背中ニキビ・ニキビ跡がひどい！治し方は？色素沈着を消す市販薬はある？

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背中ニキビができる原因

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ニキビは皮脂や古い角質が毛穴に詰まりできますが、毛穴が詰まりやすくなる原因はさまざまです。

ここでは、背中ニキビの主な原因を紹介します。

睡眠不足

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背中ニキビに限らず、睡眠不足はニキビの原因のひとつです。

睡眠中は傷ついた組織を修復する成長ホルモンが分泌され、新陳代謝が活発になります。睡眠時間が足りないと背中に限らず肌荒れを起こしやすくなります。

偏った食事

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栄養バランスの偏った食事は背中ニキビの原因になります。

以下の成分が含まれた食べ物を摂りすぎると肌に悪影響を及ぼす可能性があります。

成分	理由	含まれている食べ物
脂質	皮脂の過剰分泌代謝にビタミンBが消費される	揚げ物、ファストフード、スナック菓子など
糖質	皮脂の過剰分泌代謝にビタミンB、ミネラルが消費される	白米、パン類、イモ類、麺類、春雨、アルコール、砂糖入りの菓子など
カフェイン	利尿作用により、肌に必要な栄養素を排出してしまう	コーヒー、チョコレート、エナジードリンク、緑茶など
カプサイシン	胃腸機能の低下必要な栄養素を吸収できなくなる	唐辛子など
塩分	新陳代謝の低下塩分濃度の維持のため、肌の水分が体内へ移動する	醤油、みそ、塩などの調味料

ワサビ、こしょう、からしなどの刺激物の摂りすぎは胃腸に負担をかけるため注意してください。アルコールは分解のためにビタミンB1が消費されてしまいます。利尿作用もあるため過剰摂取は控えます。肌への悪影響を懸念し、脂質や糖質などを避けすぎるのも栄養バランスが偏る原因になるでしょう。食事全体の栄養バランスを意識するのが大切です。

皮脂の過剰分泌

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背中は身体のなかでも皮脂分泌量が比較的多い部位のため、ニキビができやすい部位といえるでしょう。

睡眠不足、偏った食生活、肌の乾燥などが原因で皮脂の分泌量が増加します。背中は目視が難しい部位のため、生活リズムの乱れにより、気づかないうちに生じている可能性があります。

背中の保湿ケア不足

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背中は手が届きにくく保湿ケアを怠りやすい部位です。保湿ケアが不足して乾燥すると、肌表面から水分が失われ肌のバリア機能が低下しやすくなります。

肌に潤いを与えるために皮脂が過剰に分泌されやすくなり、背中ニキビができてしまうのです。

蒸れや汗

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背中は衣類に覆われている時間が長いため蒸れやすく、汗により雑菌が繁殖すると背中ニキビが発生する恐れがあります。

冬場のヒートテックは吸湿発熱に優れる繊維が使われており、水分を吸収しやすく肌に必要な水分を奪ってしまいます。肌の水分が失われ乾燥肌になり、肌のバリア機能が低下し、外部刺激による影響を受けやすくなるでしょう。

吸湿性には限界があり、汗の吸収後に背中が蒸れてニキビができやすくなる恐れもあるため気をつけてください。

衣類などによる刺激

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背中はさまざまな刺激を受けやすい部位です。刺激を受けると、肌は角質を厚くして守ろうとします。毛穴が小さくなり詰まりやすくなるでしょう。

具体的には以下の刺激が考えられます。

• 衣類の摩擦
• 体を洗うときの刺激
• 寝具の擦れ

背中は衣類に覆われる部位であり、繊維による刺激や摩擦を受けやすいです。チクチクとした感触を無視し、服のデザインのみを重視して着用すると、背中が刺激を受け続け、ニキビができやすくなります。

入浴中に体を洗うとき、背中は手が届きにくいためナイロンタオルやブラシなどを使いゴシゴシ擦る方がいます。肌を強く擦ると負担になりため、角質が厚くなりやすいです。

睡眠中の寝具の摩擦が、気づかないうちに背中の負担になるリスクがあります。

洗い残し

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背中は洗いにくく汚れが残りやすい部位です。

汚れやすすぎ残したボディソープの泡で毛穴が詰まると、ニキビができやすくなります。シャンプーを洗い流した後に背中に残るケースもあるため、頭髪に汚れがなくても背中にすすぎ残しがないか注意が必要です。

ストレス

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ストレスは自律神経を乱しやすいです。交感神経が優位になり、血管が収縮し血行不良を招く恐れがあります。

肌の温度が下がると肌のバリア機能が低下しやすくなり、ニキビができる原因になります。自律神経の乱れは肌が新しく生まれ変わるサイクルである、肌のターンオーバーを乱しやすくなるでしょう。肌表面の古い角質や汚れが上手く排出できなくなり、毛穴に汚れが詰まりやすくなります。

ストレスはホルモンバランスを乱し、男性ホルモンを優位にします。男子ホルモンは皮脂の過剰分泌を促すため注意が必要です。ほかにも睡眠不足、暴飲暴食、胃腸の機能の低下などを引き起こし、肌の健康を損なう可能性があります。

背中ニキビ・ニキビ跡に対して
自宅でできるケアや対策

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軽症の背中ニキビや、赤みや色素沈着によるニキビ跡はセルフケアにより症状が軽くなる可能性があります。

重症ニキビ、ひどいクレーターやケロイドはセルフケアで治すのは難しいです。気になる方は医療機関を受診してください。

生活習慣を見直すことで、肌のターンオーバーを正常に促し、ニキビやニキビ跡を改善できる可能性があります。肌のターンオーバーは、肌が生まれ変わるサイクルです。肌の表面から古い角質を排出し、新しい肌に生まれ変わることで健康を保ちますが、偏った食事や睡眠不足で乱れやすくなります。

栄養バランスの取れた食事がニキビ対策では大切です。ビタミンB・C・A・Eやミネラルを多く含む食事を心がけ、甘いものや脂っこいものを控えるようにします。ビタミンは肌の老化防止、皮脂分泌の抑制、肌のハリツヤを維持するなど、肌に欠かせない栄養素だと言えます。甘いものや脂っこいものは糖質や油分の過剰摂取につながり、皮脂の分泌を促すため注意が必要です。良質な睡眠も肌トラブルの改善が期待できます。入眠後3時間で肌の代謝を促す成長ホルモンが分泌され、ニキビ跡の改善が期待できます。

ストレスを完全に無くすのは難しいですが、休養や適度な気晴らしを意識しストレス軽減を心掛けましょう。

趣味に没頭する、旅行をする、友人と話すなど、自分に合う方法で発散します。気持ちが上向く自分磨きのエステやマッサージなども有効です。ウォーキング、ジョギングや水泳といった有酸素運動はストレス解消に役立つだけでなく、肌の血行を良くし、必要な栄養素を届けます。入眠の1～2時間前に軽く運動を行うと、体温が徐々に入り良質な睡眠につながりやすくなります。

ニキビが気になる背中は保湿も行いましょう。ニキビ跡のケアには以下の成分が含まれる化粧水が適しています。

成分	期待できる効果
ビタミンC誘導体	皮脂の抑制 ニキビの炎症を抑える
イソフラボン	保湿効果 肌の健康を維持する
フラーレン	メラニンの生成を抑制 ニキビの予防
トコフェロール	抗酸化作用 肌のターンオーバーを促す
パントテン酸	肌のターンオーバーを促す

有効成分が含まれた化粧水を購入しても、背中は目視が難しく上手く保湿できない可能性があります。背中を保湿しやすいスプレータイプの化粧水が販売されているため、使いやすいものを選びます。

白ニキビ、黒ニキビの症状が見られるときは、オロナインや市販薬の使用で改善する可能性があります。

赤ニキビは抗炎症作用があるもの、黄ニキビには抗生物質の選択肢がありますが、症状がひどいときは医療機関を受診してください。

下着や服は、通気性や吸水性に優れた肌に優しいものを選びましょう。

また、洗剤や柔軟剤が肌に合わないケースもあります。柔軟剤に変えたらニキビが増えた方は肌に合わない可能性があるため、他のものを使用してください。

洗浄力が強すぎるボディソープは肌への刺激になったり必要な皮脂を流したりする恐れがあります。ボディソープを洗浄力の弱いものに変更して様子を見ましょう。ボディタオルやスポンジも柔らかく低刺激のものを選びます。

放置すると跡に！
背中ニキビ跡の種類

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背中ニキビの跡を改善するには
美容クリニックへ

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背中ニキビに似ている症状

背中にできる小さな赤みのあるブツブツが全てニキビなであるとは限りません。症状を確かめ、適切な治療方法を選びましょう。

どれも一見、背中ニキビとよく似た症状で見分けがつきにくいため、自分で判断せず医療機関で適切な治療を受けましょう。

毛包炎

毛包炎とは、毛穴にマセラチア菌や黄色ブドウ球菌などの細菌（カビ）が侵入して起こる炎症です。胸や背中など広範囲にニキビより小さなポツポツができます。

軽症であればセルフケアでの改善が期待できますが、悪化すると抗菌薬の外用や服用が必要になるため、早めに医療機関を受診しましょう。

粉瘤

粉瘤とは、皮下にできた袋の中に皮脂や角質が溜まってできた良性の腫瘍です。

最初は大きめのニキビ程度の大きさですが、皮脂などが溜まり巨大化すると10cm以上になるケースもあります。根本的な治療には手術が必要です。背中にニキビよりも大きなしこりがあり、臭いが気になるときは粉瘤の可能性があります。

虫刺され

蚊やダニなどの害虫に刺されると、発疹やかゆみ、痛みが発生します。刺した虫の種類と刺された人の体質により患部の大きさは異なります。

ニキビとの判別方法は、患部に刺された痕が確認できるかどうかです。虫刺されは外用薬を使用し様子を見れば自然と軽快する可能性がありますが、症状が強い場合は医療機関への受診が必要です。

背中ニキビに関するよくある質問

ここでは背中ニキビに関するよくある質問に答えます。

背中に大きいニキビができるのはなぜ？

背中は皮脂腺が多い部分のため毛穴が詰まりやすく、アクネ菌などの増殖で炎症が起こると目立つため、大きいニキビができたと感じやすいです。背中のニキビがでかいと感じるときは、ニキビ以外の症状である可能性があります。

ニキビ以外には以下のような症状が考えられます。

• 粉瘤
• 脂肪腫
• 疣贅
• 色素細胞母斑

背中にニキビがあっても医療脱毛はできる？

ニキビの状態によります。脱毛が可能か、ニキビ治療を優先するか医師が判断し、施術方針を決定します。

ニキビが広範囲に広がっている、炎症が強いときには脱毛を延期する可能性があるため、注意してください。ニキビを避けて医療脱毛を行う方法もありますが、医師の判断によります。

背中のニキビ跡を消す効果がある市販薬は？

色素沈着は種類によっては市販薬で薄くなる効果が期待できます。以下のような成分が含まれる市販薬を選びます。

• ビタミンC
• ビタミンE
• ビタミンC誘導体
• L-アスコルビン酸
  など

ビタミンCには肌の赤みの抑制や、メラニン色素の生成を抑える効果が、ビタミンEは茶色や赤みのあるニキビ跡を改善する効果が期待できます。ビタミンC誘導体とL-アスコルビン酸はメラニン色素の生成を抑制する働きがあります。ただし、市販薬は医療機関で処方される薬と比べて効果が弱い傾向です。効果が見られない場合は医療機関へ相談してください。

また、クレーターやケロイドを市販薬で治すのは難しいです。セルフケアでの対応は難しいため、医療機関を受診してください。クレーターは真皮層までダメージが及んでいます。市販薬では真皮層までアプローチは難しいため、医療機関での治療が必要です。ケロイドは体質や遺伝的な要因から生じる可能性があり、市販薬での治療は限界があるでしょう。ケロイドの治療薬には内服薬トラニラストがあります。国内で唯一、保険適応のうえ処方されている薬で、ケロイドの原因である皮膚線維細胞の増殖を抑える効果が見込めるのが特徴です。ほかにもステロイド軟こうやテープ、圧迫療法などが考えられます。

背中ニキビや跡を改善するには
クリニックでの治療が大切

背中ニキビができる原因は、皮脂の過剰分泌、睡眠不足、石鹸の洗い残しなどさまざまです。

症状が気になるときは生活習慣の乱れを正し、背中を十分に保湿して乾燥や刺激から肌を守ることが大切です。背中ニキビを放置すると、ニキビ跡や色素沈着が生じ、クレーターやケロイドになると自分の力で治すのは難しくなります。

背中ニキビは別の疾患が隠れている可能性もあり、粉瘤や毛嚢炎、内臓疾患が原因のケースもあります。ニキビがなかなか治らない、症状が悪化する、痛みがあるなど、異変を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。

背中ニキビは、専門医による適切な治療で改善が期待できる症状です。市販薬での治療など自宅での日々のケアでも改善が見られない場合は、クリニックへの相談がおすすめです。

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