【医療従事者監修】フェイスラインにニキビができる原因！治らないニキビの治療、解決策を紹介

フェイスラインのニキビは顔の中でも目立ちやすく、早く治したいと考える方が多いのではないでしょうか。一度できたフェイスラインのニキビは治りにくいため、早めの対策が必要です。

ここでは、フェイスラインにできるニキビの原因や解決策について解説します。

大人ニキビはフェイスラインにできやすい

大人ニキビは、顔の中でも特に乾燥しやすく皮脂の少ないフェイスラインにできやすい傾向にあります。

大人ニキビができる原因は、乾燥や生活習慣の乱れなどです。ターンオーバーが乱れることでバリア機能が低下します。そして、毛穴詰まりを引き起こしてニキビが発生します。

ちなみに、思春期ニキビとの違いは発生原因にあります。成長期でもある思春期は、ホルモンバランスが変化しやすく皮脂分泌が過剰です。毛穴自体も成長過程で未発達であるため、大人よりも皮脂が溜まりやすくなり、ニキビができやすくなります。

一方、大人や思春期など、年齢を問わず気をつけたいのが「ニキビループ」です。ニキビループとは、治ったと思ったニキビが再びできてしまう状態を指します。下の図表では、大人や思春期ニキビはステップ1に当たります。

ニキビループにならないよう、ニキビの原因や状態に合った適切なアプローチで早めに治療することが大切です。

フェイスラインにニキビができてしまう原因

• ホルモンバランスの乱れ
• 肌の乾燥
• 間違ったスキンケア
• 生活習慣の乱れ
• ストレス
• 髪やカミソリなどによる外的刺激

フェイスラインにできる大人ニキビは、上記のようにさまざまな理由が原因で起こります。ここでは、フェイスラインにできるニキビの原因について特徴を紹介しますので、参考にしてください。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れることで、大人ニキビができやすくなります。

ホルモンバランスの乱れにつながる原因には、以下のようなものがあります。

• 睡眠不足
• ストレス
• 生理中

生理中は、皮脂分泌を促進させる「プロゲステロン」と呼ばれるホルモンが増加するため、ニキビができやすくなります。生理によるホルモンバランスの乱れは防げませんが、睡眠不足やストレスを溜めないようにするなどの対策は必要です。

肌の乾燥

肌が乾燥すると、ターンオーバーが乱れ、古い角質が残り続けることで毛穴が詰まり、ニキビができやすくなります。

特に乾燥は、生活習慣の乱れや保湿ケアが不足しているなどで起こりやすくなります。そのため、保湿対策やバランスの整った食事を行なうなど、日頃から対策を実践することで、フェイスラインにできやすいニキビを予防できるでしょう。

間違ったスキンケア

間違ったスキンケを続けると、肌を傷つけてしまい、ニキビができやすくなります。

スキンケアで肌ダメージにつながりやすいのは、クレンジングや洗顔です。メイクや汚れを綺麗に落とそうと意識するあまり、ゴシゴシと擦り過ぎてしまうと、刺激が加わりターンオーバーが乱れてしまいます。できる限り直接手が触れないようなスキンケアを行うなどの対策が必要になります。

生活習慣の乱れ

食生活が乱れると、皮脂が過剰に分泌されたり、ターンオーバーが乱れたりしてニキビの発生につながります。

食べ物に関しては、特に以下のような食材が要注意です。

• 油分の多い食事
• インスタント系の食材
• お菓子

上記の食材を食べすぎると、皮脂が大量に分泌されるため、ニキビができやすくなります。外食が多い方は、油っぽいものを取りすぎていないかバランスを意識してみてください。

ストレス

ストレスが溜まりすぎると、自律神経が乱れると、ニキビが起こりやすくなります。

一方で、ストレスのない生活を行うことは、対策としてはあまり現実的ではありません。そのため、日頃からストレス発散できる方法を自分なりに作っておくことが大切です。映画を観る、ボーッとするなど、ご自身に合った方法を探してみましょう。

髪やカミソリなどによる外的刺激

顔の中でも特に、フェイスラインは髪の毛やカミソリなどの外的な刺激を受けやすく、ニキビが発生しやすくなります。

• 髪の毛が触れる
• ひげそりを行う
• 頬杖をつく
• マフラーやタートルネックの衣類が触れる

上記のように、フェイスラインに加わる外的刺激はさまざまです。

刺激につながる行動を行わないことがベストではありますが、やむを得ないケースもあります。そのため、髪やマフラーが触れたあとは保湿ケアを丁寧に行うなど、刺激のあとの対策を心がけると良いでしょう。

フェイスラインのニキビを予防するには？

• 紫外線対策を行う
• 保湿をする
• クレンジングをしっかり行う
• 正しく洗顔をする
• 生活習慣を見直す
• 髪が顔にかからないようにする
• 肌に触れる布類を清潔に保つ
• カミソリの刃をこまめに変える
• ストレスを発散する

フェイスラインにできるニキビはニキビループを起こしやすく、繰り返す場合があります。ニキビを発生させないための方法を紹介しますので、実践しやすいものから取り入れてみてください。

紫外線対策を行う

日焼け止めクリームをこまめに塗るなどの紫外線対策を行なって、フェイスラインのニキビを予防しましょう。

紫外線ダメージが影響で肌の乾燥が強まると、バリア機能が低下してニキビができやすくなります。曇っているなど、日差しが強くない天候や季節であっても、紫外線は変わらず降り注いでいます。そのため、外出時はできる限り日焼け止めを塗布し、紫外線対策を心がけてください。

保湿をする

肌の乾燥によるバリア機能の低下がニキビの発生につながるため、保湿ケアを心がける必要があります。

化粧水だけでなく、保湿クリームや乳液も忘れずに使用してください。使用するスキンケアアイテムは、さっぱりとしたローションやジェルタイプなどがおすすめです。バームやクリームタイプなどのアイテムを使うと、フェイスラインのニキビができやすくなる可能性があります。

保湿ケアを行う場合は、つけ心地を意識して選んでみてください。

クレンジングをしっかり行う

クレンジング剤が肌に残ったままだと、メイク汚れとして毛穴に詰まるため、洗い残しがないようしっかりと洗顔してください。

フェイスラインは、顔の中でもメイクが残りやすいだけでなく、洗い残しが起こりやすいエリアでもあります。どちらにしても、肌に残ることでニキビにつながるため、すすぎ残しがないか鏡でしっかりとチェックしましょう。

正しく洗顔をする

適切な洗顔を行えば、肌への刺激が抑えられて皮脂汚れも除去できるため、フェイスラインにできやすいニキビを予防できます。

洗顔のポイントは、泡で洗顔することです。肌と手の間に泡ができた状態で、手で直接触れないよう転がす感じで洗顔します。泡を肌に長時間置いてしまうと、必要な皮脂まで除去してしまうため、短時間で洗い流してください。

生活習慣を見直す

食生活などの生活習慣を見直すことで、ニキビになりにくい肌を身体の内側から作れるでしょう。

皮脂の過剰分泌につながりやすい、脂っこい食べ物は控えたり、野菜を意識して摂ったりするなど、バランスを意識する必要があります。また、質の良い睡眠を取ることも大切です。睡眠時間だけでなく、同じ時間帯に眠るよう意識することで、肌のターンオーバーの改善化が図れます。

髪が顔にかからないようにする

髪がフェイスラインにかからないようにするなど、肌に直接触れないよう意識してみてください。

髪が不潔な状態のままだと、フェイスラインに細菌が付着することで、ニキビができてしまうかもしれません。髪が長い方はできる限り結んだり、毎日しっかりと髪を洗ったりして、清潔を保つ必要があります。

また髪以外にも、頰杖をつく癖がある方は、直接触らないよう心がけましょう。

肌に触れる布類を清潔に保つ

肌に触れる可能性があるものが汚れていると、細菌がフェイスラインに付くことでニキビができやすくなるため、清潔を保つよう心がけてください。

特に眠っている間は、無意識にフェイスラインが寝具に触れてしまう可能性があります。そのため、枕カバーやシーツなどは定期的に洗濯したりクリーニングを行なったりするなど、綺麗にしておきましょう。

カミソリの刃をこまめに変える

髭剃りをカミソリで行う方は、定期的に刃を交換することでニキビ予防につながるでしょう。

カミソリは、使い続けると刃こぼれし、切れ味が悪くなります。刃の切れ味が悪くなると、何度も剃る必要があるため、その分肌に刺激を加えてしまいます。1回で綺麗に剃れるように、肌への刺激をできるだけ抑えるよう努めてください。

ストレスを発散する

ストレスの発散は、自律神経の乱れを整えるため、ニキビ予防につながります。

ストレスが溜まり過ぎると肌のバリア機能が低下するため、フェイスラインにニキビができやすくなります。適度に運動したり、趣味に没頭したりするなど、自分なりのストレス発散法を実践してみてください。悩みがあれば、人に話すなどの方法もおすすめです。

クリニックで受けられるニキビ治療

• 重症ニキビ治療内服薬(イソトレチノイン)
• ケミカルピーリング
• フォトフェイシャル
• イオン導入

セルフケアでなかなか良くならないフェイスラインのニキビは、クリニックの治療で綺麗に治せます。ここでは、渋谷美容外科クリニックが提供するニキビ治療について、くわしくご紹介します。

重症ニキビ治療内服薬(イソトレチノイン)

イソトレチノインとは、ニキビに有効な内服治療薬です。1日2カプセルを食後か食事中に服用します。

イソトレチノインの効果についてくわしくみていきましょう。

• 皮脂の過剰分泌を抑える
• アクネ菌への抗菌作用
• 抗炎症作用

上記のような作用があることから、重症なニキビへの効果が期待できます。ただし、以下に当てはまる方は服用が行えません。

• 妊娠中の人
  ※女性：投与中と投与後半年の避妊
  男性：投与中と投与後1ヶ月の避妊が必要
• 授乳中の人
• 成長期の人
• 肝機能障害のある人
• 心疾患や精神疾患のある人
• コレステロールや中性脂肪の高い人
• ビタミンA過剰症の人

ビタミンA過剰症の方が服用できないのは、イソトレチノインがビタミンAの成分を含んでいるためです。イソトレチノインでの治療を希望している方は、上記に当てはまらないかチェックした上で、検討してみてください。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、皮膚表面に化学薬品を塗り、古い角質や汚れを浮かせて取り除く治療です。

安全性に優れた薬剤を使用しているため、肌に悪影響を及ぼす心配はありません。ターンオーバーが正常になるため、ニキビが改善されて、綺麗な肌が手に入るでしょう。美白効果が期待できるため、肌のくすみが気になる方にもおすすめです。

フォトフェイシャル

フォトフィシャル(ヴィーナスヴェルサ)とは、IPLと呼ばれる光を肌に照射して、ニキビを改善させる治療法を指します。

肌に光を当てることで、コラーゲンが生成され、ニキビなどの肌トラブルの改善につながります。一方で、以下に当てはまる方はフォトフィシャル(ヴィーナスヴェルサ)の治療を受けられないため注意してください。

• 妊娠中の人
• 授乳中の人
• 糖尿病やアルコール中毒の人
• 過度に日焼けをしている、もしくはされる予定の人
• てんかん発作の既往歴がある人

IPLは肌トラブルの原因となるエリアにしか反応しないため、正常な肌は傷つけません。効率的にニキビを改善させたい方におすすめの治療です。

イオン導入

イオン導入は、ビタミンCやAなどの水溶性成分を、電流を使って肌の奥まで浸透させる治療法です。

自宅で行うような保湿ケアでは、肌の奥までビタミン成分を浸透させられません。しかし、イオン導入であれば、ニキビの殺菌や保湿ケアに効果があるビタミン成分を肌の奥の真皮まで行き渡らせられます。そのためターンオーバーが整い、ニキビの改善につながります。

フェイスラインにできた気になるニキビはクリニックで綺麗に治せる！

フェイスラインのニキビは大人にできやすく、生活習慣やホルモンバランスの乱れなどが主な原因です。

規則正しい生活や正しいスキンケアを行うなど、日々の生活を見直すことで予防できますが、進行しすぎたニキビの改善は難しいかもしれません。

フェイスラインにできた気になるニキビは、短期間で綺麗に治せるクリニックでの治療がおすすめです。どのような治療が適しているのか実際に試してみたい方は、渋クリが行う施術体験プログラムを受けてみてはいかがでしょうか。

一度くわしい話を聞いてみたい方は、お気軽に渋クリの無料カウンセリングをお申し込みください。