しこりニキビの原因と治し方!正しい予防法でニキビ跡を作らない
しこりニキビを一晩で治す方法があれば嬉しいですが、実際にはすぐに治すことは難しいでしょう。ニキビができる原因を理解すれば、しこりニキビは予防できます。
この記事ではしこりニキビの原因と予防方法を紹介します。
しこりニキビができる原因は?
しこりニキビはなぜできるのでしょうか。
ここではニキビの原因を、ニキビができるメカニズムから紹介します。
そもそもニキビとはなにか
ニキビとは下顎、口の周り、頬、おでこなどにできる発疹です。思春期から青年期にかけて症状が出るケースが多いです。
ニキビと呼ばれるのは、一般的に思春期にできるポツポツのことを指します。大人になってからできるものは吹き出ものと呼ばれる場合が多いですが、実はニキビと吹き出物はどちらも同じもの。「尋常性ざ瘡」という名称の肌の病気です。
しこりニキビができるメカニズム
しこりニキビができるメカニズムは以下の通りです。
- 毛穴に皮脂が詰まる
- アクネ菌やブドウ球菌が増える
- 炎症が広がり組織が壊れる
- 組織を再生させるために肌細胞を過剰に生成する
- しこりニキビになる
しこりニキビは、皮脂が詰まった毛穴の炎症が悪化すると現れる症状です。通常、皮脂は肌を外部からの刺激から守る役割を果たします。肌のバランスが崩れると、毛穴に皮脂が詰まり、毛穴の中でアクネ菌などの雑菌が増えてしまうのです。すると炎症が起き、炎症ニキビの症状が現れます。放置するとアクネ菌やブドウ球菌が増え、膿が溜まり患部が腫れます。さらに症状が悪化すると、毛穴の組織に炎症が広がり、毛穴の構造が壊れてしまうのです。壊れた組織を再生するために肌細胞が過剰に作られると、しこりができます。
【皮膚科】しこりニキビの治し方
しこりニキビができてしまったら、放置するのはよくありません。皮膚科を受診し、ニキビ跡にならないよう努めましょう。
ここでは皮膚科で行うしこりニキビの治し方を紹介します。
塗り薬や内服薬の使用
しこりニキビの治療には、塗り薬や内服薬の使用が有効です。
塗り薬ならニキビの原因となるアクネ菌やブドウ球菌活動を抑える、抗菌作用のある外用薬を使うと効果的です。肌に塗布することで雑菌を除去し、腫れや赤みの治療ができます。
内服薬では抗生物質が炎症を改善する近道です。塗り薬や内服薬は皮膚科や美容クリニックで処方してもらうのがおすすめです。医師の指示に従い、正しく使用することで症状の改善が見込めるでしょう。
ニキビ圧出
ニキビ圧出とは、しこりニキビに小さな穴を開け、専用の器具で毛穴に詰まった皮脂や膿を押し出して取り除く治療方法です。
毛穴に詰まった汚れを除去するため、汚れを養分として増殖するアクネ菌の抑制効果が期待できます。ニキビの改善に効果的ですが、小さな穴を開けるため、肌にダメージが残ります。施術後は肌をいたわり、紫外線対策や清潔に保つことを心がけましょう。
ニキビ圧出に使用する専用の器具は市販で発売されていますが、技術や知識のない方がセルフケアをすると失敗してニキビ跡になる可能性が高いです。医師の診察のもと、施術をしてもらうのが確実です。
ポテンツァ
ポテンツァとは、マイクロ単位の細い針を使用した施術方法です。
ニキビに針を刺し、針の先から高周波を出して治療を行います。肌の深い部分にある真皮層に熱エネルギーが伝わるため、肌がもつ傷を修復する能力が高まり、健康的な肌を蘇らせます。肌を治す過程でエラスチンやコラーゲンといった美容成分が生成されるため、肌が若返る効果も期待できるのです。
しこりニキビを予防する方法
しこりニキビは一度できると治るまでに時間がかかるため、予防が大切です。日頃の習慣により防げますので、普段の生活の見直しを行いましょう。
生活習慣を整える
しこりニキビを予防するには睡眠や食事など、生活習慣を見直しましょう。
肌の調子を整えるためには質の高い睡眠が重要です。睡眠中には成長ホルモンが分泌され、肌の再生能力を正常に整える作用があります。また、バランスの摂れた食事を心がけると良いです。肌に良いタンパク質・ビタミン類を積極的に取り入れるのがおすすめです。果物や生野菜、大豆製品には肌に良い成分がたくさん含まれています。
ニキビ跡が気になる方には、ビタミンB6を含む、バナナ・マグロ・鮭などを摂ると良いです。反対に、スナック菓子や甘いスイーツは皮脂分泌を活発にするため、できる限り控えましょう。
運動の習慣を取り入れる
適度な運動は血行を促進し、肌の代謝機能を高めます。
適度な運動はストレスの解消にもなるためおすすめです。運動の習慣を取り入れるときは、汗をたくさんかく運動ではなく、軽い汗をかく程度の有酸素運動を行います。ヨガやウォーキング、ダンスなどを20~30分ほど取り入れると習慣にしやすいです。
ただし、フルマラソンや筋肉トレーニングなどで汗をたくさんかくと、活性酸素が生成されます。活性酸素はニキビ肌に負担を与えてしまうため、激しい運動は避けるのが無難です。
肌に優しいスキンケアを心がける
ニキビは皮脂が詰まることで発症するため、スキンケアが欠かせません。
洗顔をする前には必ず手を洗い、清潔な手で行うように心がけましょう。洗顔は優しく行うのがコツ。洗顔料をたっぷり泡立て、肌を包み込むように洗います。洗顔後は清潔なタオルでそっと水分を拭き取ります。顔をゴシゴシ洗う、タオルで顔を強く擦るのは肌にダメージを与えるため控えましょう。
また、肌が乾燥すると過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。洗顔後は保湿を忘れないようにしましょう。
ホルモンバランスを意識する
ホルモンバランスが崩れると、外部の刺激から肌を守る肌のバリア機能が低下します。
女性は生理の影響もあり、排卵後から生理までの間は、皮脂を分泌させる黄体ホルモンが優位になりやすいため、ニキビが出やすくなります。ホルモンバランスを整えるためには、適度な運動やバランスの摂れた食事を意識してみてください。カフェインが含まれる飲み物や、アルコール、タバコは肌への刺激が強いため控えましょう。
また、ストレスは自律神経を刺激しホルモンバランスを乱します。ストレスは適度な発散が大切です。
【NG】
しこりニキビが跡になる誤った対処法
しこりニキビを治したいあまりに、誤った方法を取る方がいます。ニキビ跡を作らないためにも、次のことに気をつけましょう。
ニキビを頻繁に触る
肌にニキビができると気になってしまい、つい触ってしまいがちですよね。しかし、ニキビを触ると、手に付着した菌がニキビの炎症を悪化させるリスクが高まります。
ニキビを触らずに清潔を保つように意識。そのうえで生活習慣の改善やホルモンバランスが整えば、ニキビは肌がもつ治癒能力で自然と回復するでしょう。ニキビを触らない方でも、頬づえや顔を触るクセのある方は注意が必要です。無意識のうちにニキビを悪化させてしまう恐れがあります。
しこりニキビを針や指で潰す
しこりニキビを針や指で潰すと、潰した部分から細菌感染を起こす可能性があります。
細菌感染により炎症が起こると、肌を炎症から守るメラニン色素の働きが活発になり、色素沈着のあるニキビ跡ができてしまうのです。また、炎症の影響で肌組織の再生が上手くいかず、肌が凸凹になる恐れもあります。
しこりニキビと粉瘤の見分け方
しこりニキビとよく似た症状に粉瘤があります。
ニキビと粉瘤では対処方法が異なるため注意してくだい。
粉瘤とは
粉瘤とは角質や皮脂などの老廃物が、肌の下の袋状の組織にたまったものです。
老廃物が溜まると徐々に大きくなり、炎症や臭いなどの症状が出ます。ニキビとは異なり、時間経過と共に回復しないのが特徴です。粉瘤の初期症状はニキビによく似ています。小さなしこりのようなものができ、時間の経過とともに患部が盛り上がるのです。細菌感染により化膿し、強い痛みや腫れを引き起こすケースもあります。
袋状の組織がある限り再発の可能性が残されるため、除去する処置が必要となります。
粉瘤としこりニキビの見分け方
粉瘤とニキビにはいくつか異なる点があります。
ニキビの大きさは数ミリですが、粉瘤はしこりが半球状に数十センチの大きさになる場合があるのです。また、粉瘤はできものの中央に黒い点があり、押すと膿のような老廃物がでるのも特徴です。ニキビは臭いがないため、見分けるポイントになるでしょう。
ニキビがなかなか治らず、上記の特徴に当てはまる場合は皮膚科で診察を受けてください。
しこりニキビは
クリニックで治療しましょう
しこりニキビは、ニキビの症状が悪化して起こります。ニキビは毛穴に皮脂や汚れが詰まり、アクネ菌などの雑菌が増殖することで炎症します。炎症により壊れた組織を治すために肌細胞が過剰に生成されると、しこりとなり残るのです。
しこりニキビの予防には生活習慣の改善、適度な運動によるストレス発散、ホルモンバランスの変化を意識した生活が大事です。しかし、一度しこりニキビができてしまうとなかなかセルフケアでは治りません。ニキビ跡を残さずにきれいに治したいのであれば、美容外科クリニックでの治療がおすすめです。
渋クリでは医師の診察のもと、一人一人のニキビに合った治療方法をご提案します。まずは無料カウンセリングにお越しください。
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Before
After
施術名 | ケミカルピーリング |
説明 | 角質層~表皮上層を剥がれやすくし肌の入れ替えを促進する施術 |
副作用 | 発赤・熱感・痒み・痛み・ピリピリ感・乾燥など |
料金 | ¥5,500~¥22,000 |
Before
After
施術名 | ダーマペン+ヴェルヴェットスキン |
説明 | 極細針で肌に微細な穴を形成し有効成分を浸透させる施術 |
副作用 | 腫れ・赤み |
料金 | ¥9,800~55,000 |