オイリー肌はニキビができやすい?原因や対策方法、NG行動を紹介
オイリー肌は水分と皮脂がともに多い肌質のことを意味します。また、ニキビができやすいのもオイリー肌の特徴です。オイリー肌には乾燥やストレスなどさまざまな原因がありますが、本記事ではそれぞれに合った対策をご紹介します。適切なスキンケア方法も解説していますので、オイリー肌由来のニキビに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
オイリー肌(脂性肌)とは?
オイリー肌とは肌質を表す言葉の一つで、脂性肌とも呼ばれています。まずは、具体的な肌質の分類とオイリー肌の特徴について解説します。
肌質は4つに分類される
肌質は皮脂と水分の量により4つに分類されています。
肌質 | 水分量 | 皮脂量 |
---|---|---|
普通肌 | 多い | 少ない |
乾燥肌 | 少ない | 少ない |
脂性肌 | 多い | 多い |
混合肌 | 少ない | 多い |
肌のタイプには普通肌・乾燥肌・脂性肌・混合肌の4タイプがありますが、その中で水分と皮脂の両方が多いオイリー肌はニキビなど肌トラブルになりやすい肌質です。
セルフチェック!オイリー肌の特徴
オイリー肌の特徴は4つあります。
- おでこや鼻の頭のテカリが目立つ
- 指で触れるとたくさん皮脂が付く
- 暑い時期は化粧が崩れやすい
- 小鼻回りなどに毛穴が目立つ
これらに当てはまる人はオイリー肌の可能性があります。肌のカサつきはあまり気にならず、とにかくテカリやベタつきが悩みというのがオイリー肌の特徴です。また皮脂の過剰分泌は比較的若い方に多いですが、30~40代になってから再びオイリー肌に悩むというケースもあります。
オイリー肌にニキビができやすい理由
オイリー肌はニキビができやすいと言われる理由は主に2つあります。
皮脂が過剰に分泌されているから
ニキビは毛穴に皮脂や汚れが詰まることで発生します。オイリー肌の場合は皮脂が過剰に分泌されるため、それが剥がれ落ちた角質や老廃物などと混ざり毛穴を詰まりやすくしてしまうのです。毛穴が詰まってしまうと、アクネ菌という細菌が繁殖しニキビができやすくなります。
つい強く洗顔してしまうから
肌の皮脂が気になると、つい強い力を入れてゴシゴシこすったり1日に何回も洗顔したりしてしまいがちです。しかし、これもニキビができる原因の一つです。肌表面の皮脂を取りすぎることで肌のバリアが弱まり、それを補うためよりたくさんの皮脂が分泌されるという悪循環に陥ります。その結果、ニキビができやすい肌になってしまうのです。
オイリー肌の原因と対策方法
ニキビができる根本の理由がオイリー肌にあるのであれば、早めに改善するのが大事です。そこで、ここではオイリー肌になってしまう原因とその対策方法について解説します。
肌の乾燥
肌の水分が不足して乾燥すると、潤いを守ろうとする自衛機能が働き皮脂が過剰に分泌されてしまいます。その結果、肌が乾燥していても皮脂でベタついてしまうのです。対策としては、しっかり保湿して肌の水分バランスを整えることが大切です。
オイリー肌の方は普段から肌がべたついているため、化粧水や保湿クリームなどは必要ないと考え保湿がおろそかになる傾向にあります。しかし、保湿しないと肌の調子を悪くしてしまいかねません。肌のバリア機能ときちんと働かせてターンオーバーを整えるためには、十分な保湿が必要です。
ストレス
ストレスを感じると交感神経の働きが過剰になり、コルチゾールというホルモンの分泌が活発になります。また、男性ホルモンも増加しますので、皮脂の分泌が盛んになってしまうのです。
脂性肌で悩んでいる人は、できるだけストレスを溜まらない心穏やかな生活を心がけてください。そのためにはストレスのかからない環境を整える、趣味や運動などで楽しくストレスを発散するなどがおすすめです。
生活習慣の乱れ
昼夜逆転の生活や睡眠不足・運動不足・食生活の乱れなど、不規則な生活を続けるとホルモンバランスが乱れてしまいます。またターンオーバーも乱れてしまうため、バリア機能の低下が皮脂の過剰分泌につながることもあります。
オイリー肌を改善するために生活習慣を見直すことも有効です。十分な睡眠時間の確保や生活リズムの調整、バランスの良い食生活など、規則正しい生活を心がけてください。
ホルモンバランスの乱れ
皮脂の分泌量はホルモンバランスにより左右されます。男性ホルモンのテストステロンや女性ホルモンの黄体ホルモンが増加すると皮脂の分泌が促進され、オイリー肌に傾いてしまうのです。
特に思春期ではテストステロン、生理前には黄体ホルモンの分泌が活発になり、脂質の分泌を促します。女性であれば、生理前は普段より食事や生活スタイルに気を配ることが大事です。睡眠不足やストレスはホルモンバランスが乱れて脂性肌に傾く原因になることから、生活パターンを改めてみるのも大切です。
油分糖質の過剰摂取
揚げ物やケーキなど脂質が多い食べ物の過剰摂取は皮脂の原因になります。過度の糖質摂取は血糖値の急上昇につながり、過剰に分泌されたインスリンが皮脂腺を刺激してしまうのです。
また。油物や肉などの油分が多い食べ物も、体内で中性脂肪に変わり皮脂の原料になってしまいます。皮脂の分泌量を抑えるには、普段の食生活に注意する必要があります。そのためには脂質が多い食べ物を控えてバランスの良い食事を摂りましょう。
また、ビタミンB2は皮脂の代謝を助け分泌をコントロールする効果があります。卵・納豆・アーモンド・うなぎなどに豊富に含まれる栄養素ですが、不足する場合にはサプリメントで補充するのも良いでしょう。
オイリー肌の方がやってはいけない行動
肌のテカリやベタつきに悩むオイリー肌の方がやってはいけない、しかしやりがちなNG行動があります。オイリー肌はニキビや毛穴の黒ずみの元となるため、普段からこのような行動を避けるよう意識することが大事です。
テカリを放置する
肌のテカリは皮脂の過剰分泌が原因の一つです。テカリを放置すると皮脂が毛穴に詰まりニキビになることもあります。また、肌の汚れが皮脂や古い角質と混ざり合い毛穴に詰まれば黒ずみの要因にもなるため、テカリは放置せずに洗顔することが大事です。
皮脂を取りすぎる
肌がテカテカ・ベタベタしているからと皮脂を取り過ぎてしまえば、かえって皮脂の過剰分泌につながる悪循環に陥るでしょう。皮脂は、肌表面の皮膚をバリアする役割を担っています。
洗顔や拭き取り化粧水などで肌をゴシゴシ擦ることで必要な皮脂まで落としてしまい、肌のバリア機能を低下させてしまうのです。皮脂の取り過ぎは止めて過剰な皮脂だけを取るようにしましょう。
オイリー肌を改善!正しいスキンケアのやり方
オイリー肌を改善するには日々の正しいスキンケアが大切です。正しくないスキンケアはニキビの原因になり、オイリー肌が悪化する原因にもつながります。ここではオイリー肌を改善するための正しいスキンケア方法をご紹介します。\
たっぷりの泡で優しく洗う
洗顔時に皮脂を落としすぎると肌のバリア機能が低下して、余計に皮脂が分泌されてしまいます。洗顔料は泡立てネットを使ってしっかりと泡立て、たっぷりの泡で包み込むようにやさしく洗いましょう。また、洗い流す際に肌をこすったり熱いお湯ですすいだりすることも、必要な皮脂を落としてしまいます。肌はあまり刺激せず、40度前後のぬるま湯で洗い流すのがおすすめです。
タオルでやさしくふき取る
洗顔後はタオルでやさしく水分を拭き取りましょう。ゴシゴシこすると肌に傷がついてしまうため、タオルで肌をトントンと抑えるようにして拭くのが大事です。これだけで十分に水滴を吸い取ることができます。
肌をしっかり保湿する
オイリー肌の方は肌のベタつきが気になり、保湿を怠る傾向にあります。しかし、上述したように保湿しないのはあまりおすすめできません。洗顔後の保湿不足が、かえってオイリー肌に傾く原因となっている可能性もあります。
洗顔後は肌の皮脂が取り除かれた状態になっているため、スキンケアで潤いを足してあげる必要があるのです。十分な潤いがあってこそ、肌のバリア機能が働きターンオーバーが整います。オイリー肌だからこそ、しっかり保湿することが大切です。
オイリー肌こそスキンケアを徹底し、ニキビを予防しよう
オイリー肌は普通肌・乾燥肌・混合肌と比べて最もニキビになりやすい肌質であり、過剰な皮脂分泌が特徴です。オイリー肌になる原因には肌の乾燥やストレス、生活習慣の乱れなどが挙げられます。心当たりのある方は適切な対策やスキンケアでオイリー肌を改善しましょう。ただし、オイリー肌が原因のニキビがどうしても治らない場合には皮膚科に相談してみるのもひとつです。
渋谷美容外科クリニックでは、無料でカウンセリングを実施しています。オンラインでも無料相談を承っているため、ぜひお気軽にご相談ください。
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Before
After
施術名 | ケミカルピーリング |
説明 | 角質層~表皮上層を剥がれやすくし肌の入れ替えを促進する施術 |
副作用 | 発赤・熱感・痒み・痛み・ピリピリ感・乾燥など |
料金 | ¥5,500~¥22,000 |
Before
After
施術名 | ダーマペン+ヴェルヴェットスキン |
説明 | 極細針で肌に微細な穴を形成し有効成分を浸透させる施術 |
副作用 | 腫れ・赤み |
料金 | ¥9,800~55,000 |