陰部(デリケートゾーン)のニキビとは?痛い&痒いのはなぜ?原因は性病かも
_ニキビ_1-scaled.jpeg)
陰部(デリケートゾーン)に痛い、かゆいニキビができる原因は、細菌や摩擦による影響が考えられます。思わず潰したくなりますが、症状によってはニキビではなく性病の可能性があり、薬での治療が求められます。
陰部のできものには症状に合わせた適切な治し方があるため、参考にしてください。
陰部(デリケートゾーン)の
ニキビの原因
_ニキビ_2-1024x683.jpeg)
陰部(デリケートゾーン)は、摩擦や圧迫、細菌の影響を受けやすく、ニキビができやすい部位です。
ここでは、具体的な原因を紹介します。
摩擦や圧迫
陰部は衣服による締め付けや、着席などの日常動作で圧迫されやすく、下着の擦れによる摩擦を受けがちです。
過剰な刺激を受けると肌を守るために皮脂を分泌しますが、陰部は体の中でも毛穴が多い部位です。皮脂が過剰に分泌されやすい特徴があり、皮脂が毛穴に詰まるとニキビになります。
事務仕事などで座る時間の長い方や、プライベートや仕事で肌にぴったりとした服を着用する機会が多い方は、ニキビができやすいでしょう。
細菌の繁殖
陰部の周りには毛が多く蒸れやすいため、細菌の繁殖してニキビができるケースもあります。
特に女性はおりものや生理の影響で蒸れやすく、ポツポツとしたニキビや、腫れたできものが生じる場合があるでしょう。
陰部(デリケートゾーン)の
ニキビによく似たできもの
陰部(デリケートゾーン)のできものは、実はニキビではないかもしれません。
できものには下記のような原因が考えられます。
性感染症
性感染症により陰部にニキビに似た症状ができます。パートナーへの感染や不妊の原因になる可能性があるため、早めに受診すると良いです。
具体的には以下のような疾患が考えられます。
性器ヘルペス | 性行為により感染する 陰部に浅めの潰瘍や小さな水疱が複数生じる 倦怠感、発熱、便秘、痛みを伴うケースがある |
尖圭コンジローマ | ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因 ピンクや褐色のイボができる 鶏冠状、カリフラワー状の形になるケースがある |
梅毒 | 梅毒トレポネーマにより生じる感染症 ただれやしこりができる 時間を置いて、足の裏や手のひらに発疹が生じる 数年から数十年後に、神経や血管、心臓への異常や、腫瘍ができる恐れがある |
毛嚢炎
毛嚢炎とは、毛根を包む毛包に細菌が感染して炎症が起きる疾患です。ムダ毛の処理などの脱毛、生活習慣の乱れなどが原因で生じます。
毛穴に赤い丘疹や膿疱ができ、毛嚢炎が悪化すると「せつ」とよばれる症状になり、硬いしこりに痛みや赤み、熱感を持ちます。さらに悪化すると「よう」とよばれる状態へ変化し、膿がたまるでしょう。
倦怠感や発熱などの全身症状が現れるとセルフケアでの治療は難しいため、速やかに受診してください。
粉瘤
粉瘤は良性の皮下腫瘤であり、肌の下に皮脂や古い角質が溜まり、袋状の組織を作ります。数ミリ~数センチほどの大きさの半球状のしこりが生じ、中央に黒い点ができるケースが多いです。
しこりを強く押すとドロドロしたものが出ることがあります。細菌感染が起こると強い痛みと腫れを伴う特徴があります。
バルトリン腺嚢胞
膣口の左右にあるバルトリン腺が詰まり粘液が滞った結果、腫瘍や膿疱が生じます。なぜ詰まるのか原因ははっきり分かっておらず、最初は無症状の方が多い傾向です。
膿疱が大きくなると膣口に違和感や腫れが生じるうえ、膿疱が感染を起こすと腫瘍となり、赤みや腫れ、痛み熱感を伴い、立ち座りに支障が出る恐れがあります。
接触性皮膚炎
接触性皮膚炎は、肌への刺激によりヒリヒリ感やかゆみを伴う湿疹が生じます。ナプキンやコンドーム、下着などの刺激が原因だと考えられ、かゆみや赤み、腫れや水ぶくれなどを伴う可能性があります。
接触性皮膚炎が悪化すると、肌に厚みができ、硬くなる恐れがあるでしょう。原因物質を取り除くと症状が軽快するケースが多いため、衣類やボディソープなど肌に触れるものを見直すと良いでしょう。
疥癬
ヒゼンダニの寄生により生じる病気で、人から人へうつる特徴があります。強いかゆみのある赤いブツブツができるほか、しこりや湿疹が生じるケースもあります。
陰部だけでなく、指の側面や間、胸、足、腕などさまざまな部位にかゆみが生じる場合もあるため注意してください。主に寝具や衣類、性行為により感染します。生活環境を見直し、症状が気になる方は受診をして治療しましょう。
尿道カルンクル
尿道の出入り口にできる良性の腫瘍です。乳頭上のできものが生じ、かゆみや痛み、異物感や出血が起き、下着やトイレットペーパーに血液が付着するケースがあります。
無症状の方が多いですが、腫瘍が大きくなると排尿に支障が出るため早目に受診すると良いでしょう。尿道からの出血ではなく膣からの場合、別の疾患が考えられるため、気になる方は医療機関へ足を運んでください。
陰部(デリケートゾーン)の
ニキビの治し方
陰部にニキビができたときは、ニキビではなくほかの原因が隠れている可能性があるため、医療機関を受診し治療するのがよいでしょう。
医師の指導のもと薬の服用、塗布などにより症状が回復する傾向にありますが、症状によっては切開が必要になります。市販薬を使用する方法もありますが症状に合わせた使用が求められるため、自己判断での塗布は効果が得られない可能性もあります。
陰部(デリケートゾーン)の
ニキビの予防方法
_ニキビ_3-1024x683.jpeg)
陰部(デリケートゾーン)のニキビは日常生活の中のちょっとした工夫で予防することができます。
通気性の良い下着を身に付ける
陰部が蒸れると細菌が増殖しやすくなるため通気性の良い下着を選びましょう。
綿は吸湿性、吸水性、通気性だけでなく保温性にも優れるため、冬は温かく、夏は涼しいのが特徴です。陰部のニキビが気になる方は、長時間の着席や、体のラインが出る、肌に密着するタイプの衣服の着用にも気をつけると予防につながります。
陰部の群れは下着や服装により改善できるため試すと良いでしょう。
適切なスキンケアを行う
陰部を洗うときに強く擦ったり、きれいにするために何度も洗ったりするのは肌への強い刺激となるので控えてください。洗うときにはしっかり泡立て、泡で汚れを落とすようにすると刺激が少なくてすみます。
入浴後は保湿薬を使用して肌を守るように心がけましょう。ニキビができやすい方は皮脂の分泌量が多い傾向があるため、毛穴が詰まりやすくなるオイル系の保湿薬は避けると良いです。
陰部の脱毛をする
陰部は毛穴が多く毛に覆われているため蒸れやすいです。脱毛をすると通気性が良くなりニキビができにくくなるだけでなく、清潔さを保てるため肌トラブルが減る可能性があります。
渋クリでは以下の料金でVIO脱毛を提供しています。
1回 | 3回 | 5回 | 8回 | |
VIO脱毛セット(女性) | 9800円 | 39600円 | 49500円 | 79200円 |
1回 | 5回 | |
VIO脱毛セット(男性) | 14800円 | 97812円(平日昼)102960円(夜休日) |
希望に合わせて、部位ごとの脱毛やハイジニーナ、デザイン脱毛にも対応しているため、気になる方は渋クリの無料カウンセリングまでお越しください。
陰部(デリケートゾーン)の
ニキビに関するよくある質問
ここでは陰部(デリケートゾーン)のニキビに関するよくある質問に回答します。
- 陰部のニキビを潰す方法は正しい?
-
陰部にできたニキビを潰してはいけません。
陰部のニキビが気になり、指などで潰す方がいますが、細菌感染により症状の悪化につながるため控えます。また、ニキビではない可能性があるため自己判断で潰すのは止めましょう。症状が気になる方は潰す前に医療機関を受診してください。
- 陰部のニキビは何日で治るの?
-
陰部のニキビが何日で治るのかは個人差があるためはっきりとはわかりません。
症状が軽いか重いか、体調が良いか、使用中の薬が症状に適しているかなど複数の要因により変わります。また、ニキビではなく別の症状である可能性があるため、ニキビだと自己判断せず、確実に治したいのならば医師に相談すると良いです。
陰部(デリケートゾーン)の
ニキビは医療機関へ相談
陰部(デリケートゾーン)のニキビは、衣服による摩擦や圧迫、蒸れによる細菌の繁殖により引き起こされます。
陰部は体の中でも毛穴が多い部位のため、皮脂腺が多く、ニキビができやすいでしょう。なお、陰部にはニキビ以外のできものが生じるリスクがあるため、少しでも違和感があれば医療機関を受診する姿勢が大切です。
陰部は医療脱毛により衛生的で蒸れにくく、細菌が増えにくい環境を保てます。陰部の毛の処理やかゆみ、わずらわしさなどからも解放されるため脱毛を検討してみてはいかがでしょうか。
肌トラブルにお悩みの方は渋クリの無料カウンセリングまでお越しください。悩みに親身に寄り添い、笑顔になれる治療を提供しています。