赤いブツブツは皮膚疾患のせい!?部位別の原因や対策方法を紹介
肌に赤いブツブツができると気になりますが、原因はなんなのでしょうか。
この記事では赤いブツブツができる部位別の原因・皮膚疾患を解説します。自宅でできる対策方法も紹介しますので、湿疹に悩んでいる方はご覧ください。
赤いブツブツができる皮膚疾患
赤いブツブツはさまざまな皮膚疾患により引き起こされます。
ここでは、赤いブツブツができたときに考え得る主な皮膚疾患の特徴を解説します。
汗疹
汗疹(あせも)とは、急な発汗により汗の排出ができなくなり、皮膚の中に汗が溜まることで起こる発疹です。
汗疹には大きく分けて「水晶様汗疹」「紅色汗疹」「深在性汗疹」の3種類がありますが、このうち赤いブツブツを呈するのは紅色汗疹です。赤みのほか強いかゆみや熱感の症状があり、かきむしると症状が悪化する恐れがあります。
軽傷であれば皮膚を清潔に保つことで改善が期待できますが、炎症が強いときはステロイドの塗り薬やかゆみを抑えるための抗ヒスタミン薬により治療します。
ニキビ
ニキビとは皮脂や古い角質が毛穴に詰まったことで発症する発疹です。
軽度な症状から順に「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄ニキビ」となりますが、赤いブツブツになるのは赤ニキビです。赤ニキビは毛穴に詰まった汚れをエサにアクネ菌が繁殖し、炎症を起こしています。触ったり無理やり芯を押し出したりすると色素沈着やクレーター跡が残る恐れがあります。
ニキビは正式名称で「尋常性ざ瘡」と呼ばれるれっきとした病気ですので、なかなか治らないときは病院で治療を受けましょう。
蕁麻疹
蕁麻疹(じんましん)とは、皮膚の一部が蚊に刺されたように赤く盛り上がり、短時間で消える病気です。
多くの場合は数十分~数時間、長くても1日程度で消えます。赤みとともに強いかゆみを伴います。
原因はさまざまで、特定の食品などによるアレルギー反応や圧迫などの物理的刺激により発症することもありますが、直接的な原因がはっきりしないことも。かゆみが強いときは市販のかゆみ止めを使用したり、患部を冷やしたりすると症状が軽くなります。
毛嚢炎
毛嚢炎とは、毛の根元にある毛嚢と呼ばれる部分が炎症を起こし、ぷっくりとした発疹ができる病気です。
毛穴の位置に沿って1~2mmほどの小さな発疹ができるのが特徴で、赤みを帯びときには中央に膿が見られることもあります。清潔を保つと1週間ほどで軽快しますが、悪化すると炎症が強くなるため長引くときは病院を受診しましょう。
帯状疱疹
帯状疱疹とは、赤い湿疹と水ぶくれが左右どちらかに帯状に生じる病気です。
帯状疱疹のウイルスは体内に潜伏しており、疲労やストレスなどで免疫機能が低下したときに発症します。
肌に症状が表れるとともに、ピリピリと刺すような痛みを伴い眠れなくなることも。放置すると合併症や後遺症を引き起こす恐れがあるため、帯状疱疹が疑われたら早めに皮膚科を受診しましょう。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹が良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。
アレルギーを起こしやすい体質の方や肌のバリア機能が低下している方によく見られます。赤みがある湿疹をひっかくと液体が出てきたり、ささくれのように皮が剥けたりします。
症状を抑えるためにはスキンケアにより清潔とうるおいを保ちつつ、薬物により炎症を抑えることが必要です。アトピー性皮膚炎が疑われるときはまずは皮膚科に相談しましょう。
【部位別】赤いブツブツの原因
赤いブツブツが特定の部位に出るのは何が原因なのでしょうか。
ここでは、赤いブツブツの原因を部位別に紹介します。なお、ここで紹介する病気以外の可能性もありますので、気になる症状があるときは病院を受診しましょう。
顔
顔に赤いブツブツがでるときは下記が原因の可能性があります。
- ニキビ
- 汗疹
- 毛嚢炎
- 蕁麻疹
顔に赤いブツブツができたとき、まず考えられるのがニキビです。
ニキビは思春期にできるイメージがあるかもしれませんが、20代以降の大人でも生活習慣の乱れなどにより発症します。いずれの病気も触らず清潔を保つことで改善が期待できますが、改善しないときは他の病気の可能性もありますので皮膚科を受診しましょう。
首
首に赤いブツブツがでるときは下記が原因の可能性があります。
- 毛嚢炎
- 脂漏性皮膚炎
- アトピー性皮膚炎
首の赤いブツブツは先述した毛嚢炎やアトピー性皮膚炎のほか、脂漏性皮膚炎の可能性もあります。
脂漏性皮膚炎とは首や胸など皮脂の分泌が多い部位に見られる慢性皮膚炎の一種です。赤い円形の湿疹のほか、細かく剥がれた皮膚が付着するといった症状を呈します。
脂漏性皮膚炎は生活習慣の乱れやストレスにより発症する可能性があります。
足
足に赤いブツブツがでるときは下記が原因の可能性があります。
- 蕁麻疹
- 毛嚢炎
- 接触性皮膚炎
- アトピー性皮膚炎
太ももや脛はムダ毛処理の刺激により毛嚢炎ができる可能性があるほか、接触性皮膚炎のリスクもあります。
接触性皮膚炎とは特定の物質が肌に触れることで起こる皮膚炎の一種です。化学繊維を使用したスキニーなどピタッとした衣類を身にまとった際に発症することも。特定の衣類を着たときだけ赤いブツブツが出る場合、接触性皮膚炎の可能性が高いでしょう。
腕
腕に赤いブツブツがでるときは下記が原因の可能性があります。
- 毛嚢炎
- 毛孔性苔癬
- アトピー性皮膚炎
腕の赤いブツブツは毛孔性苔癬の可能性が高いです。毛孔性苔癬とは毛穴に沿って小さなブツブツができる病気で、触るとサメ肌のようにザラザラとしているのが特徴です。肌のターンオーバーの乱れにより毛穴に古い角質が詰まることで発症します。
良性の皮膚疾患のため放置して問題ないといわれていますが、気になる方は渋クリのケミカルピーリングで定期的な角質ケアを行い、改善を目指しましょう。
背中
背中に赤いブツブツがでるときは下記が原因の可能性があります。
- ニキビ
- 蕁麻疹
- 毛嚢炎
- 毛孔性苔癬
背中の赤いブツブツの原因は多岐に渡ります。背中はシャンプーのすすぎ残しや乾燥などが刺激になりブツブツを引き起こすことがあるため、心当たりがあれば見直しましょう。
また、背中には粉瘤とよばれる良性の腫瘍もできやすいといわれています。最初は白っぽい色をしていますが、悪化すると赤色を呈することもあります。「ブツブツというよりは大きなしこりができている」という場合には粉瘤の可能性があることを覚えておきましょう。
赤いブツブツの予防方法
赤いブツブツの原因はさまざまですが、日々の習慣により予防できる可能性があります。
ここでは、赤いブツブツの予防方法について解説します。
清潔を保つ
汗疹や毛嚢炎は清潔を保つことで症状が改善します。
赤いブツブツができないようにするためにも、日ごろから体の清潔を保つように心がけましょう。毎日身体を洗うのはもちろん、石鹸のすすぎ残しがないようしっかり流すのがポイントです。
食生活を見直す
ニキビの原因である皮脂の過剰分泌は、食生活の乱れにより発生している可能性があります。
脂質や糖質の摂りすぎは避け、ビタミン・ミネラルをバランスよく取り入れた食事を心がけましょう。特に肌の調子を整えるビタミンB群やビタミンC、抗酸化作用のあるビタミンAを含む食材を積極的に取り入れてみてください。
規則正しい生活を送る
帯状疱疹やアトピー性皮膚炎など多くの赤いブツブツは、身体の免疫機能やバリア機能が低下したときに発症することが多いです。
そのため、毎日規則正しい生活を送り免疫機能を保ちましょう。特に睡眠不足は肌に大敵です。睡眠時間が足りないと肌のターンオーバーが乱れ、ニキビができやすくなる可能性もあります。1日7時間以上の睡眠時間を確保するとともに、深い睡眠がとれるよう運動習慣などをつけるとよいでしょう。
日々の生活を見直し、
赤いブツブツを予防しましょう
赤いブツブツはニキビや毛嚢炎、帯状疱疹など様々な皮膚疾患が原因により引き起こされます。自然と軽快するものもあれば、放置すると症状が悪化する発疹もあるため、気になる症状があれば皮膚科を受診しましょう。
赤いブツブツを予防するには規則正しい生活とバランスの良い食生活、身体の清潔を保つことが欠かせません。もし繰り返しニキビができるのであれば肌のターンオーバーが乱れていたり、古い角質が溜まっていたりする可能性があります。美容クリニックのケミカルピーリングで古い角質を取り除き、ターンオーバーを正常に促しましょう。
渋クリでは肌の状態に合わせてケミカルピーリング以外の施術も紹介できます。まずは無料カウンセリングで気軽にご相談ください。
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Before
After
施術名 | ケミカルピーリング |
説明 | 角質層~表皮上層を剥がれやすくし肌の入れ替えを促進する施術 |
副作用 | 発赤・熱感・痒み・痛み・ピリピリ感・乾燥など |
料金 | ¥5,500~¥22,000 |
Before
After
施術名 | ダーマペン+ヴェルヴェットスキン |
説明 | 極細針で肌に微細な穴を形成し有効成分を浸透させる施術 |
副作用 | 腫れ・赤み |
料金 | ¥9,800~55,000 |