鼻の周りにブツブツができる原因と治し方!黒い・赤い・白いときは?
鼻にできるブツブツの原因は症状により異なります。ブツブツの色が黒い、赤い、白いかにより、原因は複数考えられます。毛穴にできるブツブツはニキビではない可能性があり、ザラザラが気になる方もいるでしょう。
この記事では鼻の周りにブツブツができる理由と治し方を紹介します。
鼻にブツブツが生じる原因
鼻にブツブツは以下のような原因により、肌トラブルが生じることで発生します。
- 肌のターンオーバーの乱れ
- 皮脂の過剰な分泌
- 病気
肌のターンオーバーとは肌の細胞が新しく生まれ変わるサイクルのことです。肌のターンオーバーが乱れると、肌の外に排出される古い角質が留まり、毛穴に汚れが詰まりやすくなるため、ブツブツが生じる原因になります。
また、皮脂の過剰な分泌もブツブツの原因です。皮脂は肌を外部刺激や乾燥から守り、肌に潤いを与える役割があります。皮脂は生活習慣の乱れや過度なストレスのほか、乾燥などで肌のバリア機能が低下すると肌を守るために過剰に分泌される場合があります。過剰な皮脂は毛穴に詰まりやすく、ニキビなどの肌トラブルの要因となるでしょう。
そのほか、病気によりブツブツができることもあります。詳しくは次の鼻のブツブツの種類で紹介しますが、原因を決めつけないように注意しましょう。
鼻のブツブツの種類
鼻のブツブツの種類はさまざまあり、ニキビではないケースもあるため、自己判断は難しいです。気になる方は医師の診察を受けましょう。
黒いブツブツ
鼻にできる黒いブツブツは、主に2つのタイプが考えられます。
- 角栓に汚れが詰まり黒ずみができる
- 色素沈着
角栓に汚れが詰まり黒ずみができるタイプは、毛穴に角質や皮脂が詰まることでできた角栓が、黒くなることで生じます。角栓の黒ずみはニキビの初期段階で生じるケースがあり、汚れが毛穴を押し広げ、肌の内側から排出されたメラニン色素の影響で黒いブツブツになります。触るとザラザラする、角栓を取ると黒ずみが改善するのはこちらのタイプの可能性が高いです。
色素沈着タイプは、毛穴の入り口にリング状の色素沈着が起こり、シミとなり黒ずみができます。触れてもザラザラしない、角栓を取っても黒ずみが改善しない方はこちらのタイプかもしれません。黒いブツブツは日焼けのあとの可能性もあるため、長時間の外出をしていた方は肌の様子を見ると良いです。
赤いブツブツ
鼻にできる赤いブツブツはさまざまな症状が考えられます。
ニキビ | 毛穴に古い角質が詰まり、炎症が起こると赤いブツブツになる |
あせも | 汗の排出が上手くいかず、肌の内部に汗が留まる 熱感や、強いかゆみが生じる |
蕁麻疹 | 肌の一部が赤く盛り上がり強いかゆみを伴う 短時間で軽快する |
帯状疱疹 | 水ぶくれと湿疹が帯状にできる 刺すような痛みがある |
毛嚢炎 | 毛の根元にある毛嚢が炎症を起こし、1~2ミリの小さなポツポツができる |
アトピー性皮膚炎 | かゆみのある湿疹ができる 症状の悪化と軽快を繰り返す |
赤いブツブツは他にもさまざまな症状が考えられるため、気になる方は受診がおすすめです。
白いブツブツ
鼻の白いブツブツは角栓の可能性が高いです。角栓は、皮脂や古い角質が混ざり合い、毛穴の中で塊となり詰まったものです。皮脂の分泌が多い鼻、おでこ、顎などのTゾーンに生じやすい特徴があります。白いブツブツができる原因は以下が考えられます。
- 肌のターンオーバーの乱れ
- 皮脂の過剰分泌
- メイク
- 毛穴の開き
- 乾燥肌
メイクの汚れを落としきれないと、古い角質と汚れが混ざり角栓のリスクが上がります。加齢により肌の弾力が失われると毛穴が開きやすくなり、汚れがたまりやすくなるでしょう。肌が乾燥すると、乾燥から肌を守るために皮脂が過剰に分泌されやすくなり、肌のターンオーバーが乱れる原因にもなります。
鼻のブツブツの治し方
鼻のブツブツは生活習慣の改善や、適切なスキンケアにより回復する可能性があります。効果には個人差があるため、治らない方はクリニックへの相談がおすすめです。
皮脂の分泌を抑える食事
皮脂の分泌を抑える食生活を意識すると、毛穴に汚れが詰まりにくくなります。肌の健康を保つ食材を取り入れるのがおすすめです。
ビタミンA | 肌の健康を維持する | 緑黄色野菜、レバー、海藻類 |
ビタミンB2 | 脂質の代謝を促す | 肉類、卵、牛乳、レバー |
ビタミンC | 肌の酸化を抑制する | セロリ、赤ピーマン、いちご、キウイ |
ビタミンE | 皮脂の酸化を予防する | 魚介類、ナッツ類、緑黄色野菜 |
亜鉛 | 肌のターンオーバーを促す | 魚介類、肉類、牡蠣、うなぎ、海藻 |
反対に、脂質を摂りすぎると皮脂が過剰に生成されるため注意してください。揚げ物やスナック菓子、ジャンクフードを食べすぎると肌に悪影響を及ぼします。また、糖分は血糖値を上げ、皮脂の分泌を促すリスクがあります。特に洋菓子は脂質と糖分が多いため気をつけましょう。アルコールも糖分が多いため、飲みすぎると肌の健康を損ないます。
適切なクレンジング
鼻にブツブツができる原因となる皮脂をクレンジングし、肌を清潔に保つのがおすすめです。蒸しタオルをし、毛穴を開いてからクレンジングをすると毛穴の汚れを除去しやすいです。
- フェイスタオルを濡らして硬めに絞る
- ファスナー付きビニル袋やポリ袋にタオルを入れ、電子レンジで1分ほど加熱
- タオルの温度を確認し、顔に30秒~1分ほど乗せる
- 顔が温かなうちにクレンジングを行う
クレンジングは指先に力入れず、なでるようにして行うと肌への刺激が少なく、優しく汚れを落とせます。洗顔ではぬるま湯を使えば、顔に必要な油分を落とさずに済むでしょう。使用するクレンジングアイテムは、低刺激で洗浄力が弱いものなら肌への負担が少なくて済みます。クレンジングは肌に優しい洗顔料を使用し、洗顔後は速やかに保湿を行うと良いです。保湿後はクリームや乳液で水分の蒸発を防ぐと効果的です。
美容医療の治療
鼻のブツブツはセルフケアでは治らないケースがあるため、症状が良くならないときは、美肌を目指せるクリニックでの治療も検討してみてください。渋クリでは以下の美容医療を提案しています。
ポテンツァ | 毛穴を縮小し、鼻のブツブツを改善する 非常に細い針を肌に刺し、肌が持つ治癒再生能力を促す 高周波を照射し、コラーゲンやエラスチンの生成を促す 鼻のブツブツだけでなく、ニキビ、ニキビ跡、赤み、肝斑、たるみにも効果がある |
ダーマペン | 髪の毛よりも細い針を肌に刺し、肌が回復する過程で毛穴の縮小を促す 肌が回復する過程で、エラスチンやコラーゲンが大量に生成される ニキビ、ニキビ跡、赤み、くすみ、小じわ、ハリツヤ改善の効果もある |
ケミカルピーリング | 肌の表面に安全性の高い薬品を塗り、古い角質や毛穴の汚れを溶かす治療方法 肌のターンオーバーを正常に促し、美肌へ導く ニキビ、そばかす、小じわ、くすみの改善に効果がある |
上記の治療方法は一例です。渋クリでは鼻のブツブツを適切に診察し、治療を行っています。
鼻のブツブツのケアの注意点
鼻のブツブツを治したいあまりにケアを間違えると、症状が悪化する恐れがあるため注意しましょう。
角栓を指で押し出す
鼻のブツブツが気になるあまり、指で角栓を押し出す方がいます。角栓を無理に押し出すと肌をダメージから守るためにメラニン色素が過剰生成され、色素沈着のリスクが高まります。
手の雑菌が毛穴に入り炎症を起こすトラブルも心配されるため、角栓は指で押し出さず、クレンジングやクリニックでの治療を受けるのが無難です。
過剰なピーリング
過剰なピーリングは肌を傷つけるリスクがあります。スクラブやゴマージュなど肌を擦るものや、ピーリング効果が強いものを頻繁に使うと、肌の角質がダメージを受け、肌のバリア機能が低下するかもしれません。敏感肌を引き起こし、ニキビなどのブツブツができやすい、ヒリヒリする、かゆみなどの症状が表れる恐れがあります。
また、毛穴のパックシートは、毛穴の奥の汚れを取り除くことは難しく、肌に傷をつけ毛穴を広げてしまう可能性があります。適切なピーリングは専門家へ相談するのが良いでしょう。
顔を強く擦るクレンジング
クレンジング自体に洗浄力があるため、肌をゴシゴシ強く擦ると刺激が強すぎ、ダメージを与えるリスクがあります。肌への摩擦は、乾燥肌を招く、くすみやシワの原因になるなど、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があるでしょう。擦ることにより洗浄力が強くなり、肌に必要な潤いを奪うことにつながります。
洗顔後に肌がつっぱる場合、洗いすぎにより肌から水分が失われていると言えます。肌への強い摩擦はトラブルの原因となるため避けてください。
鼻のブツブツを治して美肌を目指す
鼻のブツブツの症状や原因は複数考えられ、自己判断が難しいケースがあります。
ブツブツが黒いときには角栓の詰まりや色素沈着、赤いブツブツならニキビだけでなく、蕁麻疹や毛嚢炎などさまざまな原因が考えられます。症状が悪化する場合は、医師による診察を受けるのが確実です。
鼻のブツブツを改善するには、肌に良い栄養素を積極的に取り入れ、肌に優しいクレンジングを行ってみてください。肌を強く擦る行為は刺激が強く、肌トラブルを悪化させる要因と成り得るため控えましょう。
セルフケアで改善されないときは、クリニックへの相談がおすすめです。渋クリでは肌の悩みに寄り添い、トラブルを解決するための治療方法を提案しています。お悩みの方は気軽に渋クリの無料カウンセリングまでお越しください。