レーザー脱毛すると肌荒れする?原因や対処法、クリニックの選び方

肌荒れしやすいと、レーザー脱毛を受けて悪化したらどうしようと悩む方がいらっしゃるかもしれません。今回は、レーザー脱毛で肌荒れが起こる原因や対処法について解説します。肌荒れを予防するためのクリニック選びについても紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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レーザー脱毛で肌荒れする原因

毛嚢炎(もうのうえん)
・赤み
・かゆみ
・やけど

レーザー脱毛による熱の刺激によって、上記のような肌荒れが起こりやすくなります。毛嚢炎(もうのうえん)は、毛穴の奥にある「毛包」と呼ばれるエリアに炎症が起きた状態を指します。

医療レーザー脱毛は、メラニン色素への反応と熱を利用してムダ毛にダメージを与える仕組みです。そのため、毛包周囲にレーザー熱などの影響で傷ができ、そこから細菌感染を起こすことで発症します。表皮ブドウ球菌や、黄色ブドウ球菌と呼ばれる皮膚の常在菌が主な原因です。

レーザーを浴びた後の皮膚は、常在菌によるバリア機能が一時的に低下します。その際に、普段は特に悪影響の少ないブドウ球菌が、ダメージを受けた毛包に入り込むことで、毛嚢炎を引き起こします。

毛嚢炎は、赤くて小さなぶつぶつや、膿のある発疹ができるのが特徴です。過度に心配する必要はありませんが、アフターケアの方法によっては悪化することも考えられるので気をつけましょう。

毛嚢炎とニキビの違い

毛嚢炎とニキビの違いとして、原因菌と発症原因が挙げられます。

毛嚢炎ニキビ
原因菌ブドウ球菌(真菌が原因の場合もまれにある)アクネ菌
発生原因毛包が傷ついて細菌が侵入する・アクネ菌の繁殖
・ホルモンバランスの乱れ
・皮脂の過剰な分泌

毛嚢炎は、主にブドウ球菌が原因で起こりますが、ニキビの発生原因はアクネ菌です。どちらも同じ常在菌ではありますが原因菌が違うため、ニキビ治療薬を使用しても効果が得られない点に注意しておきましょう。

レーザー脱毛で起こりうる肌荒れ

レーザー脱毛で施術を行うと、カミソリや毛抜きなどによる自己処理がいらなくなるため、長期的にみると肌荒れしにくくなります。

しかし、施術直後はレーザー脱毛の熱ダメージにより肌荒れする可能性がある点を理解しておかなければなりません。

レーザー脱毛は、毛の黒い色素であるメラニンに反応する性質があります。毛乳頭や毛母細胞、バルジ領域などのムダ毛を作る細胞や発毛組織をレーザーの照射熱で破壊することで脱毛させる仕組みです。

レーザー脱毛は、ムダ毛だけではなく周囲の肌に反応することもあります。レーザー熱が、周囲の肌にもダメージを与えた場合、毛嚢炎などの肌荒れが起きてしまいます。

また、レーザー脱毛を繰り返して徐々に毛が細くなると、同じ出力では発毛組織を破壊できなくなり、照射出力を引き上げる必要があります。照射出力を引き上げると、肌荒れが起こる可能性も高くなるため、今まで肌荒れが起きなかった人でもかゆみや炎症などの症状が起きる可能性があります。

レーザー脱毛で肌荒れしやすい箇所

施術のよるレーザー熱の影響で、赤みなどの肌荒れが起こりやすくなります。特に、顔やワキ、VIOなどの部位は、他のエリアよりも肌荒れしやすくなります。

それぞれの部位で肌荒れが起こりやすくなる理由について詳しくみていきましょう。

顔の皮膚は他の部位よりも薄いため、レーザー脱毛のダメージによる赤みが起こりやすくなります。

また、顔は紫外線が直接当たりやすい部位です。施術によるレーザー熱の影響で、皮膚のバリア機能が低下すると、通常よりも日焼けしやすくなり、乾燥から肌トラブルにつながる可能性があります。

日焼け止めを塗り、日傘を使用するなど紫外線対策を行うことで、肌荒れのリスクを減らせるでしょう。

ワキ

ワキは濃くて太いムダ毛が密集して生えているため、レーザー熱が反応しすぎることで肌荒れが起こりやすくなります。

特に、起こりやすいのは皮膚の赤みです。2〜3日中には自然とおさまりますが、放置しておくと色素沈着の原因になります。

保冷剤などで肌を冷却したり、軟膏を処方してもらったりすると良いでしょう。

VIO

バリア機能が低下したVIOに対して肌着による摩擦が加わることで、赤みやかゆみを引き起こすことがあります。

VIOは顔同様に、皮膚が薄くデリケートな構造です。脱毛による熱でダメージを受けるだけでなく、ムダ毛がなくなり肌着と肌が直接触れ合うことで刺激が起こります。そのため、施術後は保湿を心がけて乾燥を避けるようにしましょう。

また、締め付けるような下着を着用するのも避けた方がよいでしょう。下着の摩擦は少なからず肌に影響を与えるため、通気性が良いものを着用するのがおすすめです。

また、施術後に入浴やサウナ、激しい運動、飲酒など血行が良くなる行動をすると赤みやかゆみが強まります。施術が終わって半日ほどは、血行が良くなる行動は避けて安静に過ごしましょう。

レーザー脱毛で肌荒れしたときの対処法

肌荒れのタイプ対処法
赤み・照射部位を保冷剤や冷たいタオルで冷やす
かゆみ・掻かずに肌を冷やす
やけど・患部の冷却、薬を処方してもらう
毛嚢炎・潰さない、薬を処方してもらう

炎症を起こしている箇所は、これ以上悪化させないためにもなるべく触らないことが重要です。

かゆみや赤みが気になって、引っ掻いたり触ったりしてしまうと炎症が悪化して、色素沈着が起こる危険性があります。症状が悪化する場合は、すぐに施術を受けたクリニックや皮膚科を受診して、薬を処方してもらいましょう。

レーザー脱毛による肌荒れを防ぐ方法

レーザー脱毛への肌の耐性には個人差がありますが、できる限り肌荒れを起こさないための予防法がとれれば、トラブルが起きた場合も安心です。

カウンセリングが丁寧で、アフターケアがしっかりしているクリニックを選べば、何か起きた場合にも適切な対応を迅速に行ってくれるでしょう。

肌荒れしていてもレーザー脱毛を受けられる?

レーザー脱毛の施術前にすでに肌荒れしている場合は、炎症が起きている部分は脱毛できません。炎症部位を避けて、施術を行います。

施術前のカウンセリングで、ムダ毛の状態だけでなく肌質チェックを行い、レーザーを照射しても問題ないか総合的に医師が判断します。

レーザー脱毛による肌荒れを防ぎたいなら渋クリがおすすめ!

レーザー脱毛による熱の影響で、肌の赤みやかゆみ、毛嚢炎などが起こる可能性があります。

顔やワキなど、肌が薄かったりムダ毛が太くて濃かったりするエリアは、レーザーの影響を受けやすいため注意が必要です。肌を冷やすなどの対策で改善しない場合には、すぐにクリニックを受診しましょう。

また、レーザー脱毛による肌荒れを予防するために、施術を受けるクリニック選びも大切です。渋クリでは照射後に肌のアフターケアを無料で行っています。

カウンセリングでも肌状態を丁寧に診察しますので、レーザー脱毛を検討している人はお気軽にご相談ください。

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