ニキビの芯の原因と治し方!埋まっている&芯がないニキビは?潰してもOK?

ニキビの芯が気になり、無理に潰して芯を出すのは逆効果です。ニキビを悪化させてしまうことがあるので、適切なケアを行う必要があります。ニキビの芯がない、埋っている、白い、黒い、でかいなどの悩みを抱える方もいるでしょう。ここでは、ニキビの芯はなぜできるのか、原因や種類、ケア方法について解説します。
ニキビ治療が22,000円から!
年代別の原因に合わせてオーダーメイド治療

渋クリの
渋クリではじめる
ニキビ治療
ニキビループは年代によって原因が異なります。早期治療を行わないと繰り返すことで肌質が悪化してしまいます。当院では肌質や体質を見定めた治療をご提案いたします。
イオン導入やケミカルピーリング、重症ニキビ治療まで豊富な治療メニューをご用意。日本形成外科学会認定専門医による診察で、あなたに最適な治療法をご提案いたします。
全5院駅チカ徒歩4分以内で通いやすく、プライバシーに配慮した個室仕様。一人で悩まず、まずはお気軽に無料カウンセリングでご相談ください。
ニキビの芯の正体
ニキビの芯は、毛穴に蓄積された皮脂や古い角質、または炎症の影響でできた膿です。
ニキビの芯の医学的な定義はありません。そのため、軽度のニキビであっても中心に何かがあれば芯とみなすケースもあります。
芯が無い「しこりニキビ」もある
しこりニキビは芯がありません。分厚くなった角質内に皮脂が溜まり生じます。
生活習慣の乱れるなどから、角質が厚くなり、皮脂が過剰に作られやすくなります。厚い角質で囲まれたしこりニキビの皮脂を除去するのは難しく、セルフケアでは治しにくいです。
ニキビの芯ができる原因

ニキビの芯は古い角質や皮脂、膿など毛穴に蓄積し、症状が悪化する一連の流れで作られます。そもそもニキビは、皮脂や古い角質などの汚れが毛穴に詰まるとできます。毛穴に詰まった汚れをエサにアクネ菌が増殖すると炎症が起き、膿が生じやすくなるでしょう。ニキビの芯は症状の進行とともに徐々に悪化していきます。
ニキビの種類と芯の状態
ニキビは、症状により種類が異なります。同様に、ニキビの芯に関しても見た目や硬さに違いがあります。
種類別の特徴を理解しておきましょう。
白ニキビ・黒ニキビの芯
白ニキビは古い角質や皮脂が毛穴に詰まり生じます。
黒ニキビは毛穴に詰まった汚れが空気に触れて酸化し、黒く見えるものです。どちらも炎症はなく、蓄積した皮脂などの汚れの影響で、丘のように盛り上がっています。角栓が作られ、ニキビの芯の一部になる可能性もあります。
赤ニキビの芯
赤ニキビは、毛穴の中に詰まった汚れをエサにしてアクネ菌が増殖した状態です。
白ニキビや黒ニキビが悪化して炎症を起こすと生じます。肌の奥に芯ができる傾向があり、表面からは見えにくく、痛みを伴うケースもあります。炎症が気になり芯を押し出そうとする方がいますが、指先などから菌が入り、症状が悪化する恐れがあるため要注意です。
黄ニキビの芯
黄ニキビは、赤ニキビが悪化し膿が蓄積した状態です。
ニキビの中心にある黄色の膿が透けて見える傾向があり、ほかのニキビと比べて芯がわかりやすい特徴があります膿を無理に押し出すと、ニキビ跡やクレーターが生じる恐れがあります。
埋っているニキビの芯
埋っているニキビは稗粒腫の可能性があります。
稗粒腫は1~2ミリの白いブツブツができる症状が特徴的で、肌の中にできた袋状のものに角質が溜り生じることで生じます。全身にできる可能性がありますが、鼻先や目元に現れやすいです。炎症は起きないため膿はなく、痛みやかゆみも出ません。原因ははっきりとは分からず、加齢、生まれつき、外傷が回復した後や汗をかきやすい方はできやすいと考えられています。メイクで隠すのは難しいため、美容観点から除去を希望するケースがあります。
ニキビに似た症状が長引いて気になる方は、医療機関への相談を検討してください。
でかいニキビの芯
大きなニキビは粉瘤の可能性があります。
粉瘤は数mm~数十cmの大きさのケースが多く、ときには野球ボールほどまで膨らむときもあります。ニキビのような痛みを伴い炎症を起こし腫れる恐れもあるでしょう。原因ははっきりと分かっていませんが、肌の下に嚢腫と呼ばれる袋状のものができ、皮脂や角質が蓄積して生じます。排出されるはずの皮脂や角質が溜まるため、徐々に大きくなるのが特徴です。
ニキビと見分けるポイントは、開口部の有無です。粉瘤の中心には黒い点があり、圧迫すると中に詰まった皮脂などの分泌物が出ます。開口部から悪臭がするときもあります。ニキビに開口部はなく、数十センチの大きさになるケースは少ないです。
硬いニキビの芯
硬いニキビの芯は、別名しこりニキビと呼ばれ、炎症を繰り返して硬く盛り上がり、繊維化した状態です。
ニキビが全体的に盛り上がり硬くなるので、大きなニキビの芯があるように感じますが、角質や皮脂などは含まれていません。押し出しても芯が出ず、触れるとさらに硬くなってしまいます。
臭いニキビの芯
臭いニキビの芯はニキビではなく、粉瘤(アテローム)かもしれません。
粉瘤とは、皮脂や垢などが肌の内側にできた袋の中に、皮脂や角質が蓄積した良性腫瘍の一種です。盛り上がりが気になり押し出したとき、悪臭があるドロッとした内容物が出る場合は、粉瘤の可能性があります。
同じ場所にできるニキビの芯
同じ場所にニキビの芯ができるのは、ニキビの炎症が長引き、瘢痕(はんこん)になっている可能性があります。
ニキビに炎症が起きると周りに肉芽が生じやすくなり、線維芽細胞や炎症細胞、血管などで覆われ、コラーゲンなどを含む結合線維組織が生じます。長期間硬いしこりとして残ると瘢痕となり、丘のように盛り上がると肥厚性瘢痕と呼ばれる症状に変化するでしょう。瘢痕ではなく粉瘤の可能性もあるため、長期間同じ場所にニキビの芯のようなものができるときは、医療機関を受診してください。
ニキビの芯の間違ったケア方法

ニキビの芯を早く治したいからと、間違った方法でケアを行うと悪化する可能性があります。間違ったケアを行なっていないか、チェックしてみてください。
強すぎるスキンケアアイテムを使う
洗浄力の強すぎるスキンケアアイテムは、肌に必要な皮脂も取り除いてしまいます。皮脂は肌の潤いを保つ役割もあるため、失われた皮脂を補うために過剰分泌が起こり、ニキビが悪化する恐れがあります。皮脂や毛穴詰まりが気になるからと、洗浄力が強いアイテムを使うと、ニキビが悪化し、芯を増やしてしまうかもしれません。肌に優しいスキンケアアイテムを使用するよう心がけてください。
過剰に洗顔する
過度な洗顔は肌に必要な皮脂を洗い流すだけでなく、ニキビを刺激し、悪化させる可能性があります。顔を洗う=清潔を保てるイメージがありますが、過度な洗顔は逆効果です。必要な皮脂を洗い流すことで潤いが失われ、肌を守るために皮脂が過剰に分泌されるかもしれません。多くても1日2回までの洗顔に努めてください。
ニキビの芯を潰して押し出す
ニキビの芯を無理に押し出すと、指先などから雑菌が入り込み、感染が広がって悪化したり、化膿したりする恐れがあります。
中心が固い、黄色の芯が見えると気になり潰して出そうとする方がいますが、炎症を悪化させてしまうので逆効果です。傷が広がり、ニキビの治癒後にニキビ跡やクレーターができる可能性があるので、潰すのはやめましょう。
ニキビの芯の正しいケア方法
ニキビの芯は、ケアを間違えると治った後も跡として肌に残ってしまう可能性があります。
ここでは、適切なニキビの芯のケア方法についてご紹介します。
朝晩の洗顔
洗顔は朝晩に行うと効果が期待できます。朝は寝ている間に分泌された皮脂や汗が付着しており、夜はメイク、ホコリ、汗などの汚れが肌に残っています。朝と夜に適切な洗顔を行い、ニキビの芯の改善を目指しましょう。
【適切な洗顔方法】
- クレンジングなどで肌の汚れを溶かすようにして落とす
- 洗顔フォームを泡立て、優しく洗う3.ぬるま湯ですすぐ
- タオルに水分を吸わせるようにして拭く
熱湯は肌に必要な皮脂を洗い流し、皮脂の過剰分泌を招きます。ごしごしと擦る洗顔は、ニキビを悪化させる恐れがあるため避けます。
適切な保湿
正しい順番でスキンケアを行います。以下のような順番が理想です。
- 洗顔
- 化粧水
- 乳液/クリーム
洗顔後に清潔なタオルで拭いたあと、すぐに化粧水を塗ります。しっかりと肌を保湿するために、乳液かクリームを忘れずに塗布しましょう。乳液やクリームは肌の水分の蒸発を防ぎます。塗布するときは、肌に刺激が加わらないように優しく丁寧になじませてください。
十分な睡眠時間
ニキビの芯を治すためには、肌のターンオーバーを整えることが不可欠です。
睡眠が不足しがちになると、成長ホルモンの分泌量が減り、肌のターンオーバーが乱れ、古い皮脂や角質が排出されず、ニキビの悪化につながります。反対に、しっかりと睡眠をとることで、肌のターンオーバーが整いニキビの芯の改善が目指せるでしょう。成長ホルモンは入眠後3時間で分泌されやすくなります。質のよい睡眠を確保しましょう。
栄養バランスのとれた食事
バランスのとれた食事をすることで、体の内側からニキビを改善できます。
脂っこい食事やお菓子などの甘いものの摂りすぎは、皮脂の過剰分泌値を招くためできるだけ控えます。辛いものなど刺激物の摂り過ぎは胃腸の機能を低下させ、肌に必要な栄養を吸収しにくくなるので注意してください。
反対に、肌によい栄養素であるビタミンB群や食物繊維、タンパク質などを意識して摂取しましょう。仕事やプライベートが忙しく、食事の改善が難しい方は、サプリメントの活用やコンビニで海藻サラダや乳製品を購入するのもおすすめです。
運動の習慣
適度な運動は血行を促進し、肌に必要な栄養を届けます。
ジョギングやウォーキング、水泳などの有酸素運動は、酸素と栄養を細胞へ届ける効果が期待できます。運動をすると汗をかきますが、発汗により肌の水分量が増え、角質が柔らかくなりやすいです。毛穴に詰まる皮脂や汚れを排出しやすくなるだけでなく、毛穴に詰まる皮脂の酸化の予防につながります。
睡眠の1~2時間前までに有酸素運動を終了すると、運動後に徐々に体温が低下し、入眠の助けになります。良質な睡眠につながり、睡眠中に肌のターンオーバーを促せるほか、運動にはストレス解消効果も見込めるでしょう。
ストレスケア
ストレスが溜まらないような生活を心がけることで、ニキビの芯の解消につながります。
ストレスは、肌のターンオーバーを崩す要因の一つです。ストレスにより自律神経が乱れると交感神経が優位になり、血管が収縮して血行不良が生じやすいです。血行不良の肌は温度が下がり、肌のバリア機能が低下する原因になります。また、ホルモンバランスが乱れ皮脂の過剰分泌を招いたり、肌のターンオーバーの乱れにつながったります。
ゆっくり休息をとる時間を作ったり、浴槽にゆったりと浸かったりするなど、自分に合ったストレスケアを実践してみてください。
ニキビの芯の治し方

これまでご紹介したセルフケアではあまり改善がみられないという方は、早めの受診を心がけてください。
ここでは、医療機関におけるニキビの治し方を紹介します。なお、ここで紹介する以外にもニキビの症状に合わせて、ほかの治療方法や薬が処方される可能性があります。
ニキビを指で潰す前に、医療機関で適切な処置を受けるのが回復の近道です。
面皰圧出
面皰圧出は、面皰圧出器を使用してニキビの芯を取り出す治療方法で、主に皮膚科で提供されています。
ニキビの中心に清潔な細い針で小さな穴を開け、医師や看護師などの専門の知識を持つ方が適切な処置を行います。さまざまな段階のニキビに処置でき、白ニキビなら症状が悪化する前に治療が見込めるでしょう。
ポテンツァ
肌に非常に細い針を刺し、高周波を照射して、さまざまな肌トラブルを改善する方法です。
肌のターンオーバーを促し、ニキビの芯の改善だけでなく、ニキビ、ニキビ跡、毛穴の開き、肝斑、肌の赤みなど、複数の悩みを解決できる可能性があります。肌の状態に合わせて薬剤を注入するドラッグデリバリーシステムを採用しており、針を除去するときに押し出す空気により、薬剤が肌の奥に均一に浸透させることが可能です。高周波の照射により止血が可能なため、ダウンタイムはほぼゼロ。治療の翌日からメイクができるのも魅力です。
ケミカルピーリング
肌の表面に安全性の高い薬品を塗り、毛穴の汚れや古い角質を溶かす施術です。
肌表面の角質を薄く剥がし、肌のターンオーバーを正常に導きます。複数回施術を受けることで、ニキビの芯、毛穴の開き、シミ、シワ、ニキビ、ニキビ跡を改善する効果が期待できます。肌の表面の古い角質を溶かし、エラスチンやコラーゲンの生成が促されるメリットもあるでしょう。弾力とハリが生まれ、健康的な肌が手に入るのは嬉しい効果だと言えます。肌表面の汚れを取り除くため、ケミカルピーリング後にイオン導入を行うと、美容成分が浸透しやすくなります。
イソトレチノイン
ニキビ肌の改善に役立つ飲み薬です。
合成レチノイドと呼ばれるビタミンA誘導体を含む成分を配合した治療薬であり、レチノイドには腫瘍やニキビの炎症を抑制する効果が期待できます。抗炎症作用、アクネ菌への抗菌作用、皮脂の過剰分泌の抑制を促します。さまざまなニキビ治療を試したが効果を実感しにくい方や、重症のニキビに悩む方、ニキビ体質でお困りの方などが選択肢に入るでしょう。医師の指導のもと服薬するため、気になる方は相談してください。
ニキビの芯に関するよくある質問
ここではニキビの芯に関するよくある質問に回答します。
- ニキビの芯ができるのはなぜ?
-
ニキビの芯は、詰まった毛穴に皮脂が溜まり、アクネ菌が増え症状が悪化する過程の中で作られていきます。ニキビの進行度により芯の中身は異なりますが、古い角質や皮脂、炎症が悪化すると膿や白血球の残骸が含まれるケースもあります。
- ニキビの芯は自分で潰して取ってもいい?
-
ニキビの芯を自分で潰すと雑菌が侵入してしまうので、無理に取り除くのはやめましょう。ニキビの炎症の悪化や、ニキビ跡が生じるかもしれません。早くきれいに治したい方は、美容皮膚科などの医療機関を受診して、適切な治療を受けてください。
- ニキビの芯を食べるとどうなる?
-
ニキビは古い角質や皮脂が毛穴に詰まり生じたものであり、食べても健康被害はありません。ただし、衛生上よいとは言えず、食べると美味しいといった話もないのが実情です。免疫力がつくなどの噂に関しては、医学的根拠がないので注意してください。
ニキビの芯は潰さず正しいケアで
きれいに治そう
ニキビの芯は、古い角質や皮脂などが溜まってできたもので、無理に潰そうとすると炎症が広がったり、跡が残ったりするので注意が必要です。
初期のニキビの芯は、セルフケアにより改善する可能性があります。肌に優しい洗顔、質の良い睡眠、適度な運動などを取り入れ、肌が喜ぶ生活習慣を意識してください。食生活の改善や正しいスキンケアを行なっていても治らない場合は、医療機関の受診を行うようにしましょう。
皮膚科では専門器具による面皰圧出など医師と看護師による適切な治療が望めます。美容医療ではニキビの芯をきれいに治すために、さまざまな施術を提供しています。症状が改善しない方や、大きなしこりはニキビではなく、粉瘤や稗粒腫などのほかの疾患かもしれません。ニキビの芯だと思い込まず、専門家の力を借りるように心がけます。
ニキビ治療が22,000円から!
年代別の原因に合わせてオーダーメイド治療

渋クリの
渋クリではじめる
ニキビ治療
ニキビループは年代によって原因が異なります。早期治療を行わないと繰り返すことで肌質が悪化してしまいます。当院では肌質や体質を見定めた治療をご提案いたします。
イオン導入やケミカルピーリング、重症ニキビ治療まで豊富な治療メニューをご用意。日本形成外科学会認定専門医による診察で、あなたに最適な治療法をご提案いたします。
全5院駅チカ徒歩4分以内で通いやすく、プライバシーに配慮した個室仕様。一人で悩まず、まずはお気軽に無料カウンセリングでご相談ください。