白ニキビ


レベル2★★

黒ニキビ


レベル3★★★

赤ニキビ


レベル4★★★★

黄(膿疱性)ニキビ


ニキビ跡

赤味・色素沈着・シミ


ニキビ跡

凸凹クレーター状の肌・毛穴の開き


駅徒歩1分 平日23時まで

0120-11-0811

東京都渋谷区宇田川町22-2fe

渋谷西村總本店ビル4F

駅徒歩3分 平日20時まで

0120-222-414

東京都新宿区新宿3-29-11
新盛堂ビル 6F

駅徒歩3分 平日23時まで

0120-96-3720

東京都豊島区南池袋2-27-8

南水ビル7F

駅徒歩4分 平日20時まで

0120-15-4282

神奈川県横浜市西区南幸2-11-1

横浜MSビル7F

駅徒歩0分 平日20時まで

0120-88-0401

東京都港区新橋2-18-9

第3光和ビル4F

ニキビ治療の症例写真

ケミカルピーリング

Before

After

施術名ケミカルピーリング
説明角質層~表皮上層を剥がれやすくし肌の入れ替えを促進する施術
副作用発赤・熱感・痒み・痛み・ピリピリ感・乾燥など
料金¥5,500~¥22,000
ダーマペン+ヴェルヴェットスキン

Before

ダーマペン Before:施術前

After

ダーマペン After:施術後
施術名ダーマペン+ヴェルヴェットスキン
説明極細針で肌に微細な穴を形成し有効成分を浸透させる施術
副作用腫れ・赤み
料金¥9,800~55,000

医師監修について

渋谷美容外科クリニックには様々な科目の
専門医・医学博士が在籍しています。

池袋院 院長

池袋院開設者
峯岸 季清

総院長
渋谷院 院長

渋谷院開設者
中島 透

新宿院 院長

新宿院開設者
野口 なつ美

横浜院 院長

横浜院開設者
松田 秀則

新橋院 院長

新橋院開設者
楊 美優

新橋院 医師
藏薗 侑人

池袋院 院長
池袋院開設者
峯岸 季清

プロフィール

総院長
渋谷院 院長
渋谷院開設者
中島 透

プロフィール

新宿院 院長
新宿院開設者
野口 なつ美

プロフィール

横浜院 院長
横浜院開設者
松田 秀則

プロフィール

新橋院 院長
新橋院開設者
楊 美優

プロフィール

新橋院 医師
藏薗 侑人

プロフィール

渋谷美容外科クリニックには

日本美容外科学会,国際形成外科学会会員,

日本美容皮膚科学会会員,日本抗加齢医学会会員,

日本形成外科学会 形成外科専門医,麻酔科標榜医,
日本頭蓋顎顔面外科学会会員など様々な科目の専門医

等が在籍しており、医師監修のもと運営を行っております

渋谷美容外科クリニックのご紹介

総院長
渋谷院 院長
中島 透 医師
目次
閉じる