背中ニキビ・ニキビ跡がひどいのはなぜ?原因や治療法、日常でできるケアを解説!
背中ニキビがひどい状態を放置すると、跡が残る恐れがあります。改善するには、ご自宅で行える保湿など日々のケアはもちろん、皮膚科での治療も効果的です。
この記事では背中ニキビの原因や日常でできるケア、医療機関での治療方法についてご紹介します。
背中ニキビの主な原因
ニキビは蓄積した皮脂が毛穴に詰まることでできやすくなりますが、毛穴が詰まりやすくなる原因はさまざまです。
ここでは、背中ニキビの主な原因を紹介します。
睡眠不足
背中ニキビに限らず、睡眠不足はニキビの原因のひとつです。
睡眠中は傷就いた組織を修復する成長ホルモンが分泌され、かつ新陳代謝が活発になる時間です。そのため睡眠時間が足りないと背中ニキビを始めとした肌荒れを起こしやすくなります。
皮脂の過剰分泌
背中は身体のなかでも皮脂分泌量が比較的多い部位のため、もともと皮脂ニキビができやすい部位といえるでしょう。
不規則な生活や食生活の乱れ、過度なストレスなどによりホルモンバランスが乱れると、さらに皮脂の分泌量が増加します。これにより、背中ニキビがさらにできやすくなることもあります。
背中の保湿ケア不足
背中は皮脂の分泌量が多い部位ですが、だからといって保湿ケアを怠り肌が乾燥するのもよくありません。保湿ケアが不足して乾燥すると、肌を守るために余計に皮脂が過剰に分泌され、背中ニキビができてしまうのです。
衣類により蒸れや刺激
背中は常に衣類に覆われていることが多いため、蒸れたり擦れたりします。汗や皮脂により背中ニキビが発生しやすく、かつ摩擦により悪化しやすいと言えるでしょう。
洗い残しなど間違ったケア
洗いにくい場所である背中は汚れが残りやすい部位です。
汚れやソープの泡で毛穴が詰まると、ニキビの原因であるアクネ菌が繁殖しやすくなります。また、清潔を保とうとして背中をゴシゴシと強く洗いすぎるのもよくありません。摩擦による刺激が背中ニキビを引き起こす恐れがあります。
背中ニキビ・ニキビ跡に対して
自宅でできるケアや対策
生活習慣を見直して、肌のターンオーバーを正常に整えることで、背中ニキビは自宅で改善が可能です。
まずは、以下の3点に注意して、自宅でのケアを行いましょう。
生活習慣を見直す
ニキビ治療に最も効果的なのは、生活習慣を見直して、肌のターンオーバーを正常に戻すことです。
ビタミンB・C・A・Eやミネラルを多く含む食事を心がけ、甘いものや脂っこいものを控えるようにしましょう。栄養の良いバランスの取れた食事がニキビ対策では大切です。また、午後10時から~午前2時のゴールデンタイムはできるだけ睡眠をとるようにしましょう。
ストレス軽減を心掛ける
ストレスが大きな要因となり、皮脂が増えニキビができることがあります。ストレスを感じると患部をかきむしる行動が増え、より悪化する場合もあります。乾燥などが加わると思わず背中をかきむしってニキビを潰してしまうことも考えられます。
ストレスを完全に無くすことは難しいですが、休養や適度な気晴らしを意識して取り入れストレス軽減を心掛けましょう。気持ちが上向く自分磨きのエステやマッサージなどもおすすめです。
市販薬やローションで保湿する
アクネ菌が原因であるニキビの症状が見られる場合は、オロナインや市販のニキビ治療薬の使用で効果が得られることがあります。患部が赤く炎症している場合は、ステロイド系の軟膏を使用することで、症状が治まる可能性もあります。
また、服の擦れによる刺激が原因でニキビが発生する場合は、保湿ケアに力を入れることで症状が落ち着くこともありますので、ボディーローションでケアをしましょう。
肌に優しい衣類や洗剤を使用する
背中に常に触れることになる下着や服は、通気性や吸水性に優れた肌に優しいものを選びましょう。また、洗剤や柔軟剤が肌に合わないこともあります。「最近新しい柔軟剤に変えたらニキビが増えた気がする」という場合は肌に合っていない可能性があるため、他のものを使用してみてください。
ボディーソープなど石鹸類を見直す
洗浄力が強すぎるボディーソープは、刺激が強すぎるため肌の乾燥に繋がり、ニキビ発生の原因になることがあります。その際は、使用しているボディーソープを洗浄力の弱いものに変更して様子を見ましょう。体を洗うときに使うボディタオルやスポンジも柔らかく低刺激のものがおすすめです。
皮膚科で背中ニキビを治療する方法
自宅でのケアに力を入れているのに「繰り返しのニキビ」「ニキビ跡が無くならない」などで悩んでいる場合は医療機関でのニキビ治療がおすすめです。専門医の診断のもと、肌質や体質を見極めて自分にあった治療法で確実な治療を受けられます。
軽症の場合は炎症やアクネ菌の繁殖を抑える外用薬を塗ります。症状によっては外用薬と内服薬を併用、あるいは内服薬のみの治療方法があります。
治療方法は症状の段階によっても異なります。また「繰り返しのニキビ」の場合は年代によって原因が異なり、原因に合わせた治療方法が必要です。いずれの場合も早期の治療が望ましいでしょう。
内服薬
内服薬でニキビを治療する場合はビタミン剤や抗生物質を服用します。
ニキビ治療で使用される抗生物質は副作用の抑えられたものを使用するため、長期間の服用が可能です。
ニキビ治療で内服薬を使用する場合の注意点として、途中で止めてしまったり、ニキビがなくなった後も飲んだりしてはいけないということです。耐性菌ができてしまい、さらにニキビが直りにくくなってしまう可能性もあります。抗生物質の服用をする際には必要な期間だけに留めてください。
外用薬
外用薬には、抗生物質やアダバレン外用などが使用されます。
外用薬か内服薬どちらかだけを治療で使用するというのは少なく、アダバレンなどのニキビ外用薬に加えて、内服薬を使用することが推奨されています。
重症ニキビ治療内服薬
内服薬や外服薬など通常のニキビ治療が効かない場合に使用されるのが重症ニキビ治療内服薬です。効果が高い分、医師の指示のもとで初めて使用することができます。
渋クリでは、重症なニキビに効果的なイソトレチノインを処方しています。なかなか治らないしつこいニキビでお悩みの方は、ご相談ください。
放置すると跡に!背中ニキビ跡の種類
背中はあまり人目に触れることがないため、つい放置しがちです。
しかし、ニキビをそのままにしておくと、以下のようなニキビ跡になる恐れがあります。
赤み
ニキビが落ち着いてから6か月以内の赤みは、炎症として跡が残っている状態です。ただし、6か月~1年以上経過しても赤みが消えない場合には、肌の表面がニキビのダメージを受けてしまっています。
色素沈着
茶色に変色してしまっている色素沈着跡は、ニキビの炎症後にメラニンが沈着してできたものです。炎症から回復するために細胞が活性化した際に、メラニンを生み出すメラノサイト細胞も一緒に活性化したことが原因で発生します。
クレーター
ニキビの炎症が激しく、肌の修復ができた箇所とできなかった箇所の差があるとクレーターになってしまいます。背中は顔と比べてクレーターの症状は少ないですが、できる可能性はゼロではありません。。
白色瘢痕
ニキビと同じくらいのサイズの白色瘢痕が見られる状態です。ニキビによって皮膚組織が破壊された結果、瘢痕組織に置き換わることによって発生します。赤みや色素沈着と比べ、一度できてしまうとセルフケアでは改善がしにくいです。
背中ニキビの跡を改善するには
美容クリニックへ
背中ニキビ跡はセルフケアしても治るまで時間がかかります。ニキビ跡の種類によっては数カ月、数年跡が残る可能性もあるでしょう。
できるだけ早く・きれいにニキビを直したいのであれば、美容クリニックで治療がおすすめです。レーザーによる治療法などはニキビ跡の原因である真皮内瘢痕に働きかけ、根本的な改善を促します。渋クリでは、ニキビ跡改善のために以下のような治療を提供しています。
- フラクショナルレーザー
- フォトフェイシャル(IPL)
- ケミカルピーリング
など
症状に合わせて適切な治療方法をご提案いたしますので、気軽に無料カウンセリングにお越しください。
ひどい背中ニキビは内臓疾患などにも注意
黄色ブドウ球菌やマラセチア菌によって引き起こされることが多い背中ニキビですが、その他にも内臓の疲れ、不調、疾患が原因になる場合があります。ただ軽度なものであれば、十分な睡眠や規則正しい食事などでこうしたニキビは自然と直っていきます。
しかし「いつまでたっても治らない」「他の原因が思い当たらない」という場合は以下の疾患が隠れていることもあるので注意しましょう。
- 糖尿病
- クッシング病
- 膠原病
など
背中ニキビに似ている症状
背中にできる小さな赤みのあるブツブツが全てニキビなであるとは限りません。他の理由で皮膚疾患を起こしている場合があります。症状を確かめ、適切な治療方法を選びましょう。
どれも一見、背中ニキビとよく似た皮膚疾患で見分けがつきにくいため、自分で判断せず皮膚科で適切な治療を受けましょう。
毛包炎
毛包炎とは、毛穴にマセラチア菌や黄色ブドウ球菌などの細菌(カビ)が侵入して起こる炎症です。胸や背中など広範囲にニキビより小さなポツポツができます。
治療には抗菌薬の湿布や服用が必要になるため、早めに皮膚科を受診しましょう。
粉瘤
粉瘤とは、皮下にできた袋の中に皮脂や角質が溜まってできた良性の腫瘍のことです。
最初は大きめのニキビ程度の大きさですが、膿が溜まってくと巨大化し10cm以上になることもあります。根本的な治療を行うには、手術が必要です。背中にニキビよりも大きなしこりがあり、臭いを発しているときは粉瘤の可能性が高いため、皮膚科に相談してください。
虫刺され
蚊やダニなど寝室や寝具に発生する害虫に刺されると、発疹やかゆみ、痛みが発生します。刺した虫の種類と刺された人の体質により患部の大きさは異なります。
ニキビとの判別方法は、患部に刺された痕が確認できるかどうかです。虫刺されはかゆみ止めの外用薬を使用して様子を見れば自然と治ることが多いですが、症状が強い場合は抗ヒスタミン薬やステロイド剤の内服が必要になります。
背中ニキビや跡を改善するには
クリニックでの治療が大切
背中ニキビは、専門医による適切な治療で改善が期待できる症状です。市販薬での治療など自宅での日々のケアでも改善が見られない場合は、クリニックへの相談がおすすめです。
渋クリではニキビの原因除去治療(予防)、炎症ニキビの治療、ニキビ跡の根治療法など肌の状態を見極めたうえでカスタマイズするオーダーメイドの治療法で、ニキビ跡を残さずニキビのできにくい肌質へとサポートしていきます。
背中のニキビが気になる方は渋クリの無料カウンセリングにお越しください。
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ニキビ治療の症例写真
Before
After
施術名 | ケミカルピーリング |
説明 | 角質層~表皮上層を剥がれやすくし肌の入れ替えを促進する施術 |
副作用 | 発赤・熱感・痒み・痛み・ピリピリ感・乾燥など |
料金 | ¥5,500~¥22,000 |
Before
After
施術名 | ダーマペン+ヴェルヴェットスキン |
説明 | 極細針で肌に微細な穴を形成し有効成分を浸透させる施術 |
副作用 | 腫れ・赤み |
料金 | ¥9,800~55,000 |