ニキビの芯とは?できてしまう原因や種類、正しいケア方法を簡単に解説!
ニキビの芯が気になるからといって、無理に潰そうとしたり、洗顔をし過ぎたりするのは逆効果です。ニキビを悪化させてしまうことがあるので、適切なケアを行う必要があります。
ここでは、ニキビの芯はなぜできるのか、原因や種類、ケア方法について解説します。
ニキビの芯とは
ニキビの芯とは、毛穴に蓄積された皮脂や古い角質、または炎症の影響でできた膿を指します。
ニキビの芯に関しての医学的な定義はありません。そのため、軽度のニキビであっても中心に何かがあれば芯とみなします。ニキビの芯がどのようなものでできているのかは、症状の進行度によって異なります。
芯が無い「しこりニキビ」もある
芯が無いニキビである「しこりニキビ」は、分厚くなった角質内に皮脂が蓄積することで起こります。
角質が厚くなるのは生活習慣が乱れるなどの理由から、皮脂が過剰に作られるためです。分厚い角質内に埋まった皮脂が酸化することで、しこりニキビが発生します。
しこりニキビは厚い角質で囲まれた皮脂の除去が難しく、セルフケアでは治しにくい傾向にあります。
ニキビの芯ができる原因
ニキビの芯は、皮脂や古い角質、膿が毛穴に蓄積し、症状が悪化して炎症が進行する過程で作られていきます。そもそもニキビとは、毛穴が詰まり、皮脂が蓄積してアクネ菌が増えることで発生するのが一般的です。ニキビが発生するまでの一連の流れの中で芯は作られ、炎症が進むとともに、徐々に悪化していきます。
ニキビの種類ごとの芯の状態
ニキビは、症状の悪化具合によって種類が分けられます。同様に、ニキビの芯に関しても、見た目や硬さに違いがあります。
ここでは、種類別での芯の特徴について理解しておきましょう。
白ニキビ・黒ニキビの芯
白ニキビや黒ニキビの芯は、皮脂が蓄積してできています。
炎症は起きておらず、白やクリーム色をしていて、蓄積した皮脂の影響で、ポコっと盛り上がった形状です。皮脂に古い角質がくっついている場合、角栓が作られてニキビの芯の一部になるケースがあります。
赤ニキビの芯
赤ニキビの芯は、白ニキビや黒ニキビが悪化して炎症を起こした状態なので、皮脂だけでなくアクネ菌などの細菌が蓄積しています。
肌の奥深い部分に芯ができているので、表面からは見えにくかったり、痛みを感じたりする場合があります。無理に押し出そうとしても芯の中身は出てこずに、炎症はさらに悪化するので要注意です。
黄ニキビの芯
黄ニキビの芯は、赤ニキビが進行し膿が蓄積した状態を指します。
ニキビの中心に黄色味を帯びた膿が蓄積しているのが、透けて見えています。赤ニキビの芯よりも大きく、見た目でもわかりやすい点が特徴です。ニキビ跡につながりやすくなるので、膿を無理に押し出さないようにしましょう。
硬いニキビの芯
硬いニキビの芯は、別名しこりニキビと呼ばれ、炎症を繰り返したことで硬く盛り上がり、繊維化した状態を指します。
ニキビが全体的に盛り上がり硬くなっているので、ニキビの芯が大きくなっているように感じますが、角質や皮脂などは含まれていません。繊維化しているだけなので、押し出しても芯が出てくるわけではなく、さらに硬くなってしまいます。
臭いニキビの芯
臭いニキビの芯は、粉瘤(アテローム)の可能性があり、ニキビではないかもしれません。
粉瘤とは、皮脂や垢などが皮膚の内側にできた袋の中に蓄積した良性腫瘍の一種です。袋に溜まった皮脂や垢を押し出して、悪臭がある場合、粉瘤ができている可能性があります。
ニキビの芯の間違ったケア方法
ニキビの芯を早く治したいからと、間違った方法でケアするとさらに悪化してしまう可能性があります。
これからご紹介する間違ったケアを行なっていないか、チェックしてみてください。
強すぎるスキンケアアイテムを使ってしまう
強すぎるスキンケアアイテムでケアすると、肌に必要な皮脂も取り除いてしまうので、ニキビを悪化させてしまいます。
皮脂や毛穴詰まりが気になるからと、洗浄力が強いアイテムを使うと、ニキビの芯を増やしてしまうかもしれません。肌質に合わせたスキンケアアイテムを使用するよう心がけてください。
過剰に洗顔してしまう
過度に洗顔をすると、ニキビを刺激してしまい、悪化させてしまいます。
顔を洗う=清潔を保てるイメージがありますが、過度な洗顔は逆効果です。乾燥肌につながる可能性もあり、肌を守ろうと皮脂が過剰に分泌されるかもしれません。そのため、最低でも1日2回までの洗顔に努めてください。
ニキビの芯を潰して押し出してしまう
ニキビの芯を無理に押し出すと、雑菌が入り込み、感染が広がって悪化したり、化膿したりする可能性があります。
中心が固かったり、黄色っぽい芯があったりすると、気になって潰そうとする方がいますが、炎症を悪化させてしまうので逆効果です。傷が広がってしまったり、ニキビが治った後にニキビ跡ができたりする可能性があるので、自分で潰すのはやめましょう。
ニキビの芯の正しいケア方法
ニキビの芯は、ケアを間違えると治った後も跡として肌に残ってしまう可能性があります。
ここでは、適切なニキビの芯のケア方法についてご紹介します。
スキンケア
正しい順番で、また適切な方法でスキンケアを行いましょう。スキンケアは以下のような順番で行います。
- 洗顔
- 化粧水
- 乳液かクリーム
しっかりと泡立てた洗顔フォームで優しく洗顔し、清潔なタオルで拭いたあとはすぐに化粧水を塗ります。
しっかりと肌を保湿するために、乳液かクリームを忘れずに塗布しましょう。塗布するときは、肌に刺激が加わらないように優しく丁寧になじませてください。
栄養バランスのとれた食事
バランスのとれた食事をすることで、体の内側からニキビを改善できます。
脂っこい食事やお菓子などの甘いものはできるだけ控えて、辛いものなど刺激物の摂り過ぎにも注意してください。肌によい栄養素であるビタミンB群や食物繊維、タンパク質などを意識して摂取しましょう。
仕事やプライベートが忙しく、食事の改善が難しい方は、サプリメントの活用やコンビニで海藻サラダや乳製品を購入するのもおすすめです。
十分な睡眠時間
しっかりと睡眠をとることで、肌のターンオーバーが整ってニキビの芯の改善につながります。
睡眠が不足しがちになると、成長ホルモンが低下してターンオーバーが乱れ、皮脂や角質が排出されず、ニキビの悪化につながります。
ニキビの芯を治すためには、ターンオーバーを整えることが不可欠です。22時から2時の肌のゴールデンタイムに就寝するようにするなど、質のよい睡眠を確保しましょう。
ストレスケア
ストレスが溜まらないような生活を心がけることで、ニキビの芯の解消につながります。
ストレスは、肌のターンオーバーを崩す要因の一つです。自律神経が乱れることで、ホルモンの均衡も崩れやすくなるので、肌のターンオーバーの乱れにつながります。
ゆっくり休息をとる時間を作ったり、浴槽にゆったりと浸かったりするなど、自分に合ったストレスケアを実践してみてください。
医療機関の受診
これまでご紹介したセルフケアではあまり改善がみられないという方は、早めの受診を心がけてください。
渋クリでは、ニキビや芯の進行度や症状に合わせた治療を行なっています。さまざまな治療法を揃えていますので、ご自身にあったベストな治療が受けられます。無料カウンセリングを行なっていますので、話を聞いてみたい方はお気軽にご相談ください。
よくある質問
- ニキビの芯ができるのはなぜ?
-
ニキビの芯は、詰まった毛穴に皮脂が溜まり、アクネ菌が増えていくという一連の過程の中で作られていきます。
ニキビの進行度によって芯の中身は異なりますが、古い角質や皮脂、炎症が悪化すると膿や白血球の残骸が含まれるケースもあります。
- ニキビの芯は自分で潰して取ってもいい?
-
ニキビの芯は、自分で潰そうとすると雑菌が侵入してしまうので、無理に取り除こうとするのはやめましょう。
ニキビの炎症が悪化して広がってしまったり、ニキビ跡ができてしまったりするかもしれません。早く綺麗に治したい方は、美容皮膚科など皮膚専門の医療機関を受診して、適切な治療を受けることをおすすめします。
- ニキビの芯を食べるとどうなる?
-
ニキビは皮膚の角質や皮脂が集まったものでできているので、食べたところで健康被害はありません。
ただし、衛生上よいと言えるものではなく、食べると美味しいといった話もないのが実情です。免疫力がつくといった噂に関しては、医学的根拠がないので注意してください。
ニキビの芯は無理に潰さず正しいケアで綺麗に治そう
ニキビの芯は、古い角質や皮膚などが溜まってできたもので、無理に潰そうとすると炎症が広がったり、跡が残ったりするので注意が必要です。
食生活の改善や正しいスキンケアを行なっていても治らない場合は、医療機関の受診を行うようにしましょう。
渋クリでは、ニキビの芯の治療法を豊富に取り揃えています。無料カウンセリングを行なっていますので、ニキビの芯でお悩みの方は、お気軽にお越しください。
キーワードから探す
ニキビの人気記事ランキング
この記事を読んだ方にオススメの
ニキビ関連記事
種類・色で調べる
レベル1★
白ニキビ
レベル2★★
黒ニキビ
レベル3★★★
赤ニキビ
レベル4★★★★
黄(膿疱性)ニキビ
ニキビ跡
赤味・色素沈着・シミ
ニキビ跡
凸凹クレーター状の肌・毛穴の開き
その他で調べる
ニキビ治療の症例写真
Before
After
施術名 | ケミカルピーリング |
説明 | 角質層~表皮上層を剥がれやすくし肌の入れ替えを促進する施術 |
副作用 | 発赤・熱感・痒み・痛み・ピリピリ感・乾燥など |
料金 | ¥5,500~¥22,000 |
Before
After
施術名 | ダーマペン+ヴェルヴェットスキン |
説明 | 極細針で肌に微細な穴を形成し有効成分を浸透させる施術 |
副作用 | 腫れ・赤み |
料金 | ¥9,800~55,000 |