ひどいニキビ部位別の原因と治し方!ニキビ跡&クレーターにしないコツ

ひどいニキビは生理中や生理前、誤った洗顔、生活習慣の乱れなどが原因で引き起こされます。顔、顎、背中、おしりなど、部位ごとに原因が異なる可能性があるため、気になる方は参考にしてください。

ひどいニキビの治し方や、ニキビ跡をメイクで隠すコツも紹介します。

監修者
新宿院 院長
野口 なつ美
目次

ひどいニキビの主な原因

ひどいニキビの原因は複数あり、どれも日常生活の中に潜んでいます。

原因を知り、ニキビの悪化の予防につなげましょう。

ニキビの放置

ニキビは古い皮脂や汚れなどが毛穴に詰まり生じます。

放置すると、以下の順で徐々にひどいニキビに悪化していきます。

種類特徴
白ニキビ毛穴に古い皮脂や汚れが詰まる
白いブツブツができる
黒ニキビ毛穴に詰まった汚れが空気に触れて酸化
黒いブツブツにみえる
赤ニキビ毛穴の汚れをエサにしてアクネ菌が繁殖
炎症が起きる
黄ニキビ赤ニキビが悪化した状態
毛穴に膿がたまる
痛み、腫れが生じる

毛穴に詰まった汚れをエサにアクネ菌が増殖すると、アクネ菌を倒すために免疫反応により白血球が増え、炎症が起こります。

白血球の死骸は膿となり毛穴に残る可能性もあります。膿を放置すると炎症が毛穴の奥まで広がり、クレーターができる原因になるでしょう。ニキビの炎症が治った後に赤みや色素沈着が残り、ニキビ跡になる恐れがあります。

誤った洗顔

誤った洗顔は肌の乾燥を招き、ひどいニキビの要因になりやすいです。

  • 頻繁な洗顔
  • 洗浄力の強い洗顔フォームを使う
  • 熱湯を使用する
    など

肌の潤いを保つための皮脂を洗い流してしまい、肌の乾燥が進むリスクがあります。肌が乾燥すると潤いを補うために皮脂が過剰に分泌されやすくなり、毛穴に詰まるとニキビができます。

肌の乾燥は、肌が生まれ変わるサイクル、肌のターンオーバーが乱れる原因にもなるでしょう。肌のターンオーバーが乱れると肌表面に古い角質が残りやすく、毛穴に詰まるとニキビが悪化する可能性があります。

洗顔料のすすぎ残しはアクネ菌のエサとなり、ニキビの悪化につながるため注意してください。

生理前や生理中

生理前や生理中はホルモンバランスが乱れやすく、ニキビが悪化しやすいです。

生理前黄体ホルモンの分泌量が増える
皮脂の分泌が促され、ニキビができやすくなる
生理中卵胞ホルモンの減少
肌の乾燥や肌荒れを招きやすい

女性ホルモンには卵胞ホルモンと黄体ホルモンがあり、黄体ホルモンの分泌量が増えるたえ、生理前はニキビが生じやすくなります。

卵胞ホルモンはヒアルロン酸やコラーゲンの分泌を促し、肌の状態を整える役割がありますが、生理中は減少します。卵胞ホルモンが減少すると肌の潤いが失われやすくなり、乾燥を招く恐れがあるでしょう。

肌の乾燥により、潤いを補うために皮脂が分泌されやすくなり、毛穴に詰まる原因となります。

ストレス

過剰なストレスは体へ影響を与え、ニキビを悪化させる恐れがあります。

  • 血流の悪化
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 肌のターンオーバーの乱れ
  • コルチゾールの増加

ストレスにより自律神経が緊張すると血管が収縮し、血行不良を招きます。肌に必要な栄養素が届きにくくなります。

自律神経の乱れは肌のターンオーバーの乱れにつながり、肌トラブルが生じやすくなるでしょう。ストレスにより男性ホルモンが優位になると皮脂が分泌されやすくなります。

また、ストレスにより副腎皮質からコルチゾールが過剰分泌されると、皮脂の分泌量が増えるため、毛穴に詰まりニキビが生じやすいです。コルチゾールは抗ストレスホルモンであり健康維持に役立ちますが、過剰なストレスによりコルチゾールを抑制する機能が壊れてしまうと、分泌過多になります。

外部からの刺激

刺激を受けると肌表面の角質層が厚くなり、毛穴が小さくなり汚れが詰まりやすくなります。外部刺激は日常生活に潜んでおり、気づいたときにはニキビが悪化しているかもしれません。

  • 髪の毛の刺激
  • 衣類の摩擦
  • 特定の部位を触るクセがある
  • 紫外線
    など

紫外線は肌のバリア機能の働きを弱め、水分を維持する機能を低下させるため、乾燥を招く恐れがあります。日焼けによるやけどや、シミ、肌トラブルの症状悪化など、さまざまなリスクがあるため注意してください。

乱れた生活習慣

生活習慣が乱れると肌の調子が乱れ、ニキビが悪化しやすくなります。

ニキビに影響を及ぼす生活習慣には、具体的には以下があります。

偏った食生活糖質や脂質の摂りすぎ
過剰なアルコール
カフェイン
香辛料 など
睡眠不足夜更かし
寝る前にスマホやPCを触る

ケーキ、揚げ物、ファストフード、炭水化物、アルコールなどの摂りすぎにより、肌の健康を保つビタミンB群を消耗すると、皮脂の過剰分泌を招きます。

アルコールは毛細血管の拡張により皮脂腺を刺激するだけでなく、アルコールの代謝にビタミンB群を消耗するため気をつけてください。

コーヒーに含まれるカフェインや香辛料の摂りすぎは胃腸に負担がかかるだけでなく、胃腸の調子が悪くなると、老廃物が排出されにくくなります。老廃物から生じる有害物質は血流に乗り肌に届くため、悪影響を与えます。

入眠中に成長ホルモンが分泌されて肌の細胞の修復を促しますが、代謝が滞り、肌の健康に影響が出やすいです。入眠環境の悪化により良質な睡眠が妨げられ、肌トラブルが起きやすくなります。

ひどいニキビの部位別の原因

ひどいニキビができる原因は部位ごとに異なります。ニキビにお悩みの方は特徴を知り、症状の改善に役立ててください。

背中

背中は目視しにくく、ニキビができても確認しにくい部位です。気づかないうちに悪化する恐れがあります。背中にひどいニキビができる主な原因は以下が考えられます。

  • 皮脂の過剰分泌
  • 蒸れ
  • 摩擦
    など

背中は皮脂の分泌量が多い部位であり、通気性の悪い服の着用、夏場の汗などの蒸れが原因でニキビが悪化するリスクがあるでしょう。衣類の素材が肌に合わないと摩擦となり肌へ影響を与えます。気になる方はクリニックでの治療を検討してください。

おしり

おしりにひどいニキビができる主な原因は以下が考えられます。

  • 蒸れ
  • 圧迫
    など

おしりは毛穴の数が多い部位のため、下着や衣類の影響により蒸れ、汗をかきやすく雑菌が増えやすいです。

イスなどに座る時間が多い方は圧迫による刺激から、肌のターンオーバーのサイクルが乱れやすくなります。古い皮脂が肌の表面に残ると毛穴が詰まりやすくなり、ニキビが生じる可能性があります。

顔にニキビができる原因はパーツによりさまざまです。

顔にひどいニキビができる主な原因は以下が考えられます。

乾燥
寝具や髪の毛などの刺激
メイク汚れ など
口の周りストレス
偏った食生活
胃腸が弱っている など
男性ホルモンの影響
頬杖や髪の毛などの刺激
剃刀による産毛の処理 など
鼻を触る刺激
誤った洗顔
皮脂の過剰分泌 など
おでこ髪の毛などの刺激
誤った洗顔
シャンプーのすすぎ残し など

ニキビが気になる方は、顔のなかでもパーツの特徴に合わせて対処を行いましょう。

酷いニキビ跡をメイクで隠す方法

ニキビが悪化し、ニキビ跡ができたときにはメイクで隠せます。化粧下地やコントロールカラーは、毛穴が詰まるリスクがあるため厚塗りを避けましょう。

凸凹のあるニキビ跡には、光を乱反射させるタイプの化粧下地ならカバーしやすいです。ファンデーションは、油分の少ないパウダーファンデーションを検討します。リキッドタイプやクリームタイプは、毛穴を塞ぐ可能性があります。

なお、使用する化粧品は、敏感肌用、低刺激処方、オイルフリーなど、肌に優しいものが選択肢に入るでしょう。ただし、一時的な措置であり、根本的な解決にはなりません

ひどいニキビの治し方

ひどいニキビを治すのには時間がかかります。

治し方にはニキビ薬の使用、皮膚科の受診、美容医療などがありますので、検討してみてください。

市販のニキビ薬を使う

ひどいニキビはセルフケアで治すのは難しいため、薬の力を借りる方法があります。以下のようなニキビへ効果のある製品が選択肢に入ります。

効果成分
抗炎症作用グリチルレチン酸
イブプロフェンピコノール
抗菌ホモスルファミン
殺菌イソプロピルメチルフェノール
ベンゼトニウム塩化物
肌質の改善ニコチン酸アミド
ビタミンB2
ビタミンB6
角質を柔らかくするサリチル酸

市販薬は自己判断で購入せず、できる限り薬剤師に相談して決めましょう。ニキビの症状に合わない薬を使用すると悪化する可能性があるため、気をつけてください。

皮膚科を受診する

日本皮膚科学会が策定したニキビ治療のガイドラインによる治療が行われる傾向があります。症状にあわせた塗り薬、飲み薬が処方されるため、医師の指導のもと治療をします。

【提供される治療薬の例】

  • 過酸化ベンゾイル
  • アダパレン
  • クリンダマイシン
    など

【皮膚科治療のメリット・デメリット】

メリットデメリット
通いやすい
保険適用の治療のため、出費を抑えられる
ニキビ以外の疾患に対応可能
ニキビ肌の肌質改善は保険適用外の傾向
ニキビをきれいに治すのは難しい
美肌治療に未対応のケースがある

皮膚科の治療は効率の良いニキビの鎮静であり、ニキビの再発防止や、ニキビ跡へのアプローチは限られている可能性があります。皮膚科により対応可能なニキビ治療は異なるため、自分に合う病院を選び医師に相談しましょう。

美容医療の力を借りる

ひどいニキビをセルフケアで治すのは時間がかかります。ひどいニキビは美容医療の力で治る可能性があるでしょう。保険適用される皮膚科と異なり全額自費ですが、ニキビをきれいに治したり、ニキビ体質を改善したりする効果が期待できます。

ここでは渋クリで提供している治療方法を紹介します。

スクロールできます
施術方法特徴効果
ポテンツァ細い針を肌に刺し、高周波を照射する
ドラッグデリバリーシステム
ニキビ、ニキビ跡、クレーターの改善
肌のターンオーバーを促す肝斑、毛穴の開き、たるみ、赤みにも対応
ケミカルピーリング肌表面に安全性の高い薬剤を塗り、毛穴の汚れや古い角質を溶かす
イオン導入を併用すると効果アップ
ニキビ、ニキビ跡の改善
肌質の改善
小じわ、シミ、毛穴の開きにも対応
Vビーム赤い色素に反応するレーザーを照射
ケミカルピーリングを併用すると効果アップ
赤ニキビ、赤ニキビ跡の改善
皮脂の過剰分泌の抑制
アクネ菌の殺菌
イソトレチノイン重傷ニキビの治療薬
ビタミンA誘導体を含む合成レチノイドを配合
ニキビ体質の改善
広範囲のニキビの改善
ニキビの再発予防

上記は一例です。医師の診察により、適切な治療方法が提案されます。気になる方は渋クリの無料カウンセリングまでお越しください。

ひどいニキビを治してきれいな肌へ

ひどいニキビは、外部からの刺激、生理前や生理中、生活習慣の乱れなどが原因で生じます。

部位により原因は異なり、背中は服の摩擦や蒸れ、顔はメイクの汚れや髪の毛の刺激などさまざまです。日常生活を見直して原因を除くよう意識すると改善する可能性があります。

酷いニキビが悪化するとニキビ跡ができる恐れがあります。ニキビ跡はメイクの工夫で隠せますが根本的な解決は難しいです。ひどいニキビやニキビ跡が気になる方は、ニキビ薬の使用や皮膚科の受診、美容医療の力を借りる選択肢があります。

ニキビにお悩みの方は渋クリの無料カウンセリングへお越しください。症状に併せた治療方法を提案しています。

医師監修について

渋谷美容外科クリニックには様々な科目の
専門医・医学博士が在籍しています。

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池袋院開設者
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総院長
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日本美容外科学会,国際形成外科学会会員,

日本美容皮膚科学会会員,日本抗加齢医学会会員,

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