足ニキビが痛い&かゆい&腫れるのはなぜ?ニキビ以外の疾患が原因かも!

足ニキビはなぜできるのでしょうか?足ニキビが大量にできる、痛い、かゆい、腫れが気になる方は別の原因が隠れている可能性があります。

この記事では足ニキビができる原因と予防方法を紹介します。足ニキビを潰すのはアリか、どのような治し方があるのかも解説するため、参考にしてください。

監修者
新宿院 院長
野口 なつ美
目次

足ニキビはなぜできる?原因と予防

そもそもニキビは毛穴に皮脂や古い角質などが詰まり生じます。毛穴がある部位はどこでもニキビができるため、足にもニキビができる可能性はゼロではありません。

足にニキビができる理由は以下が考えられます。

衣類などによる刺激や蒸れ

足は衣類や寝具よる刺激や蒸れが生じます。刺激を受けると、肌を守るために角質層に厚みが生じて毛穴が狭くなり、汚れが詰まりやすくなります。

蒸れによる汗が原因で雑菌が増えると肌トラブルにつながる可能性があるため、以下の点に注意して足を守りましょう。

  • 化学繊維を避ける
  • 綿素材を選ぶ

足は衣類や寝具の摩擦を受けやすく、化学繊維は速乾性が高く吸水性が低い特徴があるため、汗が残りやすいです。綿素材は吸湿性と通気性に優れており、肌に優しい傾向があります。

スキンケア不足

保湿が十分でないと乾燥肌を招きます。肌の潤いを保つために皮脂が多く分泌され毛穴に詰まり、ニキビになることもあるでしょう。

適切なスキンケアで足ニキビを予防しましょう。

  • 足を洗う
  • 保湿をする

足を洗うときはボディソープを泡立て優しく洗います。足を洗いすぎたり熱湯で流したりすると肌に必要な皮脂を落としてしまい、乾燥を招くため注意してください。拭くときにはタオルに水分を含ませるように優しく触れると刺激が少ないです。

清潔にした後は化粧水を使用し、水分が蒸発しないようにクリームなどを塗りましょう。

生活習慣の乱れ

栄養素が不足すると肌の健康を損ないます。

例えば皮脂の分泌量を調整するビタミンB2が不足すると、皮脂の過剰分泌が起こりやすくなります運動不足により血行が悪くなり、肌に必要な栄養素が行き届かないときもあるでしょう。

睡眠不足も肌の健康を損ないやすいです。入眠後3時間で成長ホルモンが分泌されて肌の代謝が促されますが、睡眠の質が低下すると肌の代謝が滞ります。対策方法は以下の通りです。

  • ビタミンの摂取
  • 適度な運動による血流の促進
  • 質の良い睡眠環境を整える

ビタミンにはいくつか種類があります。肌の潤いを保つビタミンA、肌のターンオーバーを促すビタミンB群、肌に潤いとハリを与えるビタミンCなどを意識して摂りましょう。

足ニキビを潰すのはアリ?

ニキビを潰すのは控えてください

ニキビを潰す行為には以下のリスクがあります。

  • 爪や指から雑菌が入る
  • ニキビの悪化
  • ニキビ跡の原因になる

ニキビを潰すと肌が傷つき、雑菌が入る恐れがあります。ニキビの症状が悪化し、治りにくくなったり、治ってもニキビ跡ができたりする可能性が高くなります。そのため、足ニキビは気になっても潰さず、時間をかけて治していきましょう。

足ニキビの治し方

足ニキビは潰してはいけません。

ここで紹介するセルフケアや医療機関での治療により、少しずつ治しましょう。

セルフケアを行う

足ニキビが気になるときは、生活習慣の見直しや適切なスキンケアにより改善する可能性があります。

スクロールできます
足を清潔にするボディソープを泡立て優しく洗う
ぬるま湯ですすぐ
肌に優しい製品を選ぶ
丁寧な保湿化粧水をたっぷり使う
クリームや美容液で水分の蒸発を防ぐ
油分の多いクリームは避ける
ストレスの解消適度な運動
旅行
買い物
趣味を楽しむ
紫外線対策をする日焼け止めの使用
日傘、サングラスの使用
長袖の着用
十分な睡眠寝る前にスマホやパソコンを控える
入眠の1~2時間前に入浴をする
寝具を清潔にする
バランスの良い食事バランスの良い食事を心がける
糖類、脂質、香辛料、カフェイン、アルコールの摂りすぎに注意

生活習慣の乱れによりニキビができていた場合、肌に優しい健康的な生活がニキビを改善するきっかけになります。無理をせず、できるところから始めましょう。

皮膚科で治療する

足ニキビがセルフケアで治らないときは皮膚科での治療を検討してください。

皮膚科では以下のような治療を行います。

内服薬ビタミン剤
抗生物質
漢方薬
ホルモン剤 など
塗り薬抗炎症剤
抗生物質
ピーリング効果のある新薬 など
施術面皰圧出 など

炎症が気になるニキビには、アクネ菌の増殖を防ぐ抗生物質と炎症を抑える塗り薬など、症状に合わせて処方されます。医師の指導のもと、適切に使用し症状の改善を目指しましょう。

美容医療の力を借りる

足ニキビは美容医療の力で改善する可能性があります。保険適用ではありませんが、通常の皮膚科での治療と比べて効果が実感しやすかったりきれいに治ったりすることもあるでしょう。

美容医療は肌の外側からニキビへアプローチでき、内服薬は体の内側からニキビ体質を改善しやすいです。

治療方法はさまざまですが、ここでは渋クリの施術を紹介します。

スクロールできます
施術名特徴効果
イオン導入肌に微弱な電流を流し、美容有効成分を肌の奥へ浸透させる
ケミカルピーリングと併用すると効果アップ
ニキビの改善
ハリツヤの改善
肌のターンオーバーの正常化
ケミカルピーリング肌の表面に安全性の高い薬品を塗り、毛穴の汚れや古い角質を除去する
イオン導入と組み合わせると効果アップ
ニキビの改善
ニキビ跡の改善
シミ、小じわの改善
毛穴の縮小
イソトレチノイン飲み薬
合成レチノイドやビタミンA誘導体を含む
繰り返すニキビの改善
ニキビ体質の改善

上記は一例です。渋クリでは肌の状態を診察したうえで、適切な治療を提案しています。繰り返しできる足ニキビにお悩みの方は、無料カウンセリングにてご相談ください。

足ニキビではないかも!
症状別の原因

足にできるブツブツはニキビではないかもしれません。

ここでは症状別に足ニキビ以外の原因を探ります。症状が気になる方は早めに医療機関を受診してください。

足ニキビが痛い

痛みがあるときにはときは以下のケースが考えられます。

スクロールできます
原因特徴症状
毛嚢炎細菌が毛穴に感染する
原因は黄色ブドウ球菌
や表皮ブドウ球菌太ももやおしりにできやすい
毛穴の周りに炎症が起きる
痛み、かゆみが出る症状が悪化すると発熱する
ウオノメ・タコ角質層の一部に厚みが出る
ウオノメ…芯がある。足裏に多い
タコ…肌が広範囲にわたり厚くなる
歩くと痛みがある
再発の可能性がある

毛嚢炎は患部を清潔にすると1週間前後で軽快する場合もありますが、症状によっては抗菌薬の使用などが検討されます。

ウオノメとタコは、外用薬や角質を削る治療が考えられるでしょう。ほかに化膿性汗腺炎、粉瘤、接触性皮膚炎、掌蹠膿疱症、虫刺されなど、さまざまな原因が考えられます。

足ニキビがかゆい

かゆい症状が出るときはときは以下のケースが考えられます。

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原因特徴症状
水虫原因はカビの仲間である白癬菌
爪や足に生じやすい
かゆみを伴うブツブツ
皮がむける
虫刺されダニ、ブヨ、ハチ、蚊などに刺されて生じるかゆみ、赤み、ブツブツ、痛みなど
アトピー性皮膚炎ブツブツが左右対称にできる
原因はアレルゲンや汗などアトピーの素因を持つ方が多い
かゆみのあるブツブツ
搔き壊すと肌の表面が厚くなる、ジュクジュクする

水虫には抗真菌外用薬を使用します。周りに感染させるリスクがあるだけでなく、途中で治療を止めると治りにくい傾向があるため気をつけてください。

虫刺されは原因により対処法は異なりますが、患部を冷水で洗い冷やす方法があります。症状が悪化する、長引くときは医療機関へ相談しましょう。

アトピー性皮膚炎は医療機関での適切な治療が軽快の近道です。ほかに毛嚢炎、接触性皮膚炎、蕁麻疹、掌蹠膿疱症などが考えられます。

足ニキビが腫れている

腫れているときは以下のケースが考えられます。

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原因特徴症状
粉瘤肌の下に皮脂や角質が溜まった袋ができる良性腫瘍
触ると柔らかい
丸いこぶのようなものができ、中心に黒い点がある
症状が悪化すると赤みや痛みが生じる
うっ滞性皮膚炎長時間の立ち仕事、加齢、出産、肥満などが原因
下肢静脈瘤とも呼ばれる
色素沈着や皮膚炎
症状が進むと潰瘍が生じる

粉瘤は手術で摘出可能です。うっ滞性皮膚炎はレーザー治療、ステロイドの使用などを検討します。

かゆみがあるミミズ腫れは蕁麻疹の可能性があります。ほかには虫刺され、接触性皮膚炎などが考えられるでしょう。

足ニキビが大量にできる

ブツブツが大量にできるときはニキビではなく、以下の病気が考えられます。

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原因特徴症状
接触性皮膚炎特定物質へのアレルギー反応
化粧品、金属、洗剤などが原因
小さな水ぶくれやブツブツかゆみ、痛み、赤み
症状が悪化するとかさぶたやただれが生じる
蕁麻疹原因はヒスタミンの分泌やアレルギー反応
ストレス、薬、食べ物など要因はさまざま
発疹とかゆみ
数時間内で消えるケースがある

接触性皮膚炎、蕁麻疹はどちらも、様子を見るうちに治ることがありますが、悪化する場合には抗ヒスタミン薬やステロイドによる治療が必要です。

膿のあるブツブツが複数生じるときは掌蹠膿疱症の可能性があります。

足ニキビに膿がある

膿が生じるときは以下のケースが考えられます。

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原因特徴症状
化膿性汗腺炎毛包や汗腺の異常による炎症
太もも、おしりにできやすい
しこりができ痛む
膿が溜まる
症状が進むと血や膿が出る
掌蹠膿疱症原因は免疫系の異常や金属アレルギー、感染症
足の裏や手のひらに生じやすい
小さな水ぶくれが何度もできる
白く濁り膿が生じる
かゆみ、痛み、ただれ

化膿性汗腺炎は症状が軽いときは抗菌薬により治る可能性がありますが、症状が悪化すると外科的手術が検討されるかもしれません。

掌蹠膿疱症はビタミンD3製剤やステロイドなどの使用が考えられます。

治らない足ニキビは医療機関へ

足ニキビができる原因は、生活習慣の乱れ、スキンケア不足、衣類の摩擦などが考えられます。

改善をしたいときには生活習慣を整える方法があります。適切なスキンケア、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠を取るなど、できることから始めましょう。

ニキビが気になり潰す方もいますが、ニキビ跡や症状が悪化するリスクがあるため控えてください。セルフケアの効果が感じられないときは皮膚科や美容医療を検討します。

足ニキビや肌に悩みを抱える方は、渋クリの無料カウンセリングへお越しください。状態をみたうえで、ご希望をうかがい、適切な治療方法を提案いたします。

医師監修について

渋谷美容外科クリニックには様々な科目の
専門医・医学博士が在籍しています。

池袋院 院長

池袋院開設者
峯岸 季清

総院長
渋谷院 院長

渋谷院開設者
中島 透

新宿院 院長

新宿院開設者
野口 なつ美

横浜院 院長

横浜院開設者
松田 秀則

新橋院 院長

新橋院開設者
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新橋院 医師
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日本美容外科学会,国際形成外科学会会員,

日本美容皮膚科学会会員,日本抗加齢医学会会員,

日本形成外科学会 形成外科専門医,麻酔科標榜医,
日本頭蓋顎顔面外科学会会員など様々な科目の専門医

等が在籍しており、医師監修のもと運営を行っております

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