ストレスでニキビがひどい!できる場所はどこ?特徴は?原因&治し方

ストレスニキビはおでこ、顎、口周り、お腹、腕、首など、体のさまざまな場所にできます。ストレスニキビの原因と特徴を理解し、ストレスを緩和する方法を知ると症状が改善するかもしれません。
この記事ではストレスと肌の関係や治し方、治療薬や漢方薬について紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
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ストレスでニキビができるのはなぜ?

ニキビにはさまざまな原因がありますが、ストレスはその一つです。ストレスが溜まると、体に以下の影響が出ます。
- 皮脂の過剰分泌
- 免疫力の低下
- 生活習慣が乱れる
- 胃腸の調子が崩れる
- ビタミンCが不足する
皮脂の過剰分泌
ストレスを感じると、アドレナリンやコルチゾールと呼ばれるホルモンが分泌され、皮脂の過剰分泌の原因になります。
ストレスにより交感神経が緊張するとアドレナリンが、ストレスに対抗するために副腎皮質からコルチゾールが分泌されやすくなるのです。過剰に作られた皮脂は毛穴に溜まりやすくなり、ニキビが生じるリスクが高まります。
さらに、肌の常在菌であるアクネ菌が皮脂を栄養に増加し、炎症や膿が生じる可能性があります。
免疫力の低下
ストレスにより自律神経のバランスが崩れるとIgAの分泌量が減少し、細菌から身を守る力が低下します。
IgAは口、呼吸器、鼻などの粘膜で分泌される免疫物質です。細菌や異物から体を守る働きがあります。免疫力が低下するとアクネ菌が増えやすくなりニキビが悪化する要因になるでしょう。
生活習慣が乱れる
ストレスにより疲れが溜まると、お酒の量が増えたり食欲が減ったりするなど生活習慣が乱れやすくなります。
アルコールの過剰摂取は毛細血管の拡張を招き、刺激された皮脂腺が皮脂を過剰分泌する恐れがあります。食事量が減ると肌に栄養が行き渡りません。反対に、暴飲暴食を招けば栄養が偏るでしょう。このように、生活習慣の乱れがニキビを悪化させニキビループに陥る一因になります。
胃腸の調子が崩れる
脳がストレスを感知すると交感神経などを通じて腸へ刺激が伝わり、下痢や痛みが生じます。
ストレスは腸管のバリア機能を低下させます。異物が粘膜内に侵入しやすくなり、肥満や肝機能障害だけでなく、肌へ悪影響を与えるでしょう。
また、胃腸の調子が悪くなると、食べ物を適切に消化できず肌に栄養が行き届かない恐れがあります。便秘が起これば老廃物の排出が滞り、血流に乗ることで肌の健康を損なうリスクも避けられません。
ビタミンCが不足する
ビタミンCはニキビ予防を始め、肌の健康を保つために欠かせない栄養素。
ストレスを感じるとアドレナリンが分泌されますが、アドレナリンが作られるにはビタミンCが必要です。ビタミンCは柑橘類やブロッコリーなどに多く含まれているため、食事から摂るよう意識しましょう。化粧水を選ぶときは、ビタミンC誘導体が含まれている製品を選ぶ方法もあります。
バリア機能が低下する
肌のバリア機能は皮脂膜により外部からの刺激を緩和する機能を指します。皮脂膜の具体的な役割は以下の通りです。
- 細菌や異物からの侵入を防ぐ
- 肌を滑らかにする
- 潤いを保ち、乾燥を予防する
- 物理的刺激から肌を守る
皮脂膜は弱酸性に保たれ、細菌や異物からの侵入を防いでいます。しかしストレスを感じると、この仕組みが崩れやすくなります。ストレスにより自律神経が乱れ、交感神経が活発化。血管が収縮して血流が悪くなり体温が下がりやすくなります。
体が冷えると肌のターンオーバーが乱れ、肌に充分な栄養素が届きにくくなり、肌のバリア機能が低下する恐れがあるのです。これにより、細菌など外部からの刺激から肌を守りにくくなり、ニキビにつながるでしょう。
ストレスニキビはどこにできる?
ストレス性のニキビは、おでこ、口周りなど顔を中心に、体のさまざまな部位で発生する傾向にあります。ただし、ストレス以外が原因で生じるケースもあります。
- ホルモンバランスの乱れ
- 直接的な刺激
- 栄養バランスや生活習慣の乱れ
「生理前である」「睡眠時間が少ない」「髪を下ろす機会が多い」など、人によりニキビの原因は異なります。ニキビができる理由は部位により違いがあるため、特徴を理解し対処しましょう。
おでこのニキビ
おでこのニキビはストレス以外に以下の原因でできやすいです。
- 睡眠不足
- 肌の乾燥
- 外部刺激
など
おでこは前髪の影響を受けやすい部位です。前髪の刺激から肌を守るために角質が厚くなり毛穴が縮小。ストレスの影響で皮脂の過剰分泌が起こると、毛穴が詰まりやすくなりニキビができやすくなります。
髪はほこりが付着しやすく、毛穴に細かな汚れが詰まるリスクがあります。整髪料が肌に合わないと、肌荒れが起きニキビが生じる可能性があるでしょう。ワックスやヘアスプレーの使用により肌のかゆみなどの異変を感じたら使用を控えます。肌に合わない整髪料を使い続けると、肌トラブルの原因になります。
口周りのニキビ
口周りのニキビはストレス以外に以下の原因でできやすいです。
- 睡眠不足
- 胃腸の不調
- 外部刺激
など
口周りは胃腸の調子が悪いとニキビが生じやすくなります。胃腸の動きが弱まると、消化不良になり老廃物の排出が滞ります。発生した有害物質が血液に乗り肌へ運ばれ、ニキビの原因になるでしょう。
また、必要な栄養が上手く吸収されず、肌に栄養が行き渡りにくくなります。腸内環境が悪くなると、免疫力が下がる恐れもあります。口周りの産毛をカミソリなどで処理する方は、肌が傷つきトラブルを起こす可能性があるため注意してください。
顎のニキビ
顎ニキビはストレス以外に以下の原因でできやすいです。
- ホルモンバランスの乱れ
- 肌の乾燥
- 外部刺激
- 生活習慣の乱れ
など
顎はヒゲが生える部位であり、男性ホルモンの影響を受けやすいです。ストレスなどの影響によりホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが優位になると皮脂の分泌が促されます。生理前に黄体ホルモンが分泌されても皮脂の過剰分泌が起こりやすくなります。
皮脂の分泌量が増えると毛穴が詰まりやすくなり、ニキビが生じやすくなるでしょう。顎は頬杖や産毛の処理でカミソリのダメージを受けやすいため気をつけてください。
お腹のニキビ
お腹のニキビはストレス以外に以下の原因でできやすいです。
- 衣類の摩擦
- 汗
など
衣服の摩擦や汗などの影響が考えられます。衣類の摩擦が刺激となり、肌の角質が厚くなると毛穴が小さくなり皮脂が詰まりやすくなります。汗による蒸れは雑菌の増殖を招き、アクネ菌が増えやすい環境になりやすいです。
お腹のニキビは胃腸の不調を関係があると考えがちですが、胃腸の調子が悪くなるとお腹にニキビができるとは限りません。ニキビではなく、皮膚掻痒症や蕁麻疹、アトピー性皮膚炎などの可能性があるため注意が必要です。お腹のニキビの治りが悪い、症状が悪化するなど違和感のある方は、早めに専門家へ相談します。
腕のニキビ
腕のニキビはストレス以外に以下の原因でできやすいです。
- 紫外線
- 肌の乾燥
- 汗による蒸れ
など
腕のニキビはストレス以外に、衣服の着用による蒸れや、肌の乾燥などが考えられます。
腕は紫外線の影響を受けやすい部位です。暑い季節に入り、半袖や水着を着用する機会が増えると、浴びる紫外線の量も増加します。肌への対策をせずに紫外線を浴び続けると、日焼けにより肌の乾燥を招きます。肌が乾燥すると潤いを補うために皮脂の過剰分泌が起こり、ニキビができやすくなるでしょう。
紫外線は肌のバリア機能を低下させたり皮膚がんなどの肌トラブルを招いたりするリスクがあるため、注意が必要です。
首のニキビ
首のニキビはストレス以外に以下の原因でできやすいです。
- ホルモンバランスの乱れ
- 紫外線
- すすぎ残し
など
首はストレス以外に、さまざまな刺激を受けやすい部位です。
見落としがちなのが、シャンプーやボディソープのすすぎ残しです。汚れや泡が肌に残ると毛穴に詰まり、ニキビができる可能性があります。
首は紫外線以外にも、マフラー、タートルネック、髪の毛などの外部刺激を受けやすいです。知らない間に首への刺激が増え、ニキビができるケースもあるため、日常生活の中で負担をかけていないか見直しましょう。
ストレスを軽減する対策法6選

ストレスの原因は日常生活に多く存在します。ストレスフリーな生活を送ることは難しいですが、ストレスを軽減する方法はいくつかあります。
ここからは、ストレス軽減法を6つ紹介します。
人との会話
人との会話は気持ちの整理に役立ちます。不安な気持ちや感情を吐き出すと、ストレスが発散されて心の余裕が保てます。会話が苦手な方は、電話やメール、手紙など、文字で伝えるのも良いでしょう。
十分な睡眠
睡眠時間を確保して心身の疲れを回復しましょう。
睡眠不足はイライラを招き、免疫力、思考力の低下などにつながります。仕事や家事が忙しくなると十分な睡眠を取りづらくなりますが、できる限り確保するよう意識しましょう。
質の良い睡眠をとるには、照明を暗くする、寝る前のコーヒーやお茶などカフェインが含まれる飲み物を控えるなど工夫します。入眠後3時間で成長ホルモンが分泌され、肌のターンオーバーが促されるため、ニキビの改善が期待できます。成長ホルモン
無理のない範囲の運動
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 」では、運動に取り組むとうつや不安の症状が軽くなり、総合的な幸福感を高めるのに役立つとされています。
ストレスの軽減に効果的な運動は、軽めのランニングやウォーキングなどの有酸素運動です。軽く汗ばみ身体が温まる程度の運動が理想です。運動は自律神経のバランスを整えるだけでなく、入眠の1~2時間前に行うと体温が徐々に下がり、質の良い睡眠が確保できます。友人などとウォーキングやスポーツを一緒に行えばコミュニケーションがとれ、ストレスの軽減が期待できます。
音楽を聴く・マッサージを受ける
好きな音楽やマッサージ以外にも、アロマを嗅ぐ、美味しいグルメを食べるなど、自由な時間を過ごすことでリラックスできる方もいるでしょう。自身にとってリラックスできることはなにか事前に把握し取り組んでくださいね。
ストレスコーピングを行う
ストレスコーピングは、ストレス対処法によりストレスのもとに上手に対処しようとすることです。自分の置かれている状況を適切に把握し、どのような方法で問題を解決するか意識し、実践することでストレスに対処しやすくなります。
ストレスコーピングには以下の種類があります。自分に合う方法でストレスに対処しましょう。
コーピングの種類 | コーピングの内容 | 具体例 |
---|---|---|
社会的支援検索型コーピング | 問題を抱え込まず、周りに働きかけて軽減する | 悩みを友人や家族に相談するなど |
問題焦点コーピング | ストレスのもとに働きかけ、解決を図る | 仕事がストレスの方が、転職をする、仕事量を調整する、休職するなど |
認知再評価型コーピング | ストレスのもとに対する考え方や捉え方を変える | ポジティブに考える、ほかの人の視点で考えるなど |
情動処理型コーピング | ストレスにより生まれた感情を誰かと共有する | 友だちに気持ちを話す、カウンセリングを受けるなど |
ストレス解消型コーピング | ストレスを外部へ発散する | 買い物、旅行、趣味に没頭するなど |
腹式呼吸を行う
腹式呼吸は、リラックス効果が期待できます。自律神経を整えて副交感神経を優位にするため、消化器への血流を増やし心拍数を下げることから、ストレスを軽減します。
以下に腹式呼吸法についてまとめました。
姿勢 | できるだけ座って行う 背筋を伸ばしお腹に手を当てながら行なう |
吸うとき | 鼻からゆっくり息を吸う お腹を膨らませる。おへその下に空気を溜めるイメージ |
吐くとき | 口から息を吐く 体の中の悪いものを出すイメージで、お腹をへこませる 吸うときの倍の時間をかけて吐く |
1日5回から始め、慣れたら10~20回ほど行うと効果が得やすいです。起きてすぐや日常生活でストレスを感じたときに適宜行なうと、自然と身体の緊張が解けリラックスしやすくなります。
ストレスニキビの治し方

ストレスニキビの根本的な解決をするためにストレス解消は重要です。しかし、一度できてしまったニキビはストレス解消をしてもなかなか改善しません。
ここでは、ストレスニキビをできるだけ早く治すための方法を紹介します。
薬を使う
皮膚科で処方される薬には個々の症状に合う成分が含まれているため、効果が期待できます。
ニキビ改善には以下のような薬が検討されます。
【飲み薬】
種類 | 効果 |
---|---|
ミノサイクリン ドキシサイクリン キシスロマイシンロ など | 細菌の増殖を防ぐ |
【塗り薬】
種類 | 効果 |
---|---|
クリンダマイシン /オゼノキサシン /ナジフロキサシン | アクネ菌の殺菌作用 |
アパダレン | 毛穴の入り口の詰まりを予防する |
過酸化ベンゾイル | アクネ菌の殺菌作用角質を剥がす |
市販薬の選択肢がありますが、部位によってはニキビではない可能性があるため注意してください。症状と薬の成分が適切でないと悪化する恐れがあります。
漢方を使う
ストレスニキビの改善に役立つ漢方には以下の種類が考えられます。
種類 | 効果 |
---|---|
清上防風湯 | かゆみの抑制膿の排出 |
荊芥連翹湯 | ニキビの炎症を抑える |
排膿散及湯 | 膿の排出黄ニキビの改善 |
十味敗毒湯 | かゆみ、腫れ、赤みの改善 |
ほかにも男性ホルモンを抑える芍薬甘草湯、血行を良くし月経不順にも効果が見込める温経湯など、さまざまな種類があります。症状にあわせて処方されるため、医師の指導のもと適切に服用します。
美容医療の力を借りる
なかなか治らないストレスニキビは美容医療により改善する可能性があります。
例えば渋クリでは以下のような治療方法を提供しています。
施術の種類 | 特徴 | 効果 |
---|---|---|
Vビーム | 赤い色素に反応するレーザーを照射する 赤ニキビ、赤ニキビ跡の治療に有効 ケミカルピーリングと併用すると、レーザーが浸透しやすい | アクネ菌の殺菌 皮脂の分泌の抑制 ニキビ肌の改善 |
ヴィーナスヴェルサ | IPLと呼ばれる特殊な光を照射する さまざまな肌トラブルを改善 | コラーゲンの生成を促す ニキビ、ニキビ跡の改善 赤ら顔、シミ、そばかす、毛穴の開きなどの改善 |
ポテンツァ | 細い針を刺し、高周波を照射する ダウンタイムがほぼゼロ ドラッグデリバリーシステムによる美容効果 | ニキビ、ニキビ跡の改善 肌のターンオーバーを促す コラーゲン、エラスチンの生成を促す 毛穴の開き、肝斑、赤み、たるみなどの改善 |
上記は一例です。ストレスニキビにお悩みの方へ、症状にあわせた治療方法を提案しています。気になる方は渋クリの無料カウンセリングへお越しください。
ストレスニキビを治し
理想の肌を手に入れる
ストレスはニキビの原因の一つです。肌のバリア機能や免疫力を低下させ、皮脂を過剰に分泌するなどの影響を及ぼし、ニキビの発生につながります。
ストレスをなくすことが予防になりますが、日常生活にあふれるストレスをなくすのは難しいです。人と話す、質の良い睡眠をとる、ストレスコーピングを行うなど、ストレスの緩和がニキビの予防になります。
ニキビの原因はストレスだけでなく、生活習慣の乱れや乾燥肌、外部からの刺激などさまざまです。ニキビではなくほかの原因が隠れている可能性もあるため、症状が悪化する、なかなか治らない方は医療機関への相談を検討しましょう。
渋クリでは肌トラブルにお悩みの方へ無料でカウンセリングを実施しています。オンラインでも対応できるので、ぜひお気軽にご相談ください。
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