毛穴のブツブツの治し方は?足、腕、顔などの部位別・症状別に原因を解説

毛穴のブツブツにはさまざまで、足、顔、腕、脇など、できる部位により原因が違う可能性が高いです。毛穴のブツブツがかゆい、脱毛後にブツブツが目立つなど、症状も多彩なため自己判断は難しいでしょう。

この記事では毛穴のブツブツの原因や治し方を解説しますが、肌の状態が気になる方はクリニックで専門家の診察を受けるのがおすすめです。

監修者
新宿院 院長
野口 なつ美
目次

毛穴にブツブツを引き起こす疾患と対処方法

毛穴にブツブツを引き起こす疾患には、角栓、毛嚢炎、ニキビなどがあります。

ブツブツの症状が気になる方は参考にしてください。

角栓

角栓とは、古い角質や皮脂が混ざり毛穴の中で固まったものです。Tゾーンにできやすく、皮脂が酸化すると黒いブツブツに変化し、イチゴ鼻の原因になります。

角栓が生じる原因は、肌が新しく生まれ変わるサイクルである肌のターンオーバーの乱れ、皮脂の過剰分泌、肌の乾燥などさまざまです。角栓は、蒸しタオルを患部に当て、毛穴が開いた状態でベビーオイルなどを馴染ませ、洗顔をすると落としやすくなります。

なお、指やピンセットで取り除く、スクラブ剤を使用するなどすると、肌が傷つくリスクがあるため控えてください。

毛嚢炎

毛嚢炎は毛根を包む毛包や毛嚢に起こる炎症です。

毛穴の毛包部に表皮ブドウ球菌や黄色ブドウ球菌などが入り込むのが原因で、剃刀による傷や、刺し傷、搔き傷などがあると生じやすくなります。膿を伴う赤いブツブツができ、症状が悪化すると熱感や強い痛み、発熱、体調不良を引き起こします。体のどこにでもできますが、太もも、臀部、陰部、首の後ろにできやすいです。

毛嚢炎は症状が軽い場合、肌を清潔に保てば1週間ほどで回復しますが、赤みや痛みが強い、症状が悪化するときは適切な薬の使用が望まれます。

ニキビ

ニキビは毛穴に皮脂の汚れなどが詰まり、毛穴を塞いだときに生じるブツブツです。

いくつか種類があり、初期段階では白いブツブツですが、空気に触れて酸化すると黒いブツブツに変化します。毛穴の中でアクネ菌が増殖し炎症が起こると赤ニキビになり、黄色い膿を伴うケースがあるでしょう。

ニキビの主な原因は肌のターンオーバーの乱れであり、不規則な食生活、ホルモンバランスの乱れ、不適切なスキンケアなどが肌の健康を損なうリスクを高めます。肌に優しい洗顔と保湿ケア、規則正しい生活により改善する可能性がありますが、ひどいニキビにお悩みの方はクリニックでの治療が改善の近道です。

埋没毛

埋没毛とは、毛が肌の表面からでないで、肌の中に留まっている状態のことです。脇、膝、Vライン、二の腕など、固く太い毛が多い部位に見られます。

埋没毛は、誤ったムダ毛処理などにより肌がダメージを受け、角質が厚くなると生じやすくなります。埋没毛が気になる方は、医療脱毛によりムダ毛を処理することで、自己処理による肌へのダメージを減らすことができるでしょう。

毛孔性苔癬

毛孔性苔癬は毛穴に粟粒ほどの大きさのブツブツができる症状です。乾燥した肌とザラザラとした感触が特徴的です。

毛根を包む組織である毛包の細胞が早いスピードで角化することが原因で、古い角質が角栓となり毛穴に詰まると生じます。かゆみや赤みはほぼなく、30代以降は症状が自然に回復する傾向があるでしょう。

太ももの前面や二の腕の外側にできやすく、左右対称に現れ、遺伝による影響が強いと考えられています。

日光過敏症

日光過敏症は、日光を浴びると肌にブツブツや赤み、かゆみが生じる病気です。日焼けとは異なり、わずかな日差しで肌に反応が出るのが特徴です。

主な原因は使用中の薬による影響や遺伝性の体質などが考えられ、めまい、頭痛、喘鳴などの症状を伴うケースもあります。数日で症状が治まる場合が多いですが、症状を繰り返す、長引く方は医療機関への受診をおすすめします。

脂腺増殖症

皮脂腺増殖症とは、1ミリから5ミリほどの黄色や白色のブツブツがTゾーンや頬などにできる病気です。

皮脂線が増殖して大きくなることが原因で、加齢やホルモンの影響で生じると考えられます。セルフケアで治すのは難しいため、気になる方は医療機関を受診すると良いです。

汗管腫

汗管腫は目の下にできる米粒大ほどの大きさの黄色・褐色のブツブツです。

目の下から頬へ症状が広がったり、胸、腹、腋窩、外陰部に生じたりするケースもあるでしょう。汗を作るエクリン汗器官が増えることが原因で、女性ホルモンによる影響が考えられます。

ニキビや稗粒腫、エクリン汗嚢腫などの他の症状と間違えやすく、自己判断は難しいため、気になる方は医師の診察を受けると良いです。

稗粒腫

稗粒腫は、1ミリから2ミリほどの白い良性の腫瘤です、痛みやかゆみが生じないのが特徴です。

目の周りや鼻先にできやすいですが、体のどの部分にもできる可能性があります。原因ははっきりしませんが、遺伝的な要因、擦り傷などの外傷の治癒後、加齢などにより生じると考えられています。

膿や炎症を伴うものではなく、そのままにしても問題はありませんが、自然治癒は難しいです。メイクなどで隠すのが難しいケースもあり、美容観点から除去を希望する方もいます。

【部位別】毛穴のブツブツの原因

毛穴のブツブツの原因は複数考えられます。

下記の症状は一例であり、気になる方は専門家への相談がおすすめです。

足や膝の毛穴のブツブツ

  • 毛嚢炎
  • 埋没毛
  • 毛孔性苔癬
  • 乾燥による湿疹

肌のブツブツは自己処理による剃刀のダメージから生じるケースが多く、不衛生な剃刀、毛の流れに逆らった自己処理、ワックスや毛抜きなどの使用は肌へのダメージが大きいため注意が必要です。

毛穴が傷つくと雑菌が入り炎症が生じやすくなるため、肌を傷つけず、清潔に保つのがおすすめです。

腕の毛穴のブツブツ

  • 埋没毛
  • 毛孔性苔癬
  • 乾燥による湿疹

足と同様に、自己処理によるダメージや乾燥による湿疹などによりブツブツが起こりやすいです。誤った自己処理により黒いブツブツができる埋没毛や、肌の乾燥により潤いが失われ、肌のバリア機能が低下し、外部刺激から肌を守れず生じる湿疹などが考えられます。

また、二の腕は毛孔性苔癬ができやすいといわれており、思春期とともに粟粒ほどのブツブツが気になる方はこの症状かもしれません。

顔の毛穴のブツブツ

  • 毛嚢炎
  • ニキビ
  • 稗粒腫
  • 汗疹
  • 粉瘤
  • 脂腺増殖症
    など

顔の毛穴のブツブツは考えられる原因が多く、自分の力で特定するのは難しいです。症状が悪化する場合や、肌の状態が気になる方は医師の診察を受けましょう。

脇の毛穴のブツブツ

  • 埋没毛
  • 毛穴の汚れ
  • 毛穴の炎症

脇の下は洗いにくく、毛穴に汚れがたまりやすい部位です。毛穴に古くなった角質や皮脂や汚れがたまり、角栓になり固まるとブツブツの原因となります。

また、腋毛の自己処理により傷つけやすく、ブツブツが表れやすいです。黒いブツブツは自己処理によるダメージの影響を受けた埋没毛、赤いブツブツは炎症の可能性があります。

目の下の毛穴のブツブツ

  • 汗管腫
  • 稗粒腫
  • エクリン汗嚢腫
  • 老人性疣贅
  • 眼瞼黄色腫

目の下には特殊な疾患によるブツブツが表れることが多いです。目の下に米粒大ほどのブツブツができる汗管腫や、1ミリから2ミリほどの白いブツブツができる稗粒腫など、セルフケアでは改善できない症状の可能性があります。

首の毛穴のブツブツ

  • 加齢
  • 毛穴の汚れ
  • 毛穴の炎症

加齢により肌からコラーゲンが失われ、ハリや弾力が低下すると、毛穴がたるみ目立ちやすくなります。髪の毛や服の擦れによる刺激、すすぎ残しなどにより炎症が起きるケースもあるため、気をつけてください。

鼻や鼻の横の毛穴のブツブツ

  • 角栓
  • ニキビ

鼻や鼻の横には、皮脂を分泌する皮脂腺があるため、毛穴に皮脂や汚れが詰まりやすく、角栓やニキビができやすい傾向があります。皮脂は肌を外部刺激から守る役割がありますが、過剰分泌が起こると肌トラブルの原因になります。

また、肌のターンオーバーが乱れると、毛穴の汚れが排出されにくくなり、ブツブツができやすくなるでしょう。

Vラインの毛穴のブツブツ

  • 角栓
  • ニキビ
  • 毛嚢炎

Vラインは下着の摩擦などの外部刺激を受けやすく、黒ずみもできやすい部位です。蒸れによる雑菌が増殖しやすく、自己処理の後に毛嚢炎ができることもあるため、肌に優しいケアが大切です。

【症状別】毛穴のブツブツの原因

毛穴のブツブツの原因を症状から正しく把握するには、専門家の診察を受けるのがおすすめです。

以下の原因は一例なため、参考にしてください。

毛穴のブツブツがかゆい

毛穴のブツブツがかゆいときは以下の原因が考えられます。

スクロールできます
皮脂欠乏性湿疹乾燥肌に炎症が起き、湿疹ができる
肘、足の外側にできやすい
あせも汗を上手く排出できず、赤いブツブツができる
足のつけね、首回り、ひざやひじの内側に生じやすい
ニキビ毛穴に皮脂などの汚れが詰まると生じる
毛穴の中でアクネ菌が増殖し、炎症が起きると赤いブツブツができる
接触性皮膚炎肌に原因物質が触れると、かゆみ、赤み、水ぶくれ、腫れなどが起きる
アトピー性皮膚炎左右対称の赤いブツブツができる
ひじやひざの内側、首にできやすい

脱毛後に毛穴のブツブツができた

医療脱毛に使用するレーザーは、毛根へダメージを与えて脱毛を促しますが、毛根に熱エネルギーが生じ、その影響で毛穴が点状に赤く腫れるケースがあります。

1週間ほどで自然に消える可能性が高いですが、痛みがあるときは冷やしたタオルや、タオルに包んだ保冷剤患部を冷やすと良いです。化粧水や乳液でしっかり保湿をするのも忘れないようにしましょう。

1週間以上経ってもブツブツが消えないときは、クリニックへ相談し適切な治療を受けてください。

毛穴のブツブツの治し方は
美容クリニックへ相談

ブツブツの症状に合わせたケアが必要なため、専門家の診察を受けるのがおすすめです。

渋クリでは以下のような治療方法を提案しています。

スクロールできます
医療脱毛自己処理による埋没毛のブツブツや、炎症による湿疹などを予防
自己処理の手間を省くだけでなく、毛穴の健康を守る
ケミカルピーリング肌に安全性の高い薬品を塗り、毛穴の汚れや古い角質を除去する治療方法
複数回受けることで、毛穴病変を改善できる
顔だけでなく、ボディピーリングも可能
イオン導入と組み合わせるのがおすすめ
CO2レーザー稗粒腫の除去に効果が見込めるレーザー
イボ、ホクロ、盛り上がりのあるシミの除去に効果がある

上記は一例です。

毛穴のブツブツの状態に合わせて、適切な方法を提案していますので、まずは無料カウンセリングでご相談ください。

毛穴のブツブツは
さまざまな原因により発症します

毛穴のブツブツの原因は毛穴に皮脂などの汚れが詰まる、炎症が起きている、遺伝的な要因などさまざまです。

ブツブツの症状も個人により異なり、ブツブツが赤い、白い、かゆい、膿があるなど多岐にわたります。顔、腕、脇、Vラインなど、できる部位により症状に違いがあるケースも多く、自己判断は難しいと言えるでしょう。

毛穴のブツブツが気になる、症状が悪化する方は、早めに医療機関を受診してください。

渋クリでは肌トラブルにお悩みの方に寄り添い、適切な治療を提供しています。肌トラブルにお悩みの方は渋クリの無料カウンセリングまでお越しください。

医師監修について

渋谷美容外科クリニックには様々な科目の
専門医・医学博士が在籍しています。

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池袋院開設者
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新橋院 医師
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日本美容外科学会,国際形成外科学会会員,

日本美容皮膚科学会会員,日本抗加齢医学会会員,

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