肌のブツブツがかゆいしザラザラ…原因はニキビじゃない?

肌のブツブツにはさまざまな原因と種類があり、ニキビではない可能性があります。小さいブツブツができる、赤い、かゆい、ザラザラするなど症状はそれぞれ異なります。腕や顔に目立つ方や、お酒を飲むとブツブツができるケースもあるため、肌の状態に合わせた適切な治し方を知るのが大切です。

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目次

肌にブツブツができる原因と種類

肌にできるブツブツの原因と種類は多く、自己判断は難しいため、気になる方は医師の診察を受けるのがおすすめです。

ここでは、肌のブツブツの原因の一部について解説します。

ニキビ

ニキビとは毛穴に古い皮脂などが詰まりアクネ菌が増殖し、炎症が起こることで発生するブツブツです。

症状が悪化すると黄色いニキビへ変化し、膿が溜まり痛みがでるケースもあります。悪化したまま放置すると、クレーターや炎症後に色素沈着が起こるリスクがあります。ニキビの原因は複数あり、不規則な食生活、睡眠不足、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどさまざまです。

乾燥性湿疹

乾燥性湿疹とは、乾燥肌が炎症を起こし、かゆみを伴うブツブツができる症状です。

毛の頻繁な自己処理、肌を強く擦って洗う、外気の乾燥などにより、肌の潤いが失われることが原因で起こります。肘や足の外側に生じるケースが多く、症状がひどくなると肌の表面が網目状やさざ波状になり、紅斑や亀裂ができます。

あせも

あせもは汗の通り道を老廃物やミネラルが塞ぎ、肌の内側に汗が溜まることで生じます。

赤みのある小さいブツブツができ、水ぶくれやかゆみ、炎症を伴う場合もあります。暑い季節にできやすく、汗をかきやすい肘やひざの裏、足の付け根、首回りなどによく見られるでしょう。発熱時や、包帯や絆創膏などの使用による蒸れ、長時間同じ姿勢で座るなど、汗がたまりやすい環境で発症しやすいです。

接触性皮膚炎

接触性皮膚炎とは、何らかの物質に触れたとき肌が反応して起こる炎症です。

赤みのあるブツブツ、強いかゆみ、水ぶくれが生じます。強すぎる刺激により肌に症状が出る刺激性接触皮膚炎、アレルギー反応によりかゆみが出るアレルギー性接触皮膚炎、紫外線や光に反応する光接触皮膚炎があります。いずれも原因の物質を除去することで症状が緩和するのが特徴です。

日光過敏症

日光過敏症とは、日光を浴びると肌に赤み、かゆみ、ブツブツが出る病気です。

生まれつき発症しやすい方と、食品や薬剤に含まれる物質が肌に運ばれ、光を浴びることで炎症を起こす方がいます。日焼けの症状とは異なり、日光過敏症は薬剤による影響や特定のアレルギー物質の要因を持つ方が発症しやすいです。

毛嚢炎

毛嚢炎とは毛穴にある毛根を包む箇所に細菌が侵入し、赤、白、暗褐色などの膿を持つブツブツができる病気です。

ムダ毛の処理、搔きむしった跡などの傷口から細菌が入りやすく、毛が生えている部分ならどこでも起きる可能性があります。かゆみはあまりなく、押さえると痛みますが、症状の多くは数日で自然に軽快するでしょう。まれに炎症が長引くケースがあるため注意してください。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、かゆみのある赤いブツブツができ、症状の改善と悪化を繰り返すのが特徴的な症状です。搔き壊すと患部がジュクジュクしてかさぶたとなり、肌が分厚くゴワゴワする場合もあります。ひじ、ひざ、顔、首などに左右対称にでき、遺伝的な要因に加えてアレルゲンや汗が原因で生じるケースが多いです。

毛孔性苔癬

毛孔性苔癬とは、毛穴の奥にある毛根を包む組織が角化することで生じ、毛穴に栗粒大のブツブツができる病気です。

患部はザラザラで乾燥しており、かゆみや赤みなどの症状はほぼありません。10代の方に多くみられ、太ももや二の腕の前面に左右対称にブツブツができる傾向があります。大人になると自然になくなることが多く、また、周囲に感染することはありません。

虫刺され

虫刺されとは、蚊、ノミ、ハチ、毛虫、クモなどに刺されたことが原因で生じる皮膚炎です。

虫の唾液成分などから肌の内部に異物が侵入し、かゆみ、赤み、ブツブツ、水ぶくれ、腫れが生じます。一般的に腫れやかゆみ、赤みは数時間ほどで治まり、かゆみやブツブツは1週間ほどで治まるケースが多いです。症状には個人差があるため、気になる方は医療機関を受診してください。

【症状別】
肌にできるブツブツの原因と種類

ここでは症状別に肌にできるブツブツの原因と種類を紹介しているため、参考にしてください。

ブツブツがかゆい

肌にできたブツブツがかゆいときには、以下の原因が考えられます。

  • 蕁麻疹
  • 湿疹
  • 接触性皮膚炎
  • 乾燥湿疹
  • アトピー性皮膚炎
    など

かゆみは肌の中に異物が入り込み、ヒスタミンなどの伝達物質が放出されることで生じます。かゆみの原因の多くは、肌のバリア機能低下による肌荒れ、汗や金属といった特定物質に対するかぶれ、日光、虫刺されだと考えられます。

かゆいときにはタオルで巻いた保冷剤や冷水で患部を冷やすと、毛細血管が縮小し、炎症が治まる可能性があるでしょう。かゆいからといって患部を掻くと傷ができ、症状が悪化する恐れがあるため気をつけてください。

ブツブツがザラザラする

肌のブツブツがザラザラするときは以下の原因が考えられます。

  • 鮫肌
  • 毛孔性苔癬
    など

鮫肌とは、肌がブツブツ、ザラザラした状態のことで、紫外線やエアコンの使用などで肌の乾燥が進むと症状が出やすくなります。また、肌が厚くなりザラザラする原因として、肌のターンオーバーの乱れが考えられるでしょう。

肌は一定の期間で生まれ変わり、古い肌を肌の表面から排出し、新しい肌へ変化します。生活習慣の乱れや睡眠不足が続くと、肌のターンオーバーが乱れ、排出されるはずの古い角質が肌に残るとザラザラしやすくなります。毛孔性苔癬などの病気が隠れている可能性があるため、気になる方は病院の受診を検討しましょう。

お酒を飲むとブツブツができる

お酒を飲むとブツブツができる場合、以下の原因が考えられます。

  • ニキビ
  • 乾燥肌
  • アレルギー反応

飲酒による糖分の過剰摂取により、皮脂の分泌を促し毛穴が詰まりやすくなるため、ニキビによるブツブツができるリスクが上がります。アルコールを分解するために、肌の栄養素として重要なビタミンBが消費されるうえ、肝臓の機能が低下し、排出しきれなかった毒素が吹き出物として現れる可能性もあるでしょう。

アルコールは良質な睡眠を妨げ、肌のターンオーバーが乱れる原因にもります。ターンオーバーが乱れると、肌のバリア機能が低下し、乾燥肌を招き、肌荒れによるブツブツができやすくなります。飲酒後に呼吸困難や喉の閉塞感がある方は、アルコールアレルギーの可能性があるため注意してください。

【部位別】
肌にできるブツブツの原因と種類

ここでは気になる部位別に、肌にできるブツブツの原因と種類を解説します。自身の症状と照らし合わせ、必要に応じて医療機関を受診してください。

ブツブツが腕にできる

腕にできるブツブツは、毛孔性苔癬の可能性があります。

毛孔性苔癬とは赤や茶褐色のブツブツができ、触るとザラザラするのが特徴で、まれにかゆみも現れます。10代や20代の若い方が発症しやすく、30代以降は消えることが多いです。腕だけでなく、背中、顔、頬、臀部にできるケースもあり、遺伝的な要因が影響して生じます。ただし、炎症がひどい、強いかゆみや痛みがある、ふくらはぎや足の甲などにできる場合は別の疾患が考えられるため、医師の診察を受けるのがおすすめです。

ブツブツが顔にできる

顔にできるブツブツの原因は以下が考えられます。

  • ニキビ
  • 毛嚢炎
  • あせも
  • 稗粒腫
  • 湿疹
  • 蕁麻疹
    など

顔にブツブツができる原因はさまざまなため、症状や部位も併せて原因を考えてみてください。例えば、目の周りにできる白いブツブツは稗粒腫の可能性が高く、特定物質に触れた後にできる痛みやかゆみのある赤いブツブツは蕁麻疹などが考えられます。このように、顔にできるブツブツの自己判断は難しいため、医師に相談しましょう。

肌のブツブツの治し方

肌のブツブツを治すには、医療機関を受診し適切な治療を受けるのがおすすめです。また、種類によっては美容医療により改善ができる可能性があります。

たとえば渋クリでは以下の治療方法を提案しています。

ポテンツァ

ポテンツァは肌に非常に細い針を刺し、肌が持つ治癒再生能力を高める方法です。

高周波を照射し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すことで、肌のハリツヤがアップします。主にニキビによるブツブツやニキビ跡、肌の赤みの改善、毛穴の縮小に効果があります。ダウンタイムがほぼなく、高周波による止血作用により、内出血の心配が少ないのもメリットです。ドラックデリバリーシステムにより、薬剤を肌の奥へ均一に浸透させることで、さまざまな肌トラブル改善が目指せます。

CO2レーザー

CO2レーザーは、稗粒腫などの症状や、イボ、ほくろ、盛り上がったシミの除去に効果が期待できる施術方法です。

炭酸ガスレーザーは水分に吸収されやすい性質があり、照射するとすぐに熱エネルギーへと変わります。患部を的確に切除し、周辺の肌はダメージを受けないため、出血や痛みが少ないのが特徴です。切開をしないため傷跡が残りにくく、仕上がりが美しいのも利点だと言えます。

肌のブツブツは
医師への相談がおすすめです

肌のブツブツは症状やできる部位により、原因が異なります毛穴の詰まりや炎症によるもの、汗の通り道を塞ぐケースやアレルギー反応などが考えられます。

かゆみがある、触れたときにザラザラしている、水ぶくれがあるなど、ブツブツの状態により病名が変わるでしょう。肌のブツブツは自己判断が難しく、セルフケアでは改善が望めない場合もあるため、医療機関での受診をおすすめします。

渋クリでは、熟練の技術と豊富な知識で肌の症状を適切に診察し、治療を行っています。肌トラブルにお悩みの方は、渋クリの無料カウンセリングまで気軽にお越しください。

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